新サクラ大戦を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
哀しき天使の力を取り込み、帝都に降り立った巨魁、カミンスキー・ゴーレム。
圧倒的な力を振るう偽神を前に、全世界から集う力。そして目覚める、新たな鋼鉄の乙女。
闇を断ち切る桜花の刃は、野望を挫き未来を掴めるのか…今、感動の大団円ッ!!
そんな感じの、帝都決戦最終局面&エピローグである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
暴走したクラーラの心を鎮め、キモい宝石人間と化した団長と殴り合い、各国華撃団と合流。
偽神の力をブン回す巨大団長との総力戦を乗り越えて、クラーラが歌劇団としてデビューするエピローグまで、なかなか盛りだくさんであった。
前回あまりに報われない死を遂げたお姉ちゃんの意趣返しが、神気取りのキモ蔵をぶっ倒す鍵になったところ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
さくら君を主役にするため、欧州島流しにあってた隊長が大返しして決戦に間に合ったこと。
白秋先生が最後まで超いい気に暴れ倒したこと。
抑えて欲しいポイントは、結構踏まえてくれたかな?
最終決戦に相応しくアクションバリバリで、血圧高まるバトル演出が元気だったのも良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
まー僕ゲームやってないし、世界観のことよく知らんので、アニメだけだとイマイチわかりきらない部分もあるけど…そこはファンに重点した結果なのだろう。
各国歌劇団の人となり、さっぱり分からんしな!
そこら辺はさておき、まずは怒りの天使と化したクラーラを鎮静させるところから開始。そんな獣みたいな顔をしちゃあいけないよ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
動力甲冑がぶっ飛ぶ衝撃で、びくともしねぇ白秋先生の人外っぷりがもはや痛快。なんなんだアンタ…。
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牙を突き立てられようが、炎に焼かれようが、抱擁を以て愛を示す。暴走クラーラを前にさくらが見せた根性は、なかなか良かったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
彼女を対話に送り出すべく、マジで影薄かったアナスタシアさんが渋い見せ場もらえたのもね。
ホント、個別回ご用意されなかったの可哀想ね…。
荒れ狂う暴威ではなく、魔と人の架け橋として己を使う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
さくらの言葉で己を取り戻したクラーラは、つまり魔と力に魅入られた団長のシャドウ…ということなのだろう。
己を慕うレイラと”家族”にもなれたろうに、ただの便利な道具としてしか扱わなかった。青い石に心を閉ざした。
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その成れの果てがこのキモ全裸だよっ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
狂気に満ちた表情といい、赤羽さんの怪演といい、団長一人だけテンションが天井ぶち破ってる。妙に冷静になる瞬間と、狂気が熱暴走するターンが交互に来るんだよな…耳キーンなるわ…。
さくらが桜武降りてるんで、白秋先生が隊長みてーになっとるけど。
超人気取りがいい気になった所で、待たせたな! 主役のご帰還だよッ!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
空を舞う巨大戦艦揃い踏み、各国精鋭が最終局面にリングイン! 重量感のある砲戦は、スチームパンク力に満ち溢れ非常にグッド。
今回、色んなサイズの闘いが矢継ぎ早に迫ってきて、なかなか楽しかった。
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『ここは私に任せて先にいけ!』は、普通人が言ったら死亡フラグ…なんだろうけども、道理も条理も蹴っ飛ばすのが白秋先生なので、あんま心配はしない。さくらは心配するけどさ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
こんだけの戦闘力を見せられて、『…うちの師匠、もしかして人間じゃない…?』とは思わないんだろうか。
白秋先生の奮戦もあって、ついに鋼鉄戦艦・セヴァストーポリ堕つ! …って思ったら、団長の御神体として再利用だよッ! それ完全な死亡フラグー!!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
団長の神々しい姿見て、久保先生デザインのキャラが『なん…だと…』っていうの、あまりにもズルいでしょ。
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華撃団の一人として、闘う決意を見せたクラーラ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
それは隊長が欧州に離れ、さくらに隊を任した…”主人公”の重責を預けた結果、生まれた変化だ。
守るべき子供として扱っていたクラーラが、戦士として一端の顔をするようになった。
隊長の驚きは、彼がクラーラを一人間として見ている証拠でもあろう。
それはクソ隕石にぶち当たって人間やめちゃった団長が、選べなかった道でもあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
こういう敵味方の対比は結構好きなんだよな…。さくら君を真ん中に立たせるべく、僻地欧州にぶっ飛ばされつつも、”誠”を以て人間を見る。
僕神山隊長やっぱ好きだな。彼が目立つ話も見てみたい(ゲームやれ)
完全に巨大怪獣と化した団長に、挑む各国の霊子戦闘機。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
神を騙るだけはある圧倒的暴力に対し、空を切り裂き降り立つ希望の名…それは天神ッ!
さぁ最終決戦だ! 号令をかけるのはもちろん、僕らの白秋先生だよッ!!
