新サクラ大戦を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
超兵器”ツングースカの怒り”により、帝都の…否、全世界に恐怖を轟かす莫斯科華撃団。
狂えるカミンスキーが降伏に与えた猶予は、24時間。世界が抵抗を諦める中、帝国華撃団は守るべき帝都のため、”家族”のために最後の反抗に打って出る。
走れ三式光武! 唸れ巨大バリスタ!!
そんな感じの最終決戦・序章である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
すっかり可愛げの無くなったキモ・ラスボスことカミンスキー団長が超絶調子に乗る中、華撃団が人間弾頭と化し悪の牙城に食い込むエピソードだった。
意地で動く旧型の奮戦から、魂を啜る最新試作機へ。
メカアクションとしての燃える様式美が、中々元気であった。
先週団長がぶっ放した天の火で、華撃団の霊子戦闘機はボロボロ。司馬くんが駆けずり回って、なんとかリペアしている状況である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
が、さくら機は直撃食らってダメダメのダメ。ズタボロからの反撃なるか! というスタートである。
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さくらを”主役”にするべく、神山隊長が劇場を外しがちなので、唯一の”男”たる司馬くんには妙な存在感がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
コメディリリーフとしてお話の調子を整える仕事もやれば、今回のように整備兵の本分を必死で全うし、戦士が舞台に上がる足場を整えてもくれる。
俺、結構司馬くんのこと好きだなぁ…。
一方華撃団が目指す悪の空中要塞では、姉妹のシリアスな会話が展開されていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
レイラお姉ちゃん、素だと柔らかい表情も見せるしクラーラにも優しいのに、団長絡むと冷たい感じになるのが寂しいね…しかも自発的な恋心っつーより、蒼いエロ光線の影響大っぽいしなぁ…。
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思い出だけを再演した子供部屋で、黒鳥と白鳥の姉妹は明暗に分かれて立つ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
形だけを整えても、時間は元には戻らない。でもだからこそ、先に進む必要がある。
クラーラは華撃団と触れ合うなかで、結構大人な世界認識を生育してきた。お姉ちゃんも、その”理”を認めないわけではない。
『姉妹で膝突っ付き合わせて話せば、良い所に収まるんじゃ…』と思わせた所で、やってきますよクレイジーボーイが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
『お前の存在が、不幸を呼ぶんだよ!』と精神攻撃してくるけども、その大半がお前由来の成分ですから! 邪悪な焼畑農法止めなっ!!
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団長は野望に狂った悪漢であると同時に、綺麗なパを踊るアーティストでもあったので、その根本には”美”へのこだわりがあって欲しかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
そういう気持ちを抱いて彼を見てたことに、レイラもクラーラも便利に利用して、譲れない執念が結局権勢欲に集約されちゃう立ち回りを見てると気付かされる。
白と黒の羽を持つ、異界の美。人を超え、魔を越え、禁忌の果てに舞う圧倒的な存在感。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
そういうものに取り憑かれたからこそ、世界を焚べて野心に疾走る男であって欲しかったんだなぁ、と。
レイラの恋心も認識しつつ便利に利用するし、クラーラも破壊兵器のエンジン扱いだし…つまんねーよ団長ッ!
まぁそこら辺のわかり易さを裏切らないことが、コンテンツ全体の空気(もしかすると束縛と限界)なのかもしれんが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
大弓くんがせり上がってきた時の大興奮とか、旧型機の奮戦と最新鋭機の颯爽登場にアガる気持ちとかも、様式美を大事にした結果だと思うので、なかなか難しいところだね。
こっからの団長のムーブはマジで額縁に飾って入れておきたいほどの、典型的な世界制覇系ラスボスで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
通信ジャックで全世界に宣戦布告、青いコポコポの中に美少女を押し込む、超ビームで世界を焼く。
ここまでキッチリやってくれると、むしろ安心する。
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一方帝国華撃団の隊長は、地道な捜査と冴える一刀で華撃団本部の腐敗を断ち割っていた。カミンスキーと神山隊長は、わかりやすくシャドウだねぇ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
隊長の日本刀アクション結構好きなので、欧州に飛ばされて出番少なかったのが少し惜しくはある。もうちょい殺陣見たかったね。
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討ち果たすべき降魔との融和を画策し、秘密裏に相当ヤバい事してた稀代の奸雄、村雨白秋。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
即座に憲兵に引っ張られてもおかしくないと思うが、状況が状況であるし、さくらの縁者でもあるので追求は一旦保留。
いや実際、この人野放しにしてるのヤバいって!
