乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
カタリナ・クラエス、波乱万丈の転生ライフ。
その最後に待ち受けるは、暗黒の復讐者。
シリウス会長に巣食った闇を祓い、バッドエンドのその先へ。
少女はいつものように手を広げ、差し伸べ…そう、ゲームを超えて人生は続く!
そんな感じのはめふら”一期”最終回である。いやー…確定二期、ありがたい限りっすわ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
他の攻略対象と同じく、会長もまた寄り添い手を差し伸べられるのを待っていた。
そういう人間力勝負になりゃ、”私”に勝てるやつはいねー!
トラウマ克服人間更生、ハッピーエンドにまっしぐらである。
カタリナ様の強い主人公力でゴンゴン牽引する話であったので、最後まで豪腕で他人を救い…その自覚も傲慢もまったくない、彼女らしい展開が良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
”バカである”という主役の基本属性が、コメディだけでなく、シリアスの土台もしっかり支えているのは強い構造。”無垢”の強さを思い知るお話だったね
さてお話は、闇に飲まれた会長との対峙から開始。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
フツーなら恨みにも思おうが、なにしろカタリナ様はブッチギリにお人好しのバカなので、致命昏睡食らった程度では意に介さない。
人生の薄暗い部分への、極端の鈍感。キースも苦労するわなぁ…。
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カタリナの歩み寄りに答えて、会長が語るのは悲しい昔話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
小さいながら幸福だった家庭を壊され、母を殺され、他人の記憶と名前を押し付けられる。
こんだけの凶行ブン回したデューク公爵夫人も、息子それ自体ではなく、彼が連れてくる家名が大事ってのが、業が濃すぎてヤバい。
知らない記憶に占拠される。立場を追われ、別人になる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
シリウス会長…ラファエルの過去は、どこかで”カタリナ・クラエス”の転生と繋がっている。
頭ゴチンとぶち当てて、”私”になったことで物語はスタートする。それは祝福されるべき第二の生だが、捻くれた”カタリナ・クラエス”はどこへ行ったか。
”私”に押し出される形で舞台から退場した”カタリナ・クラエス”の声は、一度もすくい上げられない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
無論、ゲーム世界の悪意を一人に煮詰めた彼女の『人が変わった』ことで、物語は大きく進路を変え、より善い方向へと人々を導いた。それが良いことなのは、ここまで見てきた僕らが知っている。
しかし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
一つしかない人生の椅子を横入りする、記憶の上書き、アイデンティティの簒奪が行われているのは事実だ。
ここに踏み込むと、カタリナ様がずーっと幼いままで、選ぶことを保留し続けてる問題より重たい荷物が顔を出すので、早々触れないわけだけども。
シリウスの名を押し付けられた会長は、しかし希薄な思いなどには占拠されず、善良な仮面を付けて復讐を煮込む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
しかしこれも、殺された魔術師(彼もまた、”家”に帰りたがっていたのが哀しいところだ)の復讐心に踊らされた結果ではある。
”私”はどこにあるのか。そんな問が、最後にひっそり顔を出す。
この話は素直で善良な生き様が、悪役令嬢だった”カタリナ・クラエス”を主役に押し上げ、ゲームが用意したマリアすら変えていってしまう物語だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
他人を思い、手を差し伸べる。見返りを求めない善良さは主役特権ではなく、人間全てに開かれた徳目…のはずなんだが、それを行うのは難しい。
”カタリナ・クラエス”にも、”私”のような破滅回避は可能だったはずだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
他人を羨まず、むしろ思いやる。目の前の人生を楽しみ、それに他人を巻き込んでいく。優しくされた恩を忘れず、見返りを求めずに手を差し伸べる。
それが簡単じゃないから、”カタリナ・クラエス”は悪役令嬢として破滅した。
”カタリナ・クラエス”の運命を変える改心は、物理的に頭ぶつけて、異世界から転生してきた善良な霊魂が乗り移ることでスタートする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
では、”カタリナ・クラエス”が”私”にならないまま、ハメツルートを乗り越える道筋はないのか。彼女はゲームの書き割り悪役として、決定的に間違え続ける運命なのか。
闇の力の人形になりかけた会長も、その人間力で光に引っ張り上げたカタリナ様を見ていると、そんなことを考えもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
多分作品は意図していないところなんだが、メタ認知と自由意志というテーマは、ジャンル的にどうやってもつきまとうな…巧く避けてるけど。
