イマワノキワ

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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…:第3話『麗しの美形兄妹と出会ってしまった…』感想ツイートまとめ

追記 ボイスドラマを用いた世界観の補足。無垢な主人公が無垢であり続けるために、気づけない陰影の追補。立体感が出て、上手い補強だと思う。

はめふらがサブ主観で作品をどう見てるか、ボイスドラマで補足してる。
バカなカタリナが気づけない、世界のドス黒さ。それに飲み込まれそうになってる人たちを、底抜けの善良さで引っ張り上げて、自分の領域に染め上げる話なんだな。
愚者の救済譚でもある。

どす黒いものがない”優しい世界”では、実は全然ない。
んだが、そんなモノより綺麗なもの、素敵なものに目を向けて、どんどん人を繋げ善くしていくカタリナのパワーに、作品世界が引っ張られて善良に染まっていくという構造。
主人公の影響力・特別性を全面肯定しつつ、ヤダ味がないのは流石。

子供らはみんな、心無い否定に傷つけられ歪む運命を、カタリナに肯定されることで突破していく。
貴方は無用の存在ではなく、それぞれ個別の輝きを持った、素晴らしい存在。
そう言ってもらえるありがたさが、人生を、世界を塗り替えていける。
そういうお伽噺でもあろう。やっぱベーシックが強い。