恋とプロデューサー〜EVOL×LOVE〜を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
シモン教授は人造エボルである。彼を改造したブラックスワンは、人類の進化を目指す秘密結社である。
今日も猛烈アプローチにも揺るがない”わたし”ちゃんを彼氏面で見守りつつ、穏健派幹部として内側から恋した女を守るのだッ！！
そんな感じの衝撃の真実、シモン編だよEVOL×LOVE第6話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
絶対あると思っていた『敵サイドであることを隠し、真実の愛を抱えて近くにあり続ける』枠を、うさん臭さ満載のシモンが担当してると判明。
ついでにバリ重い過去も、ナッツぎっしり確かな満足だッ！
恋プロ男子はみーんな”わたし”ちゃんとの過去を己の中に隠し、過酷な運命に純愛の刃を突き立てる愛の戦士（ウォリアー）であるけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
シモンはまた独自の角度から純愛をぶっ込んできてくれて、なかなか良い味わいであった。まーこのセッティングだと必要だよね、敵幹部枠。
つーわけで、屋上大決戦をハク先輩と乗り越え、お仕事も順調な”わたし”ちゃん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
どう考えても友達の距離感ではないシモンとのピクニックは、麦の穂揺れる長閑な風景が印象的だ。
パイセンとあんだけロマンティックした直後に、別の男と”コレ”かよ…大物ね。
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前回襲ってきた金髪クンの背景、結構気になってたんだが『焦点はあくまで、”わたし”ちゃんにあるからッ！』とばかりに軽やかにスルーされ、インテリジェンス漂う”星の王子さま”トークで二人は燃え上がる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
第3話のプルーストといい、妙に文学の引用好きだよな、このお話。
何しろ健気な部下から頼まれちゃってるんで、今回は仕事を忘れて魂の洗濯、ネコちゃん助けて組紐あんで、イケメンと行くのんびり田舎紀行…なんだけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
”わたし”ちゃんを見守るシモンの視線に、じっとりと重力宿ってて、あからさま尋常ではない。
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『いや、この陰りで”ピクニック”は無理でしょ…』という印象は、後々の急展開でキッチリ回収されるのだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
トンチキを存分に暴れさせつつ、しっとりと情感を画面に焼くシーンでは、腰を落として的確な絵作りできている所が、この作品のいいところである。
良い絵多いんだよなぁ…トンチキなのに。
シモンを取り巻くモノクロの世界で、唯一色を持つ”わたし”。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
爽やかで落ち着いた態度の奥に、どんだけの”獣（モンストロ）”隠してるかずっと期待していたので、それが解りそうな今回は非常に楽しい。
爽やかデートに見せて、文法的にはサイコサスペンスなんだよなぁ・仮面を付けた怪物…ッ！
”わたし”ちゃんの失われた記憶が戻る時、人類は大きな変革を迎える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
ブラックスワンとしてはとっとと覚醒させて組織の目的を果たしたく、”わたし”ちゃんに幼少期から魂握られたイケメンとしては、ゆっくり思い出して欲しい。
ジレンマであるが、（他のイケメンと同じく）シモンは組織よりも女を取る。
”わたし”ちゃんを巡る一見真っ直ぐで贅沢なロマンスの向こう側には、世界の命運やら、世界規模の企業価値やら、アイドルとしての名声やら、悪の幹部としての宿命やら、まー色んなものが乗っかっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
天秤に乗っかるものがデケーほど、女の値段はアガる。
プレイヤーの満足を、上手くくすぐる構図だ
主役たちがのんびりデートしている裏では、パイセンが都会の闇の中異能バトルと煮えたやり取りに忙しかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
ダイレクトにエヴォルバーの闇に繋がる仕事してるの、パイセンだけだからなぁ…。
毎回サイキックバトル見れてるのは、やっぱ嬉しい。
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ギラついたライバルが言いそうな台詞と、煮えたぎった態度を煮こごりにしたオニーちゃんが誰なのか、ちょっと説明もしてほしいが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
まぁパイセンの好敵手で、ブラックスワン側だって分かれば仕事はできるか…。好みの煮え加減なので、今後もバリバリ出張って欲しいところだ。
エボル警察として、法と秩序と能力者を守る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
そんなパイセンの矜持を、ライバルくんはゴシゴシ擦る。
『今の中国でそのネタ大丈夫なの～～？』と、軽く心配になるけども、”保護”された後のエボルバーの末路は、なかなか悲惨なようだ。
ブラックスワンさんの活動も、造反有理ってことかなぁ。
現状の体制に与してエボルバーを封じてもダメ、性急な人類革新を目指してもダメ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
”わたし”ちゃん（とイケメン軍団）は、ブラックスワン側でも体制側でもない答えを見つけなきゃいけない。
そのためには記憶を取り戻す必要があり、そうすれば一気に話は転がる。ピクニックとか行ってる場合じゃなくなる
だからこそ、今回のんびりシモンとデートしとるのかな、とも思ったりするが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
まぁ想い出の樹の下で、あっという間にのんびり時間は終わって、記憶の蓋がパッカーと開くわけだけども。相変わらず、緩急すげぇアニメだなッ！
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揺れる記憶、交わした約束、果たされなかった思い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
