プリンセスコネクト!Re:Dive 第1話と第2話を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
記憶を無くしたどり着いた、謎の異世界。
”プリンセスナイト”の力を持つ少年ユウキは、甲斐甲斐しい世話役のコッコロと共に、未知の世界へ歩き出す。
腹ペコ騎士姫ペコリーヌ、ツンデレ猫耳キャルと美食ギルドも結成し、異世界ライフは何処へいく!
そんな感じの、異世界転生記憶喪失物語である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
アプリの名前だけは聞いたことあるけど、まーったく知らない状態で見ましたが…面白かったッ!
金崎監督の良い所がサイゲマネーでむっちゃブーストされてて、いろんな面白さが贅沢に詰まった、ファンタジーコメディの幕の内弁当みたいな仕上がりでした。
良い所沢山あるんですけども、まずキャラの可愛げが凄い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
リッチで細やかな仕草を生かして、キャラの魅力を”動き”で理解らせる作画のパワー、演出の冴え。
『このキャラこういう人ですよー』って見せる手腕が、凄く的確なんですよね。パッと見で解る…ように、むっちゃコストかけて工夫してる。
僕はアニメのなかで御飯食べるシーンが凄く好きなんですが、このアニメはとにかくオニギリをよく食べて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
ユウキとコッコロちゃんが出会った時、ペコリーヌを拾った時、キャルちゃんと仲良くなる時。
みんなオニギリを食べる。
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何しろ結成するのが”美食”ギルドなので、食事ってのは大事なモチーフになるんでしょうが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
最初にコッコロちゃんがオニギリ作る時、非常に仕草が細かいわけです。米にしゃもじを入れて、手を水で濡らして、丁寧に仕上げる。
その動きを見てるだけで、彼女が繊細で気配りのある人だとよく判る。
意味記憶まで完全にぶっ飛んだ、かなり重度の記憶喪失。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
ユウキは頭白紙になったベイビー状態から開始するわけですが、コッコロちゃんはそんな青年を甲斐甲斐しく世話する。
しかし子供らしい純朴さ、乙女の可憐さもしっかり持ち合わせている。
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大事なお役目を前に、野の花を簪に飾る可憐さ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
野に生きるエルフが初めて見る大都市に、思わずキョロキョロしてしまう幼さ。
ユウキの全てを肯定し、優しく見守ろうとする献身。
そして仕草全てに溢れる、アクティブな可愛さ。
かなりの”無敵”っぷりで、ズバンとやられました。
ただ可愛いだけではなく、合間合間のギャグにもいい反応を返し、ミッフィー顔でまた可愛い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
ヒロインの全局面で貪欲に”勝負”しに来て、好感度のラッシュで一気にキャラと作品を伝えてくるのは、凄く良かったです。
コッコロちゃんが可愛い。それは良いことなのだ…。
完璧な疑似母性ではなくて、11歳が頑張って背伸びしてお世話役やってると伝わる所が、非常に良いわけです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
この『頑張ってる感じ』はユウキにも共通で、彼は完全にバブちゃんなんだけども、優しさに甘えない。
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バブちゃんなりに剣の修行もするし、体を張って仲間を守ろうともする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
この”なりに”ってのが僕には凄く大事で、人間である以上出来ないことはあるし、異世界転生で記憶ぶっ飛んだら尚更でしょう。
でも、その上でちょっとは良い自分になろうと、ユウキは頑張っている。
それがどういう形で実を結ぶかは今後のお楽しみだけども、頑是ない兄妹にも見えるコッコロちゃんとの二人三脚で、悪いふうにはならんだろうと思える。安心できる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
この二人の笑顔を見ているだけで、こっちもホッコリする仕上がり。非常に良い
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第1話はこの二人と世界観の描画にクローズアップした感じでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
可愛げやコメディの切れ味だけではなく、ファンタジックな異世界を美麗に見せる美術の鋭さも、非常にいい感じです。
やっぱファンタジーやるなら、壮大な風景は見たいよね。
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要所要所で情景がズバーっとキマって、世界の広さがズドンと胸に迫るからこそ、その只中を元気に走り回る物語も面白さを増す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
力を入れた部分がしっかり相互に噛み合って、強いトルクを生んで物語を加速させているのは、すっごくいい感じです。トータル出力が高い感じ。
この強さはアクションにも言えて、切れ味鋭い動きとアングル、シャープで鮮烈なエフェクトと、バトル描写も一切怠けない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
