推しが武道館行ってくれたら死ぬ を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
遂にやってきた、せとうちアイドルフェス。
勝負を前に気合の入るCham Jamであったが、大黒柱・五十嵐れおが揺れる。
まだまだ遠い道だけど、いつかは目指せ武道館ッ!
そんな推しの奮戦に、オタクが吠える湧き上がる。
嗚呼。君のためなら死ねるッ!
そんな感じの、ローカルアイドルファンタジック群像劇最終回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
色々アレンジも入っていますが、アニメとして届きやすい形、盛り上がる展開、心地よい収まりでしっかりまとめてくれて、いい最終回だった…。
1クールの間に、何回も”これ”を言える。贅沢なアニメだったな…。
お話はメイちゃんの”圧”で揺らいだれおを、Chamの”今”が支える展開を軸に、ドルとオタクの現状到達点をリリカルに切り取る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
OKAYAMAは相変わらず最高に綺麗な場所で、まだまだ続いていく熱量と勢いも感じられ、爽やかな最終回でした。
続きへの色目見せつつ、綺麗にまとめたなぁ…。
さて、”五十嵐れお”ですけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
彼女がCham無敵のセンターでありリーダーでありエースだってことも、一人間として過去と傷を持ち、いつでも震えているってことも、このアニメは切り取っていました。
出来ることしか出来ない。努力は必ずしも報われない
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そんな厳しさに、アイドルの先輩として向き合い続け、くまささん達のエールを支えに歩き続けた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
れおの背中があるから、舞菜もウジウジ自己評価に悩み、引っ込み思案の殻を被りつつ、結構熱結アイドルやっとるわけです。
私たちのセンターは、完璧な機械なんかじゃない。
空音がかつて『ずっと近くにいるから理解っちゃった』ことを、Chamは皆知っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
だからあーやは『危機感持てよ!』って怒ったし、メンバーもそれで気合が入った。ガチな空気の時こそ、腕まくりして前に出る横田さんが、俺は好きだよ…。
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舞菜の朝練にしても、優佳の握り拳にしても、人気投票がメンバーに与えたポジティブな影響ってのはデカい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
クライマックスに向けて話を盛り上げつつ、過去エピソードの残響をしっかり拾って、話を豊かにするのはとっても良い。
後列でも一切腐らず、丁寧に”アイドル”する空音もね…。
かくして迎えた、運命のドルフェス。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
あやゆーかがはしゃぐ姿は可愛いが、濃厚な翳りを背負ってかつての仲間を見るメイちゃん、れおが"めいぷるどーる"を見る視線が、ズッシリ響く。
軽やかに”上”取ってるようで、確認入れるメイちゃん相当重いよね…。
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さらっとこぼした一言が、過去に縛られる重力を顕にしていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
ここに込められた横田文の感情質量が、致し方ないとはいえ省略されてしまったのは非常に残念です。あーやがロリキャラの奥に秘めてる”重さ”、この局面だとノイズになっちゃうからなあぁ…。
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対おうどん戦の準備は万端と、ノンキに仲良しなCham Jamの今。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
四年前ですら『この程度』と言い切ったかつての仲間は、遥か彼方に飛び出していった。
その距離感が、大黒柱をズーンと凹ませる。まぁアニメフィルターかかってんけど、ド地下だからねCham…。
オタクたちもまた、それぞれのやり方で晴れの舞台を待つ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
たっぷり積む、追加に走る、あえての一枚。
玲奈ちゃんは宇宙一カッコいいオタクの姿を見習い、”あえての一枚”に想いを託す。オタ活が普通人の玲奈ちゃんに、いい影響与えてる描写好きよ。
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ここの爽やかなキメっぷり、『くまささんに前野智昭を配役したのはベストチョイスだったなぁ…』とつくづく思い知らされた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
冴えねぇオッサンが見せる、魂の輝き。生き様の美。
くまささんの宇宙最強っぷりを、時にコミカルに時に過剰なカッコ良さで形にしてくれたの、感謝しかねぇぜ…。
同時に、オタクが入り込めない領域ってのも確かに存在する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
本番前のバックステージ、いつもどおりの”五十嵐れお”として先陣を切ろうとした所で、襲いかかる過去。
眼中にないわけではない。むしろ見据えているからこそ…。
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メイちゃんがかつての仲間に落とした爆弾は、”五十嵐れお”を揺るがす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
同じ条件での、二度目の挑戦。それでも片方は飛び、片方は地面を這った。何が違うのか。何が足りていないのか。
アイドルに真剣で生真面目だからこそ、れおは揺れる。
『そういう顔が見たかったの…』
メイちゃん重いな…。
揺らいだセンターを、れおの”今”が支える。空音…言葉にはしねぇが一番最初に肩を支えるの、”れおガチ勢最古参”ってオーラ出てるよ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
ここで『愛』ってこっ恥ずかしい台詞を、衒いも照れもなく真実叩きつけれるのは、優佳の強さだと思う。
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だって”愛”以外表現のしようがないじゃない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
毎回全力でステージやって、ポンコツ共をまとめて、MC引っ張って。
背中で見せるだけじゃなく、隣に寄り添って声をかけて、手を差し伸べて苦境を支える。五十嵐さんに世話になってないやつ、Chamにいねーだろお前ら!!
