アルゴナビス from BanG Dream! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
誰に言われるでもなく、本気で音楽に挑むクルーを求める結人が、月光の下出会ったは天才・桔梗凛生。
もう一度熱くなれるものを求める凛生に、航海が噛み付く。
なにかの代理で、音楽をやるやつはいらない。
北の街が、男たちの熱気で揺らめくッ!
そんな感じの、全力前進絶好調、運命に導かれたバンドの物語第二話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
一生煮えた訳の分からねぇ行動ばっかり取り続けて、口から詩的な台詞をモリモリ垂れ流して、俺に最高の味付けだと確信するエピソードとなった。
やっぱなぁ…このくらいのパワー勝負が気持ちいいよ、俺は。
ガンガン前に出る熱血漢と、自分に自信のない熱血漢が出会った前回に続き、クールな態度の奥に熱血を秘めてる男と、燃え尽きたはずの心に炎を求めてる男が激しい火花を散らしてくれました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
マジでアツい奴しか作品世界に存在しない。異常な熱苦しさで、最高に良いと思います。
やっぱ何かに前のめりになるなら、クレイジーなくらいに情熱を持っていてくれたほうが見てて気持ちいいし、それがどんどん状況を動かすのも面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
胸のなかで暴れ狂う、詩学と音楽のエンジン。
それをオーバーヒートさせて生みだされる最高速が、青春を高みへと持ち上げる。好きな味わいだぜ…。
もう初手、ピアノの天才と熱血ギタリストが出会っちまう所からして、よく理解らねぇ”圧”あるもんな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
運命が震える瞬間、必ず妙なる光が差し込み、凝ったライティングが『はいココ運命ッ~!!』と宣言してくれるのは、最高に素晴らしい。
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こういう大仰で情動的な演出を、照れずに堂々やって、何を描きたいかはっきりささせる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
自分たちが作るもの、見せるものに照れがなく覚悟があるのは、やっぱ見てて気持ちがいいわけです。
見せたいもの。それは音楽と青春。
凛生のスカシた天才性を見せるのに、まず即興作曲叩き込むの好きやわぁ…。
ここで『月光で即興でピアノ…スカシやがって…』と軽く反発を煽ることが、その仮面の奥にとんでもない熱量を抱えてると判る後半への、うまい導線にもなっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
凛生、マジ『野球とバンドに出会えた秋葉流』って感じで、好きになるしかねぇな…(価値観の根っこに”うしおととら”がある人間)
運命のセッションを経て、既に心が通じ合った航海と蓮。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
ここで気のおけない関係の象徴として使われてる”コーヒー”を、後々蓮と凛生が思いを繋ぐシーンで再登場させるところか、最高に良いわけです。
凛生がサラッとこなす曲作りに、航海はウンウン唸る。
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非才の努力家が躓く所を、天才はひょいと乗り越えてしまえる。お互い見えてる世界が違うし、判り会えないものがある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
そういう断絶と同時に、”コーヒー”を仲間に手渡す気配りとか、”音”で繋がり理解っちまう熱量とか、共通のものもある。
人間関係を静物に焼き付ける演出が、このアニメ結構上手い。
あと意味わかんねぇ、台詞の熱量な…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
キャラが必ず『なんで音楽をやるのか』と問いかけて、自分たちのオリジンを見せる所もいいし。
『大したことないよ』と前置きしておいて、『爆発寸前のエネルギー』『マグマみたいな感情』『胸をギュッと掴まれた』みたいな、強い言葉しか出てこねぇのも良い。
蓮は自称・自信不足のぼんやり系なんだけども、そんな言い訳聞かねぇレベルで台詞が熱く前のめりになる瞬間があって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
この直球な踏み込み、音楽となりゃクレイジーになっちまう性根を、伊藤昌弘さんは凄く届けてくれてありがたい。物語を牽引する主役は、やっぱこのくらいパワー欲しいよね。
本気の男たちしか集まらねぇ、函館のバンド。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
そこに天才キーボーディストを入れるか入れないか、値踏みをする旅路で航海が大爆発!
こんなに丁寧にユニフォーム畳んでるやつが、音楽だけに魂捧げてるわけねーだろ!!
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僕はクールガイがホットになっちまう瞬間が大好物なので、ここでの情熱炸裂は最高だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
痛いところを突かれた凛生も、言い訳するでなく野球に未練を残す自分、もう一度熱くなりたい思いをちゃんと語って、相手を尊重する。
キャラにヤダ味が出ないよう、かなり慎重に立ち回ってる印象がある。
ともすれば身勝手になる航海の激発も、『熱くなっちゃダメなのか!? 俺たち本気で音楽やるんだろう!?』と、真っ直ぐな問いかけに絡めて、良いところに落ち着く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
ここで直情型と思ってた結人が、ちゃんと航海に謝って己を引いてるる所も良い。
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凄くアツいものを抱えつつ、視界の隅っこでちゃんと他人を捉え、必要なタイミングでブレーキを踏む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
キャラクターがそういう造形でシッカリ揃えられているのを感じて、非常にグッドだ。
まぁ音楽に取り憑かれたクレイジーボーイは、作詞ノートをリュックから取り出し、思いのままに駆け出すのだがな!
