恋とプロデューサー〜EVOL×LOVE〜を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
父の残した映像制作会社を引き継ぎ、慣れないビジネスに奮戦する”わたし”。
イケメンたちとの出会いもあって、今日もお仕事頑張りますッ!
と、思っていたら! 時間停止に透明化、空中浮遊に超知識。超越進化人類を巡る謀略が、今幕を開ける…。
そんな感じのSF現代伝奇バトルお仕事乙女アニメ、堂々の着弾である。想定通りの角度で、想定の1.5倍の火力を出してくれて大満足。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
ワケの判んねぇモノが始まったワクワク感と圧倒的なトルクは、”Dance with Devils”を思い出す。名作の”血”が匂う…。
仕事を通じた自己実現、ドキドキな恋、進化人類を巡るサスペンス、超常バトルSF。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
この全てを本気で盛り込みハイスピードでブン回した結果、第一話で各要素が奇妙な共鳴を起こしてもう面白い。
これは堺監督筆頭に、MAPPAスタッフが手際よく話をまとめてる成果なんだろうなぁ…。
まぁ言うたかて、迫りくる圧倒的カオスは隠せないわけだが。見てくれよ、開始五秒で時間停止&運命の出会いだぜ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
『俺たちはフツーのロマンスはやらねぇが、異能伝奇ロマンスはやる!!』
最高のご挨拶だ…。
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後にゼンが同じシチュエーションを再演することで、『最悪の出会いをした男が運命の相手』つースクリューボール・コメディ基本中の基本を、しっかり抑えていると判るのだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
でも初手時間停止は凄くない? 進化人類エボルバーの謎をめぐるSFサスペンスでもあるから、当然ちゃ当然だけども。
亡きパパの意思を受け継ぎ、社会人二年生として奮戦する”わたし”ちゃんは金本さんの透明感あるお声もバッチリマッチして、非常に可愛い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
お人形さんなだけでなくて、自分なり運命を切り開こうと走ったり眉間しかめたり元気な所が、非常に良いです。
お仕事頑張り物語も、大事な足場なんだろうな。
まぁそこで安心しないように、即座に”赤の女王仮説”が殴りつけてくるんですけどね…。見てくれよこの黒バックに白文字…尋常な乙女ゲーじゃねぇぜ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
まぁ僕が摂取してきたの、結構死んだり殺したり本格SFしたりするんで、実はそこまで意外でもないんですが。
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『むしろ期待してた…”薄桜鬼”とか”AMNESIA”とか”NORN9”みたいの…』という思いが、真正面からトンチキな角度で叶えられそうでワクワクですけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
”わたし”と世界の現状を的確に説明しつつ、状況は進む。守るべき父の遺産がオカルト番組って、やっぱどっかズレてるな…素晴らしい。
”わたし”ちゃん、頑張ってはいるけど自分を出しきれず、プロダクション倒産の土俵際まで追い詰められている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
会社の仲間たちも可愛い…なんで乙女ゲーのサブキャラ女子は、クセなく真ん中射抜いてくる可愛さ持ち気味なんだろうね…。
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答えの出ない問はさておき、道を歩けばイケメンに当たる、恋愛行脚の始まりだよ!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
というわけで、かっきー声のアイドルちゃんから出会い開始。
抱えた問題を即座に突破できそうな逸材を、偶然が連れてきてくれる辺り濃厚なハーレクイン味がする。しかしそのご都合も、ここでは愛嬌である。
差し出された救いの手が届くまでワンクッションあって、キラきゅんが出れる番組作るよう頑張らなきゃいけないのは、なかなか好感。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
”わたし”ちゃんが状況に巻き込まれるだけのカカシに見えないよう、色々走り回るシーンを軸に第一話を構築したのは、とてもいいと思う。主人公は頑張り人間なのだッ!
突破口が見えた次の瞬間、意味深に切り取られる赤信号。伸びる謀略の手と、再び訪れる運命。一話で”二度”の時間停止…このアニメ並じゃねぇ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
ゼンが『最近とんと聞かないけど、俺が聞きたいタイプの杉田智和』で最高。あと空飛ぶ謎のイケメン。
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そうなんスよ、イケメンが空飛んでるんスよ。電柱の影からひっそり見つめるとか、奥ゆかしいことはしない。だって恋プロは進化人類を巡るSFサスペンスだから。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
僕第一話って『オッス! 自分こういうモノです!』と、視聴者に挨拶してくれるのが大事だと思うんだけども、恋プロくんは元気な挨拶ね!