そういう事を、メンバーは本当によく理解っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
だからちゃんと伝えて、大黒柱のピンチをチャンスに変えていく。
生っぽいネタやバカやりつつも、『こうあって欲しいアイドル』としてChamが高潔誠実であり続けるの、ホント偉いなぁ、と思う。良いファンタジーだよね…。
ひよっこ共の成長に、運営陣も思わず涙。お前ら原作だと、もうちょい体温低いだろ!(メディアの違いを理解しよう)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
”五十嵐れお”が晴れやかな顔で挑むステージは、しかし舞菜を緊張に飲み込む。
それでも、貴方はいてくれる。
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舞菜がえりぴよを見つける描写はたっぷりと時間を使って、このアニメのロマンティックな強さを最大限活かした見せ場。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
ベタでど真ん中な感情と心象を、勝負どころでは躊躇わず振り抜く。コメディとの対比もあって、エモいシーンがよく効いていた印象だ。
勝負のステージはカロリーぶっこんだ手書きダンス。第1話だと遅れやズレが目立ってた部分を、あえて揃えて成長を見せる演出が素晴らしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
上気したキモい表情も、ここまで見守った視聴者なら天使に見えるぜ…理解る、理解るよ~。
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微妙な立ち位置だろうが、全力でやりきったChamの”今”
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
それを生み出すために、あーやの怒りもれおの迷いも舞菜の奮起もあった。
間違いだらけだけど、なんにも間違ってないアイドルとオタクの到達点を、気持ちよく、輝かしく見せてくれる、良いクライマックスでした。
ファンから見える最高の笑顔で終わらせず、バックステージ、アイドルtoアイドルでだけ共有される涙と光を、しっかり切り取っているのも良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
このクローズドな関係があるからこそ、表舞台での美しい嘘も映えるのだ。
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メイちゃんとの差に悩み、揺れて迎えたステージ。支えてくれた仲間の中で、ようやく”五十嵐れお”は安堵に泣けた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
モニター越しの遠いスターを、見上げる視線に動揺も卑屈も、もうない。私たちの”今”は間違っていない。
そう確認しなおせたれおは、顔を上げて未来を見る。
いつかは行くぞ、武道館!
12話の連作としてアニメーションを見せる以上、どっかに達成感は必要で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
のんべんだらりと地下ドルの、おかしな日常を追いかけるコメディであっても、グッとこみ上げる見せ場、そこから続いていく未来を描くのは大事だ。
最終話で急に生えたもんでもないしね…結構アイドルスポ根だったわ、ずっと。
フェンス一枚を経た、アイドルとオタク。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
越えられない、越えてはいけない壁の向こう側で、それでも通じるものを信じて手渡す、一枚のフライヤー。
それが武道館へのチケットだと、本気で信じれる強さに、舞菜は寄り添う。OKAYAMAの夕日…マジ美しい
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接触一回でガッチリ掴む、空音の強みがよく見えて好きなシーンであるが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
ステージの上で嘘を演じるアイドルが、その実ファンの嘘に踊らされている。
それでも『好き』という言葉を信じて、本気でアイドルを続ける。嘘を付き続ける。
偶像稼業の、やるせなさと矜持が夕日に滲む。
アイドルコメディを楽しくやりつつ、その特異性、乗り越えられない構造的歪みを冷静に見据えていたのは、このお話の特徴だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
夢やイメージの溺れず、『アイドルってそういうもの』としっかり分析した上で、その全てを祝いでいく。
ヤバヲタも、ガチ恋も、溢れる嘘も、全てOK。
そういうアウリ先生の知性と祈りを、アニメはしっかり拾い上げ、色を付けて動かしてくれたと思っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
派手でウケる要素だけじゃなくて、作品の底流たる思いや哲学を見据えて、拾い上げ、マスに届く形に仕上げる。
サラッとやってるけど凄く難しいことが、最後まで貫かれたのは本当に偉い。
自分の背後で、推しが思いを馳せていることにも気づかず。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
えりぴよは遠いステージを見ながら、自分だけの特別、出会えた奇跡を想う。この勝負どころで、繊細なアウリ調完全再現はマジですげぇ。キラッキラやで…。
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水面に反射する、美しきOKAYAMAの夜。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