『和は大事だし、諦めよっか』で落ち着きそうになった所で、本当の最高を狙って場をかき回す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
大人しく見える蓮が、実は相当なクレイジーだと判る流れで、ココも大好きである。お前のような主役を待ってたぜ…。
自分も”ここ”に、可能性を見出したから。
諦めるのが答えだなんて、思いたくない。
青い。絞れば青汁が取れそうな青臭さである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
そしてこの真っ青な真摯さをこそ、僕は青春バンド物語には求めている。
本当に、欲しいタマがズバズバ欲しい所に入る、ありがたいアニメである。主題に選んだもの好きすぎて、頭がおかしいくらいが丁度いいのだ。
賢く身を引いたはずの凛生も、煮え切らない青春を心に抱えていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
『そんなに簡単に、諦めきれない』
そう呟く視線は、熱を込めて強い。お前のその目が見たかった…。
差し出される”コーヒー”を仲立ちに、語られる過去の記憶。
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天才ゆえに、燃え尽きられる場所を求めていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
手に入れた約束の白球は、手元をすり抜けていった。
凛生が語る過去に、秘められた熱量を感じ取って、蓮もまた己の思いを真っ直ぐに伝える。
良いね…火と火が出会って”炎”になっちまってく感じだ。
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凛生のスカシ面を引っ剥がし、確かに感じた可能性へ踏み込ませるために。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
蓮もまた煮え切らない自分に決別し、同じく”バンド”に滾る己を差し出していく。
本気で人を動かすなら、偽りのない思いを伝えるしかない。そういう真っ向勝負に、主役が踏み込むことで変わる。その変化が、仲間に波及する。
そういう相互作用が、音と音がぶつかり重なってハーモニーが生まれる物語と、しっかり呼応しているのも良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
俺たちはバンドになる。一つの船に乗る。
『俺を乗せちまったら、あんたらの船が沈むかも知れないぜ?』は、一生に一回言ってみたい。でも天才以外には許されねぇよなこのセリフ…素晴らしい
気に食わないアイツが、”詩”に込めた思い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
その熱気を感じ取れたから、蓮は思わず走った。その疾走を追いかけて、クールな天才ももう一度、己を賭ける覚悟を決める。
俺たちはバンドになる。
言葉以上のものを、音が伝えてくれる。
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作曲の時はピアノに置いてた白球を、”バンド”として音を生み出す時は持ってきてないのが最高にいいんですよ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
過去の栄光、自分を熱くさせてくれた夢を閉じ込めた祭壇から、自分の大事なものを動かす。
見守られながら生まれた曲で、新しい世界に飛び込む。
全ては繋がっていて、でも同じじゃない。
そうやって新しい青春を駆動させる資格を、演奏の只中で確認する姿は、鮮烈で眩しい。問答無用、バンドは”音”で理解っちまうからよ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
まぁマスター置き去りで青春ど真ん中するのは、ちょっと可愛そうだからおやめよ…いい人なんだから。
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まぁ”五人目”の椅子は、金髪のクレイジーボーイが奪うことは確定なのだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
爆音出しても怒られない、だだっ広い厩舎。そこで培われた”音”は、バンドに何を与えるのか。
次週、全員集合である。まーどうせコイツも、銭ゲバの奥に熱血を秘めた男だよゼッテー。
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そんなわけで、音楽に取り憑かれたクレイジーボーイしか作品世界には存在しないことが確定する、素晴らしい話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
俺はマジ、何かをネタにする時は、そいつに魂捧げちまってるクレイジー達が集まって欲しいからよ…。函館の雪を溶かす熱量が、全員にあると判ってありがたい。
このアニメ好き…。
やっぱダイアログに力強さと大仰な詩才があって、こっちもぐっと引きずり込まれるパワーが有るの素晴らしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
コンパクトに整えた、リアリティある台詞で急所を貫かれるのも好きだが、勢いとパワーで正面からぶっ倒されるのも大好きだからよ…。
クール1個くらいは、このくらいの正面勝負がほしいのね
熱くなれるものを求め、集った男たち。最後のピースとなるだろうドラムスは、一体どんな角度から熱血を差し込んでくれるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月20日
作品への信頼が高まる二話を経て、次回も非常に楽しみです。
はー…かなり欲しい栄養素が摂取できるアニメだな…ありがたい…。