ゆるーい繰り返しギャグと、ハードコアなアクション描写の落差で、凄くいい方向に振り回されてしまう。
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ペコリーヌがステゴロでも武器戦闘でもマージで強くて、ゆるくて親しみやすい普段のキャラと、良いギャップを生んでると思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
その”強さ”がクオリティ高い動画による、問答無用の説得力で裏打ちされているのも良い。あんだけ動いて暴れたら、そらまぁ強いって理解るわ。
この『見ているだけでだいたい分かる』という素直さは、やっぱ作品の強みだと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
説明を省いて絵で魅せることで、テンポよく状況も転がるし、キャラが停滞することもない。可愛いとギャグとアクションを数珠つなぎにして、スピーディに視聴者をノセる事もできる。
見てて素直に気持ちいアニメになるよう、凄く工夫されていて、同時に極力力みを抜いて見せている所が、金崎監督のスタイルだなぁ、と感じました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
完全にヌキ切らないで、パワーで勝負するところはしっかり見切って、最高の仕上がりで殴ってくるバランス感覚も流石。
第2話の冒頭とラストとかは本当に見事で、キャルちゃんが仲間と出会ったことで何が変わったか、凄く鮮明に、詩情豊かに見せてくれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
冷たさのある朝焼けの白から、温もりを宿した夕景のオレンジへ。憬れつつ背中を向けたものに、静かに口を付ける
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ここでキャルちゃんの瞳を映さず、猫族である彼女の”尻尾”で本心魅せるところとか、ほんと情感たっぷりで素晴らしかったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
ハイテンションに暴れるだけでなく、スローペースで魅せるポイントでも勝負ができる。強いわ。
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キャルちゃんは本当に体幹の強いツンデレで、もう立ち居振る舞い見るだけで『コイツ…かなりの使い手…』って理解る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
密命を帯びた彼女は”敵”なんだけども、もうペコリーヌとの友情にズブズブになる未来しか見えねぇ…。
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キャルちゃんはモンスターを活性化する、いわば『悪のプリンセスナイト』っぽいのも面白いですよね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
彼女が使えているもう一人の主、ユウキの失われた記憶、ペコリーヌの王冠の意味と、明るく楽しい進行のなかで結構謎を撒いているのも面白い。
従者属性で、コッコロちゃんのシャドウでもあんのね。
素直になれないツンデレ腹黒キャルちゃんを、天然パワーで押し流す。第2話はキャルちゃんを鏡に、ペコリーヌの顔もよく見えるエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
ははーん、原作でも”ペコキャル”強いなこれは…。いや想定してねぇ角度から来たからビックリだよ…。
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ペコリーヌは天然腹ペコなだけかと思いきや、王冠と剣に恥じない強さと気品も持ってるキャラで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
臆せず危機に飛び込み、友を救う。カズマさんめいた盗賊との追いかけっこも、人を疑わない純朴さ、約定を果たそうとする誠実さをよく見せてくれました。
まぁお人好しのバカなんだが!
とまぁ気持ちのいい連中が集まって、気持ちの良い世界で気持ちのいい冒険をすると、そういう話でございます。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
そういうのがパパパーッと理解るのは、やっぱ良いことだと想う。
四人をコッコロちゃんと主様、ペコリーヌとキャロちゃんで大まかに分けて、束で見せてるのもクレバーよね。
密命を帯びたキャルちゃんが今後どうなっていくかが一つの焦点だと想うのですが、あの黄金の景色でおにぎりを食べてくれたなら、まぁ大丈夫でしょう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
まぁ苦労しそうではあるけどね…使命と友情の間で惑うってのも、美味しいポジションだよキャルちゃん!(無責任)
力まないハイクオリティ、いろんな面白さをギュッと濃縮した貪欲さが、非常に上手くパッケージされていました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
バランスが良くて、強みが沢山ある。ハイスタンダードに強いアニメだなぁ…。
天丼とダイナシを駆使した笑いのセンスも、相変わらずいい感じだし。
ユウキのバブちゃんっぷり、キャルちゃんの裏表。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月14日
色々課題もあるけども、かくして結成なったギルドは今後どんな冒険を繰り広げていくか。コッコロちゃんは可愛い可愛いミッフィー顔を、たくさん見せてくれるのか。
彼らの活躍をもっと見たくなる、良いスタートでした。次回も楽しみ!