新サクラ大戦 第11話を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
新たなる翼・試製桜武を駆り、鋼鉄要塞セヴァストーポリの中枢へと突き進むさくら。
その前に立ちふさがったカミンスキーが語るのは、古から続く神の探求と、歪んだ理想。
恋糸に操られる黒鳥の心に、魔を断つ刃は届くのかッ!!
そんな感じの、帝都大決戦中編である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
団長がトチ狂ってラスボスになった経緯と、レイラおねーちゃんの悲恋をごっそり掘り下げる感じのお話。
どうみても人間じゃない立ち回りしてた白秋先生が、やっぱ降魔関係の大物だったっぽいネタが披露されたりもした。やっぱこの人、首環付けねーとダメだ…。
怪物たる自分を、唯一認めてくれたカミンスキー。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
妹を愛しつつも恋に殉じたレイラおねーちゃんは、永生者として世の中ウロウロする内に魂が腐った団長の道具でしかなく、妹を現世に残すための贄っぽく死んでしまった。
生きて家族愛も貫けず、愛の証明として団長の野心を断てもしない。お姉ちゃん…
ヨーロッパに島流し中の隊長と合わせて、最終回でいい感じの逆転ホームランが欲しいところだが、さてどうなるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
団長がもうちょい、ステロ狂人から離れたムーヴしてくれたら良かったんだが…作品の方向性としては、むしろこのベタ足具合がいいのかなぁ…難しい。
赤羽さんの狂演込みで、わかり易い狂人不死者ロール振り回す団長は嫌いではない…のだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
やっぱ決戦入る前に、サンジゲンが付けたパが良すぎた。あれだけいい動きをするのなら、独善的な偽神気取りよりも、”美”に魂売って世界を燃やしに行って欲しかった…という、個人的で勝手な願いである。
まぁそういうことはなかったんだから、切り替えていこう!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
期待お披露目補正でゴーレムを薙ぎ払い、やってきました悪の中枢。青い筒ん中で目のハイライトが消えたクラーラ。団長のヘイトアーツは絶好調だッ!
©SEGA/SAKURA PROJECT pic.twitter.com/DsWTHNuRKH
やっぱ戦闘のケレン、ロボが仕草で喋る感じはとても良い。大鎚を突きつけて啖呵を切る初穂機の”睨み”とか、すっごくいい感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
動力甲冑独自のずんぐりむっくりシルエットが、バキバキ高速で切り替えして動きまくるアクションは、この亜に目独特の強みだよなぁ…もっと色んな所で見たいネ。
んで『何考えてんだオメー!』と問われた団長が、べらりべらりと長広舌、狂気に囚われた経緯を語るターン。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
天から降り注いだ神なる石によって、死せる人間の宿命から解き放たれた怪人となった団長は、長い時で人間を見限り、絶望の淵に落ちた。
©SEGA/SAKURA PROJECT pic.twitter.com/TT8oraqi9M
あの青い石が降魔≒白秋先生由来の力だとすると、人間と降魔の混ざりものとして生を受けたルシュコヴァ姉妹と、オリジンは同じなのだね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
しかし団長は魔の力に魅入られ、姉妹は家族の温もりを信じた。アニオリキャラがそれぞれのシャドウになってる構成は、結構好き。
つーか堕天ついでに人間の魂曲げちゃうんだから、『すっげー力を持った超越種としての責任を、ちゃんと果たしてくださいよ白秋先生ッ!』って感じだけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
ツングースカ焼け野原にする力を持っていたら、うっかり事故った現地人とかはまさに路傍の石なのかもしんないけど…アフターケアって大事ね!
とまれ魔に魅入られ、力に溺れた団長は降魔人間に新たな可能性ではなく、自分が神となる暴力を見て取った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
レイラのことも、便利な人形としてしか最初から見ていなかったわけだ。
いや、出会った時は自分を変えた”神”の面影を見たのかもしれないけど…結局、湧き上がる渇望には勝てんかったわけね。
真人間に為るチャンスを全力で蹴り飛ばし、青いエロ光線でお姉ちゃんを人形にしてたどり着いた帝都。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
『クラーラをダイナモに、俺は新世界の神になるッ! 帝都も焼くッ!』って調子こいてたら、更に調子こいてる人に後ろから殴られました。
©SEGA/SAKURA PROJECT pic.twitter.com/gnVPZAx89P
白秋先生がマジでオーバーパワーで、正直帝国華撃団の活躍食いかねないのは、結構困りものだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
『ツングースカの怒り』破壊作戦は、破壊工作に長けたあざみに回したりしても良かったんじゃねぇかなぁ…。でも白秋先生だから、単独で発射不能まで持ち込めた…のか?