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カタリナ様は偽善者ではない。なにしろ、善を為している自覚すらないのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
彼女は自分が成し遂げた偉業には一切目を向けず、『みんながしてくれたこと』を会長に反射していく。でもそれは、まずカタリナ様が最初にやったから、他人も出来るようになったことだ。
扉を蹴破り、風を通すこと。世界の陰りに苦しむ人に、寄り添って手を伸ばすこと。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
それは苦界でしかない人生を歩いていると簡単に忘れてしまう、人の在るべき在り方だ。
カタリナ様はバカだから、世界が本当はどんだけ暗いかなんて、知らないし気にしない。
お菓子があって、友達がいて、みんな仲良し。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
子供のまま成熟しない世界認識が、彼女の伸ばした手を通じて色んな人に伝わり、変に大人になりかける子供たちを守った。
インナーチャイルドを大事にされたことが、他人を大事にできる大人へと、彼等を育んだ。
『幼さを蔑しないことで生まれる、清廉なる成熟』を作品の手中にしているこの話は、やっぱり古典的な児童文学の系譜に連なる話なんだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
イノセンスは時とともに失われたように思えるけど、心の底でいつでも目覚める時を待っている。
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剣を捨てて手を取った会長の決断は、あくまで会長個人のものだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
カタリナ様が(まーったく自覚なく)謙遜するように、他人が誰かを救うことは出来ない。自分を救うのは、いつでも自分だ。
でも、孤独の闇の中に救済はない。放っておけば、破滅フラグはいつでも牙を剥く。
陰りから顔を上げて、より善い世界を見るきっかけ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
カタリナ様の徳目は、知らずそれを与え、力強く手を引っ張って背中を押す力にある。
彼女が『かわいそう!/きれい!』と、六歳児の感性に素直に突っ走らなければ、周りの連中はヒネた乙女ゲー攻略対象のままだったのだ。
そんな特別でありふれた力を、彼女は自覚しない。自分は脇役で、何も出来ないと思い込んでいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
圧倒的な主役力を持つ彼女がそういう認識な所が、ギャグの源泉でもあり…救済物語につきもののクサさを抜く、謙虚なバカさ、思わず好きになってしまう愛嬌にも繋がっているのだ。
というわけで、いつもの如く無自覚でありふれた奇跡を世界に振りまいて、会長の救済も終了ッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
あのガッチンガッチンな階級貴族社会に、手錠を隠す人権意識があるのかは、考察のしどころだとは思う。このあと縛り首でしょコイツラ(ゲーム世界への偏見)
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しかし、カタリナ・クラエスの闘いは終わっちゃいない…まだエンディングイベントが残っている!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
…って思ってるのは、メタ認識をハンパに残したカタリナ様だけである。幼少期に攻略対象の一番柔らかい所踏み込んで、だいたい”勝ってる”んだよなぁ…。
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まぁ『アイツラちょろいしな! 一生安泰でしょガッハッハ』とか言ってるカタリナ様、ぜってぇ見たくないけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
あくまで脇役と己を任じて、自分なり出来ることをやる。でもそれで、他人を押しのけたり足を引っ張ったりしない。
”私”が誰なのか。決定的に誤解し、本質的に理解しているから可能だなぁ…
もとが庶民だからか、カタリナ様は知足の徳に満ちてんのよね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
地位も他人からの承認も…”カタリナ・クラエス”が悪役にならざるを得なかった焦燥が、一切ない。
私は私で、それで良い。そこが安定してるから、他人に手を差し伸べる余裕も自動的に生まれる。
これが”令嬢”っていう恵まれた地位にいる特権ではない所が、まぁミソで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
フッツーの女子高生やってた時も、”私”はあっちゃんに二億兆点の笑顔と優しさを無自覚に、無私に届けていたわけで。
まぁ、根本的に”そういう人”なのだ。そのあり方は特別ではなく、しかし中々真似はできない。
そんな特別さに自覚がないので、卒業パーティーの”主役”が自分だとも思ってないッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
コンプレックスを乗り越え、”オレはオレ”と思えたからこその共演。
多分原作にないイベントも、あんま気にしてない。仲良しなのが当たり前、ソレって奇跡ですから!