オタクとアイドル、それぞれ”らしく”接触を果たしていく。基さんをグッと引き寄せる空音の意外性、ただひたすら真っすぐ繋がるれおとくまささん。
〆として、凄く良い書き方だった。
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舞台裏でれおが見せていた震えは、オタクでしかないくまささんには見れない。それで舞台をぶち壊しにしないことが、”アイドル”五十嵐れおのプライドでもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
それでも、貴方がいてくれたからここに立てたと、伝え、受け止める関係。
マージでくまれおは、全オタが夢見る関係性の宝石や…。
んで、そういう綺麗さとは縁遠い我らの主人公。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
始まる前まではムダごとガチャガチャ悩んでたのに、推しから直球来ると最高のホームラン撃つのが”えりぴよ”なんだよなぁ…。
主役がキメどころで、キッチリパワーある行動取ってたの、やっぱ良かったね。
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最高に楽しかったし、笑顔になれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
貴方が推しで、貴方と出会えて、貴方が好きで…貴方がいてくれて良かった。
そういう真っ直ぐな愛を、全身で伝えるのに躊躇いがない。時折(?)大暴走もするけども、その堂々としたパワー、生まれる輝きは力強い。
地下アイドルとオタクの、マニアックな交流。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
それが横幅広く人を惹きつけたのなら、それはコメディの巧さと力強さ…もあるけど、”推す”という行為のとても綺麗で、嘘の無い側面をしっかり書いたからだと思う。
普遍性のあるファンタジーとして、題材を越えた骨の太さがやっぱあると思うんだよね。
『推しが武道館行ってくれたら、死んでもいい』
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
試練を受け止め、輝きを増す舞菜を前に、ヤバヲタがまたヤバいこと言い始める。
最後までお互いの思いはすれ違うが、それでも繋がって、今を生きる元気が生まれる。タイトル回収ッ!
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最高のスペシャルED、禁断のドルとヲタのデュオで終わらせずに、最後にトホホな部分と二期への色気を見せて終わるのも、”らしく”てよかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
こんだけ見事な”アニメ化”なら、やっぱり二期見てぇよ…アニメで宇宙最強のビジネス百合見てぇよ…。
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とまぁ、先の話はさておき。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
素晴らしいアニメ、最高のアニメ化でした。山本監督とエイトビット、ほんまありがとう…。
原作が持つ多彩な魅力を、120%引き出し、アニメーションとしてどう届けるか考え抜いてくれました。
『実は原作とかなり違うのだが、原作そのまんま』
アニメ化の理想やね…。
コミカルでとぼけたコメディの面白さ、強まったオタクの厄介な生態。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
そこで笑いを生み出しつつ、アイドル稼業の世知辛さ、繋がる心の輝き、ちょっとずつでも変化していく日々と、シリアスな要素もチャーミングに磨き上げて、しっかり届けてくれました。
アウリ先生の繊細な筆致を、見事にアニメに落とし込んだキャラデザ。ドタバタの熱量と、バラエティ豊かなメリハリ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
キャラが見ている美しい世界を、そのまま美術にまとめ上げた背景のクオリティも、非常に良かったです。綺麗なもの見れて、幸せだったなぁ…。
いろんなオタクとアイドルがいて、色んな感情と物語が生まれる。群像劇としてのうねりを結構大事に、賑やかに運んでくれたのも良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
生っぽさとファンタジーのバランスも、心地よい所でしっかり取ってくれて、見ていて楽しいアニメに仕上がっていました。暗いところは、ちゃんと暗く描くの大事ね
アニメ独自のアレンジも、『それはそれで!』でしっかり楽しめたの、非常にありがたかったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
特にまきゆめは原作より湿度150%増しで、主役カップルに足りない『ど真ん中』の強度を、シッカリ伝えてくれました。
マージで『隙あらばまきゆめ』だったからな…つーか増補されてるんだが!?
五十嵐れおのオタクとしては、彼女が尊厳と気概をもって”アイドル”してくれる姿と、人間としての震えを大事に描いてくれたのに、マジ感謝しかねぇ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
その両方を兼ね備えてなお、本気で嘘を付く商売。
”五十嵐れお”を見ることで、アイドルがどういう商売かすっと入ってくるの、良いし上手いと思います
声優陣の熱演(特にファイルーズさん)とか、皮膚感覚で心地よいテンポの巧さとか、クローズアップの芝居の魅力とか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月26日
良いところ本当に沢山あるアニメで、三ヶ月非常に楽しかったです。
”次”への期待もありますが、今はまず、ありがとうとお疲れ様を。いいアニメでした。