時々バキッとキマった絵面が出てきて、結構駆け足な話にメリハリ付けているの、境監督作品だなぁ、って感じするけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
”種の起源”に目を向けるシモンからにじむ画面の”圧”、なかなかのモンですよ。レイアウトの緊張感が良い。
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イケメンたちは軒並み”わたし”を特別気にかけていて、モノクロームなシモンアイもばっちり、到着前に捉えているわけだけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
やっぱ自覚はないけど、進化人類エボルバーを巡る謀略の鍵となる能力と運命を、主人公が持ってる…って話なのかね。だから不思議のアリスモチーフなのか…?
人類が霊長の地位に留まるために生み出された、最先端の超人類。エボルバーはオカルト番組のネタではなく、沢山の犠牲を伴う現実のようだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
陰謀論やオカルトをネタに盛り上がっていたら、虚構が立ち上がってぶん殴ってくる展開は、”STEINS;GATE
”思い出す。想定科学シリーズだったか…(違います)
シモン先生の世界観講座が終わって、『仕事人として進化(エボルブ)しな!』とハッパかけられた”わたし”ちゃんは、良いレイアウトで凹む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
そこに現れる謎の少年! 追手と嵐! 空飛ぶイケメン!! 恋プロは初手からフルスロットルだ!
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謀略に巻き込まれたことより、街を賑わすワープ事件の当人に接触できたと喜ぶ”わたし”ちゃんに、メディア人に必要な図太さを感じたりもするが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
伝奇SFとしてのトンチキ展開パワー勝負が目立つけど、お仕事モノとして超えていくべき問題を”進化”に絡めて、ちゃんと立ててるのは偉いわな。
落ち着く暇もなくスポンサー撤退を知らされた”わたし”は、大企業にも臆することなく一発カマしに行く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
直接面会を『死にたいんですか!?』と止められる展開、初めて見たな……。爆弾投げ込んだ時も受付のお姉さん心配してくれるし、いい人だな…。
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やっぱ”わたし”ちゃんがムムーって表情良くするのが、人間味あって良い。結構怒る主人公なのだな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
そしてゼンは、シモンと同じく『どんなに親父が大事でも、人真似は止めろ。進化し、自分の強みを出せ!』と言ってくる。
ビジネス上の個人的な進歩が、人類全体を揺るがすエボルバーとどう絡むか。
色んな要素が貪欲に乗っかっている作品なので、ともすればバラバラに分離しそうなネタをまとめるフックは、とても大事だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
それが仕事人としての”わたし”の成長と、デカいSFネタに共通する”進化”…なのかな?
二つを繋げるのが、四人のエボルバーとのロマンスって感じか。
財界の龍と畏れられる自分に、堂々挑戦状を叩きつけてきたおもしれー女。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
つうか幼年期からずっと守ってきて、さっきも守ったのに覚えてねー”わたし”ちゃんが薄情って感じもあるけど。
ともあれ、最悪の出会いからロマンスは始まる。SFサスペンスもな!
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そんな感じの第一話でした。いやー…今期のダークホースであり大本命だとも思っていたのですが、しっかり期待に答えてくれました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
とにかくイケメン四人を画面に入れるべく、かなり早足で転がるテンポ感が、とにかく色んなものをブチ込んだ作品のカオスな魅力を引き立て、パワーある第一話でした。
”わたし”ちゃんはデザインも声も透明感あって可愛いし、仕事人としての課題もそれを超えていく強さもよく見える、良い主人公だと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
知らぬ間に巻き込まれていた運命が、彼女と世界をどこに連れていくのか。進化人類エボルバーを巡るサスペンスが、どこまで膨らむかも注目です。
あと男性陣が杉田智和・柿原徹也・平川大輔・小野友樹と、肌に馴染むメンツでフォーカードなのも素晴らしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
やっぱ乙女ジャンルを摂取する時は、脳内の乙女エミュレーターをフルドライブして、ときめきつつ見たいわけです。
そこら辺、つかみはバッチリオッケーよ。空飛んでたし。
ビジネス、恋、SF、サスペンス。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年7月16日
話を支える柱はだいたい見せて、キャラクターと世界の状況も一気に語った、パワーのある第一話でした。状況がトンチキ過ぎて、説明臭さがないのはスゲーわな。
騎虎の勢いを生かして次回、ロマンスと陰謀はどう転がっていくのか。非常に楽しみです。