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相変わらずひょいパクヒョイパク食いまくりな六歳児は、ついにメアリにド直球なボールを投げる。帰ってきた答えは…お前でしたーッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
”恋愛ゲーム”だったはずの世界が、カタリナ様の幼児性に染められて”友情ゲーム”で留まる改変で、破滅フラグ回避ッ!!!
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マリアの慕情が恋なのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
彼女のセクシュアリティが、”私”の登場により変わったのか。
ここら辺は、のっぴきならない恋の土壇場には踏み込まない物語では、確定しきれない状況である。
愛するカタリナ様が、まだ恋とか受け止められないから。
周囲の認識は、そこで一致している。カタリナを除いて。
ポリアムールな選択肢も含めて、誰かを選ぶ恋の残酷にカタリナ様が踏み込み、無垢な幼さを否応なく閉ざしていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
そういう未来は保留され、青年たちは甘く美しく善なるモラトリアムへ、ゲームで指定されたエンディング/ポイントを超えて進んでいく。それはそれで、幸福な終わりだ。
カタリナが愛されてる自分、主役でしかない己を認識し、それを取り巻く世界を峻別出来る成長を見せるのは、作品が終わるときだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
少なくとも、その決断をしたあとで僕らが見てきた”はめふら”は続けられないだろう。
カタリナ様がずーっとバカな六歳児だから面白い話なのは、間違いない。
二期でどんだけ状況が変わるか、どこまでどう踏み込むかは未知数だけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
世に是とされ、厳しい世間の荒波が必然的に求める”成熟”との対峙を、この作品がどう扱うかは気になるポイントである。
『選んで育つ』てのが唯一の回答じゃないけど、いつか扱っては欲しいね。
魂の奥深い所に、”カタリナ・クラエス”を刻まれた同志(ライバル)がまた増えつつ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
救われてしまったが故の弱みを苦笑いで飲み下して、奇妙な恋と友情は続く。最終回で一気に、マリアが”圧”高めてきたな…。
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攻略対象共がカタリナ様にズブのズブに沈み込んで、カタサー作っちまう心境に視聴者が納得できるのは、作品の強みだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
いやまぁ、こんな飾らず驕らない善人隣りにいたら、好きになっちゃうだろそら。自分一人を選んでくれないことすらかけがえない善性だと、認めざるを得ない。
ほっときゃ肥大化するエゴを無自覚に刈り込んで、他人を見る隙間を作っちゃうところも、カタリナ様の才覚である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
恋すれば『私だけを…』となるもんだが、誰にでも優しいことの効能を身を持って、何度も思い知らされると、そういう独覚に溺れてる暇もないよね…エグい救済力。
(おそらく)二期の新キャラなどもチラ見せしつつ、再び春は巡りくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
オープニングと同じ場所、同じ季節で始まって、しかし同じではない…ことを、自覚しない麗しき無垢。
カタリナ様の新しい一年は、いつものように楽しく輝くだろう。
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自分が他者を救い、世界を変えたことを、カタリナ様は誇らない。知りもしない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
それでも、彼女が吹かせた風は確かに、より善いものを連れてきた。かけがえないと心から思える友達に包まれているのは、そのささやかな報酬だ。あと偽ヘビ商品化ネ。
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かくして!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
イノセントな魂が人格無双をぶん回す物語は終わり…続くッ!
いやー…非常に綺麗にテーマを回収し、初期要素も使い切った良い終わり方でしたが、未だ魅せてくれるというのか…。極めてありがたいっ!!