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いやまぁ、所持する暴力の総量に関して言えばあの白塗りが最高ではあるのだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
裏でコソコソやってる情報は治安担当当局に流さねぇし、相当な危険思想(にしか思えない)たる人魔融和に邁進するし、超越者たる責務を時々蹴っ放り出すし。
正義の魁として、先生信じて良いのか俺は悩む、正直。
ゲーム版の主人公である隊長を横にどかして、さくらを主役に据えたのがアニメの構造だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
なら見せ場は彼女が背負えば良いし、クラーラ周辺の心の動きは彼女を起点にちゃんと回っている。
しかし設定上の強さがブッチギリすぎるのか、戦闘が絡むと白秋先生が暴れ過ぎな感がある。主役食ってる。
白秋先生がガチで一回も負けないので、作中のパワーバランスがどんな感じなのか、正直自分の中でまとめきれない感じもあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
その癖団長には(連絡不足込みで)かなりしてやられているので、どう作品に位置づければいいか困るキャラではある。無茶苦茶すぎて、ある意味痛快ではあるけど。
帝都を貫く蒼き炎をみんなで止めて、最後の一撃は任せたぞ主役姉妹ッ!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
ってんで、まさかの切り札、桜神合体である。待ってましたとばかりのベストタイミングで、合体指令出すすみれさんは素敵ね…。
ここら辺は、作品が大事にした様式美の真骨頂。とにかくアガる。
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神なる力に酔いしれる団長の、背から伸びる黒鳥の刃。まぁお姉ちゃんから力吸って神気取りなんだから、そらお姉ちゃんが刺すわな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
さくらとクラーラは、当然団長がなんで怯んだか知らんわけだけど。戦況を決定づける偶然に見えるものが、実は因縁に血塗られた必然てのは好き。
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最終的に甲冑を脱ぎ捨て、人間としてさくらは、人間としてカミンスキーを切る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
神を否定するのなら、人を斬る重さはさくら個人が背負わなければいけない。この始末が、隊長代理としての最後のイニシエーションなのかな、と思う。
決着に相応しくない薄暗さ、血生臭さは良い。
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まぁ人を人とも思わねぇ外道なんで、そんなに背負い込むこともねぇさ! …ですむのか、否か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
リブートなった”サクラ大戦”が今後どういう舵を切るのか、門外漢たる僕には伺いしれないところだけど。
様式美で押し流せない治安維持の重責、血腥い薄暗さは、魅力的な影になりうるので生かして欲し気持ち
さておき、天使の如きクラーラが”姉”を守って光臨し、駆け寄る仲間、溢れる笑顔。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
かくして莫斯科華撃団事変は幕を閉じ、帝都に平和が訪れたのであったッ!!
帝都への砲撃を団員総出で防いだおかげで、洒落になってない被害は出てないしね。守れてよかった僕等の街ッ!
決戦で決意を示したクラーラは、己が守った平和を祝うように、華やかなデビューを飾る。綺麗や…ホンマ綺麗やで…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
第1話は憧れでしかなかった舞台に、対等な仲間として立つエンディングは、クラーラとさくらが作り上げたもの、守ったものを輝かせて好きだ。
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まぁ白秋先生は、天使の翼はためかせてどっかに飛んでいくんだけどな! マジ最後までやりたい放題だなッ!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
正直この作品世界にとって”降魔”がどういう存在なのか、僕は掴みきれてないんだけども。
白翼で善玉ぶってるけどどう考えても天魔の類なんで、人類の総力上げて首輪つけたほうが良いと思うネ
かくして大団円! 新サクラ大戦完ッ!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
という景色に、微かに伸びる暗い影。お姉ちゃん…お姉ちゃんだろッ! なんだよそのあからさまにヤベー幻の街は!!
謎を残しつつも、都のお空は晴れ渡り、乙女の奮戦が世界を守った。この先に続くのは、また別の物語…
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という感じで、新サクラ大戦 the Animation完・結! である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
うーむ…正直言いたいことはちょこっとあるが、面白かったです!!
クラーラちゃんが良いヒロインだったのが、まず良かったね。可憐だし、流されるばっかじゃない成長もあった。彼女を軸に据えたのは良かったと思う。
そんな少女をヒロインと引き受けて、主役に躍り出た天宮さくら。団長の”誠”を受け継いで家族にならんと、ちょっとずつ心を通わせていく様子、生まれる絆の描写も良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
隊長を表舞台からぶっ飛ばしたのは、”主役”をボヤけさせない良い手筋だったと思う。最後に美味しい見せ場ももらえたしな、隊長
サンジゲンの表現力、アクション力は非常に元気で、ずんぐりむっくりな甲冑が超高速でバリバリやり合う独自性が良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
色んなサイズ、色んな見せ方のバトルがフレッシュな表現力で暴れていたのは、非常に良かった。好みは第11話の団長戦。
白秋先生が暴れ過ぎだったり、団長がわかり易すぎる悪役に終盤落ちたりは、まぁ愛嬌の範囲だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
様式美を畏れずブン回すスタイルが、この令和にどれだけ刺さるかは昭和の生物にはなかなか判別しきれないけど。
個人的にはベタ足で殴りつける気持ちよさを、堪能できてよかったです。
ただ降魔と華撃団が作品世界にとってどういう存在で、その闘いにどれくらいの重さがあるかをアニメ単品では(少なくともボク個人は)定位しきれなかったのは、ちょっと厳しかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
目の前で行われる超絶バトルが、どういう意味があるか。そこが不鮮明に思えてしまったのは、少々残念だ。
作品の土台になる”お約束”を取り回すために、キャラクターがお話の都合に従順すぎ、その場その場で全力を費やしていないように見えてしまったのも、惜しいところだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
もうちょいこー…ぼっ立ちで状況を見守るシーンが削れて、切迫感が入ると好みだったかなあ。
しかしやはり、太正ロマンに蒸気溢れるスチームパンク世界のヴィジュアル、そこを駆け抜けるアクションと日常描写は非常に良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
欲しい所に欲しい球を投げる、という意味では、やっぱ様式美というのは強くて。各種ガジェットの魅せ方含め、舞台を活かした作品だったと思います。
”新”を刻んだサクラ大戦が、今後どう転がっていくのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月22日
露骨なクリフハンガーで引いたわけですが、クラーラを加えた帝国華撃団の新たな活躍を見たくなる作品でした。
願わくば、このアニメが核に据えた新たな姉妹が、新たな物語で輝くことを。
全12話、楽しませていただきました。面白かったです!