白秋先生はドン・キホーテめいた立ち回りの奥で、キナ臭い要素をチラホラ匂わせていたんで、本当にヤバい人だと判るここ最近の流れはお気に入りである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
新サクラ最終章は、武力革命によって降魔と融合した世界を実現せんとするかつての師を、さくらの刃が断ち割るエピソードになるね!(なりません)
まぁそれはこの事変を解決してからの話で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
倉庫から引っ張り出してきた三式光武に運命を託し、さくらは己を弾丸と化して鉄火場に飛び込む。
文句のつけようがないほどバカでかいバリスタを用いて、直接土手っ腹にデカいの入れる。アホだ…素晴らしい。
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普通人がパワーアシストアーマーの助けを借りて、ようやく耐えられる超音速の衝撃。それを生身で耐えきる…っていうか飄々と一番槍決め込む辺り、やっぱ白秋先生は人間の規格を越えてるけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
やっぱ何らか、降魔に縁のある生まれなんだろうか。それともただただ悪魔的に強い只人なのか…。
さておき、司馬くん大車輪の活躍で決戦場に降り立った華撃団。最短の刺突でコアを刺す、さくらの剣閃が好き。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
ワラワラ押し寄せる再生怪人をぶった切る裏で、団長はなんか吹き上がってた。自意識と尊厳のある少女をダイナモ代わりにして、狂った芸術論をブッてんじゃねー!!
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人と魔の危うい間を体現する、降魔人間の儚さ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
団長が”美”に狂ってるのか、クラーラが生み出す力に狂ってるのか、なかなか判別しきれない描写である。前者だと良いなぁ…やっぱ。
権力は誰もが欲しがる一般的な価値だからこそ、それに背を向けて別の価値を達成するべく、世界を燃やす狂気が好きなの。
降魔人間が持つ崇高に圧倒されてるなら、青い宝石で都合よく操る…我欲のために”美”をほしいままにする行為に、少し躊躇いくらいは見せるだろうしねぇ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
悪としての軸が”美”にあるのか”力”にあるか、最終決戦でちゃんと描いてくれると、お話を定位する助けになってくれると思うが…さてどうなるか。
まぁそこにたどり着くためには、目の前の障害を実力で排除する必要があるわけで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
やっぱり旧式、どんだけ気合い入れても限界はやってきて、しかしさくらは諦めたくない。
師匠が師匠だけに、結構クレイジーな部分あるよねこの子…。
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『だが、それが良い…』と、思い出の彼方に消えた親友を思い出した総支配人は、命を啜る妖刀を鞘走らせる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
ゲームやってねぇから、真宮寺さん始め旧作のメンバーがどうなって”新”の世界になったか、さっぱり解んないのよね…。
現世に取り残されたっぽいすみれさんが、デカい感情抱え込んでるのは判る
まぁそれだけ解かれば、ドラマには問題なし! である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
司馬くんの祈りも籠もった試製桜武は、圧倒的なパワーでデビューを飾る。やっぱ新型機のお目見え無双はアガるなぁ…。
待ってろクラーラ! お姉ちゃんが助けに行くかんね!!
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という感じの、ラストバトル序幕でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
土手っ腹に食いつかれてるのに、報復爆撃しない団長。仮に勝ったとして、世界を恐怖で支配する悪の権化として示しがつかないんじゃないかとか、色々思ったけども。
絵面の勢いとチャンバラの強さ、様式の力を巧く推進力に変えて、グイッと話が進みました。
団長の悪の軸足がどこにあるか、いまいち定まらない感じが今後の激戦でどうなるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
レイラの恋心を土足で踏んでるのは、ヘイトアーツとして巧いところだからOKなんだけども、やっぱ”美”に殉じる狂人を貫いて欲しい所ではある。
サンジゲンの芝居付けが面白いのを、ドラマでも生かして欲しい感じ。
そこら辺気にかかりつつも、想いを貫く鋼鉄の刃を携えて、疾走るさくらの主役力が力強い。隊長を左遷してた甲斐もあったよ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
…実際、なんと大返ししてちょっといい所見せないと、新主役の”格”に傷がつく局面ではないのか。
いや、アニメからの視聴者としては、さくらカッコ良けりゃ良い部分もあるが。
冷酷兇猛なテロリストとしての白皙を、最終盤でバリバリ顕にしてきた白秋先生の活躍も楽しみであるけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月8日
さて莫斯科事変、いかな顛末を迎えるか。白熱の終盤戦は続くッ! 次回も楽しみですね。