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と! 言うわけで!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
はめふら一期、見事に完走であります。
いやー…”強”かった。
勝つべく企画され、緩みなく工夫と意図を凝らし、狙ったところを全部視聴者にぶち当ててて、油断なく勝ち切る。横綱相撲のアニメだったと思います。マジ強い。
とにかくカタリナ様のキャラクターが秀逸で、それを活かす話運びも毎回面白く、可愛かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
おバカで幼いカタリナ様が、人間のいちばん大事なものを自覚なく拾い上げ、手を伸ばす。そこから生まれた変化が、決まりきっていたはずの”ゲーム”を超えて、二度目の人生を輝かせていく。
昨今流行りの”転生”と聞いて、門外漢がウゲッってなるヤダ味を、片っ端から潰して進むベーシックな…しかしキャッチーな物語。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
前世知識はあんま役に立たず、斜に構えた態度はぶん投げ、目の前の人生に一生懸命…でも死の残酷、途絶えた命の儚さを無視もしない。
傷も受ければ変わりもする、一生命体としての”人間”を個性豊かに、幼い頃からの交流から生まれる笑顔と少しの切なさで描いていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
カタリナ様はずーっと変わらず六歳児のままだけど、でもだからこそ、変わらないものへの信奉がほっこりと、キャラクターと視聴者の胸をたたいてくる。
決断と変化を求められそうな背景設定を、堂々不変たるイノセンスで殴り倒す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
恋に気づかず、奇跡に溺れず、ただただ無垢で善良でいることで世界を救っていってしまうカタリナ様の痛快に、大笑いしつつも楽しい気分になる。
非常に優れた娯楽作だと思いました。物語の背骨と背筋がつえー。
幼少期の決定的な出会いを丁寧に追ったことで、そこから伸びた背丈、育った恋心がずーっと変わらねぇカタリナ様とすれ違いつつも、やっぱり一番大事な人として想い続ける人々の群像にも、強い共感を抱けました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
みんな可愛いよなぁ…カ、俗欲に囚われそうになっては引きちぎる、懸命で賢明な姿がいい
僕個人としては、素朴で頑是ない”善”への信頼を再補強してもらった気持ちで、凄く良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
他人に共感し、手を差し伸べる。後ろを振り向かず、感謝を忘れない。
当たり前に善いことって凄く難しくて、でもだからこそ、為せばしっかり世界も、自分も変わって行けて。
そういう綺麗事を、ワーギャーやかましい大奮闘に大笑いしながら飲み込め直したのは、凄く有り難かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
乙女ゲームと転生モノ、二つのジャンルの”お約束”に居着かず、よりベーシックでタフな物語へと自作を開いていったのが、非常に良かったと思う。
フツーに面白い話は、今でも面白いのだ。
その”フツー”ってのを成し遂げるために、どれだけの努力と工夫が大事かってことも、たっぷり見せてくれました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
ポップで明るい調子を崩さないように、慎重に差し込まれた怜悧な演出。それがキャラや場面の真意を伝えてくるからこそ、作品に奥行きが生まれ、主題たる善良さも浮つきませんでした。
華やかなりし貴族社会に恥じぬよう、美術や情景をしっかり描いて、綺麗な絵がたくさん見れたのも素晴らしかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
”おまけ”と気を抜いてしまいそうなところも一切隙なく、細やかに描きぬいたからこその完成度の高さ、豊かな読後感だと思います。色んな所がマジすごかった。
好きなキャラは全員だけど…特にメアリが好きかな。”獣”を隠そうともしねぇ所が良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
地味にヘテロな乙女ゲーム構造もぶっ壊してるカタリナ様だけども、女性同性愛をどんだけの深さで掘り下げていくかも、個人的には二期の注目ポイントではある。
色んな方向に舵切れるんで、”次”難しいねぇ…楽しみだ
そう思えるような、非常に良い物語を届けてくれました。ありがたい限りです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月20日
約束されたエンディングの向こう側に続く人生を、カタリナ様と仲間たちがどう歩いていくか。二期を楽しみにしつつ、今は感謝とお疲れ様を。
とっても面白かったです、ありがとうございました!!