団長が狂った責任の一割くらいは感じて欲しいもんだが、サラッと受け流して『華撃団の諸君!』である。お前はタキシード仮面様か。…白マント様ではあるな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
黒翼の怪鳥と化したレイラと、試製桜武という力を手に入れたさくら。新旧姉対決ッ!!…に、いらん水さす団長。
©SEGA/SAKURA PROJECT pic.twitter.com/o0CzzKkWu7
便利に使われていると知りつつ、それでも思い出にすがりたかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
お姉ちゃんの恋情は本物で、団長もそれに報いるだけの至誠(あるいは美を信じ切る狂気)があれば、望んだ滅びも掴めたかもしれない。
しかし結局欲しいのは、他人をほしいままにする暴力でしかない。
だから人形の愛に応えることもないし、レイラを信じきれず青い石の力で心を曲げようとする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
ここら辺、隊長代理頑張ったさくらに報い、頭を下げた神山隊長と対比なんだろうなぁ、と思う。
自分に思いを寄せる一個人に”誠”がないことが、団長の野望をくじいていくのだ。
さくらの説得にゆらぎつつも、レイラの愛に殉じる覚悟は揺らがなかった。信頼を壊したのは団長自身で、そういう人間じゃなきゃ研究時も帝都も焼いてはいない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
美も愛も信じきれず、勝ち筋を自分で断ち切る。ここら辺、”莫斯科歌劇団”として美を偽ってきた経歴と、ちょっと重なる感じもある。
さくらの説得と試製桜武が重なって、表情のない動力甲冑が人のように見える表現も、とても良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
ちょっと剽軽な可愛げのある戦闘兵器に、ドラマの妙で血が通う。そういう瞬間をちゃんとクローズアップにしてくるのは、オリジナルな質感で面白い。
体型含め、ロボアニメとして結構独特よね。
愛するが故に、その野望を断つ。向こうに立ったレイラに激怒し、青い神の力を放つカミンスキー。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
…って、アンタが弾くんかーい! さくらに見せ場譲らんのかーい!!
白秋先生は、強まったデータにモノ言わせて主役のリソースを強奪し過ぎだと思います!
©SEGA/SAKURA PROJECT pic.twitter.com/qiuiOIWGzA
人間サイズの戦闘兵器が、高速でバキバキやり合う質感は最高なので、この経験値活かして異能バトルモノも見たくなるわな。スピーディーなんだが、重さがあって素晴らしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
団長が全力で振り絞った光の矢は、黒鳥の心臓を貫く。お姉ちゃん…マジ不憫…。
真面目な話、お姉ちゃん退場の掛け合いにさくらが絡んでないのはマズいと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
見殺しにしたわけじゃ当然ないけど、ぼーっと見逃しちゃってる感じが、結果として出てしまっている印象。止めようとするけど弾き飛ばされるとか、なんかあっても良かったと思う。
降魔人間最後の意地、あるいは本気で愛したからこその執念。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
命を貫かれつつも、レイラは妹を狂わす青い石を引き抜き、想いを託して炎に消えた。お姉ちゃん…マジ不憫…でも意地は見せたね…。
団長に反逆する時のゲッター炉仕草といい、『これが人間の力だッ!』してるのは良い
©SEGA/SAKURA PROJECT pic.twitter.com/ZReRfBXxTw
さくらとクラーラの疑似姉妹関係を軸に進んできた話であるが、世界でたった二人の降魔人間であることも含め、お姉ちゃんとの関係も大事で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
炎に消えた想い、託された願いに報いるような真摯さを、決戦終わったあとにさくらからお姉ちゃんに手向けて欲しいところではある。
俺もさくクラは非常に好きだし、二人の関係性をエンジンにこのアニメ見てきたわけだけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
だからこそ、同じ思いを抱いていた実の姉が、恋も愛も叶わぬまま消えてしまった重さを、主役にはしっかり受け止めて欲しい。これはエピローグの仕事になるので、今判断できることじゃないけども。
幾度目かの悲劇に、燃え上がるクラーラの力。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
炎を前に、照らし出される鋼鉄の機兵。
鋼鉄要塞を純白の翼が貫き、闘争はついに最終段階である。
炎の只中で、仁王立ちする試製桜武はビシッ! と決まって素晴らしい。
©SEGA/SAKURA PROJECT pic.twitter.com/3OnwvzaK0g
というわけで、お姉ちゃん退場回でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
連れない態度ばかり取っていたので、お姉ちゃんが本気でクラーラLOVEなのかいまいち分からんかったけども。
いやー…すまなかった。”誠”があったよ、あなたの愛には。
団長も同じ重さで愛されてたんだけどなぁ…自分で蹴っ飛ばしちゃったからなぁ…。
お姉ちゃんオディールモチーフにばかり目が行ってたけども、青い石の力で愛を捻じ曲げれ、便利に使われる人形って意味では、”くるみ割り人形”あるいは”コッペリア”でもあるのか…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
退場してみると、悲劇のプリマとして結構完成度の高いキャラだったなぁ、お姉ちゃん…。
そういう乙女の純情を弄び、自分で泥まみれにして窮地を招く。もはや団長に一切の斟酌無用ッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
その前にクラーラを正気に戻さにゃいかんが、次回予告でコックピット乗ってたし、まぁそこは大丈夫だろう。
隊長の逆転ホームランな活躍含め、さてどうまとめるか。
次回最終回、楽しみですね。