まーた未来の異能イケメンにコナかけてからに！ 罪作りな子だよッ！！
CEOのプリン、パイセンの銀杏もそうだが、絆をそれぞれ印象的なフェティッシュに焼き付けて見せる話運びは結構好き。シモンの場合は折り鶴、と。
誰かのために祈りを込めて、何かを作る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
のんびりデートのきらら系イベントだと思ってた組紐づくりは、取り戻せない過去が顕になることで、別の重さを持ち始める。
何度記憶を失っても、”わたし”ちゃんは誰かのために、何かを手渡す人なのね…もうちょい加減しなッ！！
シモンのサイキック介入により、心は入り混じり過去は共有されていく。悲劇が少年を襲い、運命はねじり狂う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
感情を喪った男が流せぬ涙が、雨となって頬を伝う。ベタな演出だが、青と赤のライトの切れ味合わせバッチリキマるぜ…。
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イケメン全員を繋ぐ記憶が白紙なので、ここで私ちゃんがシモンとの過去を思い出せば、一気に油揚げかっさらえる状況なんだけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
シモンは自分が特別なポジションに座るより、”わたし”ちゃんの心を案じて、折り鶴に込められた意味を教えない。
それは記憶から実体化した、過去からのメッセージ。
これを思い出す（≒シモンの思惑を超えるほどに、”わたし”ちゃんが成長する）時に、話が一気に転がりだすのだろうけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
今はイケメンとの絆ポイントを稼いで、やがてくる異能力大爆発への”タメ”を作るフェイズである。
あとスイッチ入れたらヌルいロマンスやれないからねッ！ プリン食ったりねッ！
まぁ俺は、そのヌルいロマンスが大変好物なので、美味しく食べてるけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
好き好きビーム弾きまくる私ちゃんの鉄面皮と、それを優しく見守ってくれるイケメンの菩薩っぷりも堪能できて、日常崩壊一歩手前の生煮えな日々を、僕は結構楽しんでいるのだ。
んで、シモンが必死に接触を防いでいるエボルバーの闇に、パイセンは一人切り込んでいくのだった。お仕事お疲れさまですッ！
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
『相変わらず恋プロのセキュリティはガバだな…」などと思いつつ、ヤバいネタ扱う時は分かりやすく暗がりに進む演出が好き。
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パイセンは良くも悪くも真っ直ぐな人なので、警察組織の上が果たすべき正義を信じ、警官やってたと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
しかしハクが世界を信じたようには、世界はエボルバーを信じてくれない。溢れかえる消息不明の残酷。
超人を以って超人を狩る猟犬として、自分が飼われていた。重いネタが、ピクニックの裏で進む
”わたし”ちゃんだけだと、恋に仕事に大躍進キメる個人的な部分がデカくなりすぎるわけで、エボルバーを取り巻く社会に切り込み見せる役として、ハクが”警官”なのは巧い配置だと感じた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
まぁデートシーンと捜査シーンの温度差で、脳内に飼ってるグッピーが死んだんだけどさ…。
そして顕になる、面倒見の良いお兄さんの真実。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
ブラックスワン幹部アレスとして、女王の側で謀略を進めるもう一つの顔。その仮面の奥で蠢く、世界唯一の色彩。
攫われて改造受けて幹部扱いって…完全に”BNA”じゃん…（なずな大好き人間）
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アレスにイヤミ言ってくる幹部が、『一人で白黒チェスを指す』つー、完璧な悪の幹部仕草をマスターしてるのに思わず爆笑してしまったけども。ブラックスワンさん、マジ欲しいところを外さねぇぜ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
事故→拉致→改造までのスムーズさを考えると、事故自体もブラックスワンの仕込みかねぇ…悪辣だ。
両親死んで改造されて、シモンにとって”わたし”ちゃんとの思い出が、唯一残った人間性なのだと思う。あるいは心を殺して幹部やってる中で、出会ったことで色彩が蘇ってしまったか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
どっちにしても組織に背を向け愛に生きる準備万端過ぎて、シモン恋の大爆破が楽しみではある。
光の側からエボル真実を暴いていくのがハクの仕事なら、闇の側から掘り下げていくのがシモンの仕事になりそうだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
アイドルかと思ったらハッカーだったり、CEOだと思ったらパティシエだったり、裏の顔の多いイケメン達だな…。サスペンスなので、伏せ札が多い作りは正しいネ。
付かない灯りに思いを馳せつつ、”わたし”ちゃんの日常は進む。髪型コロコロ変わるの、キャワイイねぇ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
舞い込んだデカい仕事は、五分を惜しむCEOのゲーム番組出演ッ！？ 忙しいのか暇なのか、ゼンくんどっちなんだいッ！？
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そんな感じで、次回ゼンエピである。『ぜってーロクでもねぇ裏がある番組だゾ…』って思ってたら、次回予告の段階でロクでもない絵がバンバン出てきて、『お、恋プロ』と思った。マージ面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
やべー匂いがプンプンしてたシモンが、実際ヤベー奴で思わず体温上がる回でした。
私ちゃんを一途に思う純情と、知らず組織から盾になってる不器用な生き方。それでも止めきれない、運命の流れ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年8月21日
ハク先輩の悩める正義と合わせて、運命潮流は激しさを増していきそうですが…次回はCEOのゲーム特番だよ！
色んな意味で落差が凄い、令和のジェットコースター・ロマンス。次回も楽しみ。
