・ガルパ履修記録:新たな旅立ちのアインザッツ
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
Morfonicaの全てが開始した場所、CIRCLEメインステージ。
そこに立たんとする重責が、ましろの筆をせき止める。
夢を超えた先に、まだ続く夢にたどり着くために…今、始まりの音を掴む。
そんな感じの、モニカ1.5章。
モニカがガルパにやってきてから、約半年と少し。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
初のリアルライブも終え、色んな交流も経て、人間性に問題ありまくりの傷まみれ集団が”今”、どこにいるのか。
それを切り取るイベストとなった。
みなモニカに集う前よりも、優しく強くなっていて、非常に良かったと思う。
お話としては真白生来のビビリ、憧れの場所に立つプレッシャーでメコメコにされつつ、仲間の思わぬ支えで原点を突破していく物語である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
あの時見た輝きを、今度はステージで自分が発しつつも、そこはゴールではない。
むしろ新たな始まりとして、より強く輝く決意。
そんなキラキラを実感として掴める程度に、モニカの限界ヒューマンどもは人間力を高めて来たわけだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
ここまでの色んなイベント、そこで見せた擦れっぷりが全て意味を持つ、なかなかいい”まとめ”だったと思う。
やっぱ初期値が低いと、伸びしろはよく目立つな…Roselia序盤が面白い理由。
色々面白いところはあるのだが、まず瑠唯が良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
彼女は自分を見限っていて、しかし見限りきれず見出した可能性に引き寄せられ、Morfonicaに入った。
自分に詩はかけない。
そう諦めて、帳尻合わせに差し出した言葉は、しかし真白のスランプを突破する鍵になる。
つまりロボット人間は、自分が思っているほど世界を上手く採点できていないし、自分が出来ることも把握しきっていない、ということだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
形式を整えた、熱のない言葉の羅列。
しかしそこに詩が宿ってしまうことも当然あって、ましろの楽才はそんな面白さを直感的に拾い上げる。
『ただ機械的に拾い上げただけ』と自虐しつつも、それは瑠唯の薫りのある言葉選びであり、人間が出る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
そう、滲み出すだけの人間性をまだまだ瑠唯は残している。それを完全に諦めきれる人間は、多分どこにもいないのだ。
それが”詩”という形で現れるのが、バンドらしくて良いな、と思う。
つーちゃんは”羽ばたきのエチュード”で瑠唯と透子の間に入り、リーダーぶったことで掴んだ頼もしさで仲間をまとめ、透子は持ち前の楽観を少し引き締めて、腰が引けてるメンバーを勝負に引っ張っていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
自分の至らなさを知って、なお立ち上がったから生まれた変化が、バンドの中で活きる。
広町はそんなに目立たないんだけども、全然”普通”にこだわらなくなっていて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
持ち前の才覚をフルに発揮して、他人がしたいこと、求めるものを先回りし、一同がより良い方向に進めるよう場を整えていた。
そうやって前に出て、才を活かすことに怯えなくなっていた。
これが、凄く良いな、と僕は思ったのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
広町は凄く才に溢れた人で、なおかつそこに情がある。自分の才能が誰かを置き去りにすることを、痛みとともに受け止めてしまえる子だ。
しかしモニカに入って、花見したり食玩買ったりする中で、突出した自分を肯定できるようになってきた。
もっとヘンテコな金髪とか緑髪とか世の中にはいるし、そんな”普通”じゃない人と過ごすのは面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
自分の異質性を受け止め、活かすしなやかさみたいなものを、モニカに入ってからの広町はどんどん自分のものにしていったのだと思う。
その結果、今回の異常に視野角が広く、動き出しが早い広町がいる。
彼女の異才は誰かを傷つけ自分を孤独にするだけでなく、こういう風にみんなを繋ぎ、前に進められる力になりうる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
そういう確信を掴みかけているから、広町は目立つことに、”普通”じゃないことに怯えなくなったのだと思う。
どう偽装しても、彼女は凡俗に埋没は出来ない。どうやっても浮くのだ。
ならば、その才を去勢するのではなく、より善く活かす方法を掴んで欲しいな、と思ってきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
今回の頼もしい広町はそんな、僕の勝手な願いを叶えてくれたようで、なかなか眩しかった。
なんかデカい”学び”みたいのが、あんま顕在化せずジワリと自己肯定染み込んでる所が、かなり好き。
ほんでましろ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
他人を低いところに引きずり落としてからじゃないと共感できなかったドブ女も、衝突と成功を経て結構人間が鍛えられ、しかしまだまだ後ろ向き。
そんな彼女を前に進めるのは、やはり常人離れした詩才である。それが、今回どうにも鈍る。
新曲が間に合わない。そんな状況で、バンドは”やる”を選んだ。その挑戦自体が、モニカが掴み取った変化をうまく示していると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
急にパジャマパーティ始まって、心臓ヤバい感じになったけども。あのギクシャク人間ども、その実こういう”青春”に憧れてたな…?
ましろの才能一本で突破できてた局面が、結構多かったモニカ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
今回も最終的にはそれで輝きを掴むのだが、そのきっかけになるのはましろの内側ではなく、外側にあるものだ。
仲間の働きかけ、作ってきた絆が、新しい歌を導いていく。それは、Morfonicaが”私達”になってきてる証拠だろう。
自分一人では行き詰まってしまう所で、思わぬ突破口を見出す。自分が掴んでいない可能性を、誰かが手渡してくれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
それが”私達”でいることの、強みの一つである。
”ハーモニー・デイ”が形になったのは、ましろ一人の才により掛かるのではなく、それを活かす形をモニカが掴んだ結果だ。
そういう所まで、ダメダメだった5人は辿り着いた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
Morfonicaは生っぽい質感、それぞれが抱えた喪失が物語の大きなエンジンになってるバンドだと思う。
そんな個性は、まだまだ全然消えていない。
ロボ人間はまだだまだロボだし、調子乗りもビビリも治りゃしない。
でも、それを上手く扱う方法、バラバラなまま”私達”でいるヴィジョンを掴めたから、Morfonicaが生まれた場所を超えて、夢は続いていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
Einsatzは、音楽の始まり、その瞬間を意味する用語だ。Morfonicaの目標に見えた場所は終わりではなく、新しい歌の起点なのだ。
この『終わりを超えて、なお続く人生という物語』というモチーフは、ガルパの基本調子でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
”最高の私達”を試され新たな広がりに目を向けたAfterglowや、頂点を越えてなおその先を模索するRoseliaに、特に顕著か。
目指し、辿り着き、超えて、続く。その歩みは、Morfonicaにも例外ではない。
このステージを超えて、Morfonicaがどんな”私達”になっていくのか。その歩みが、彼女たちをどう変えていくのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年11月17日
まだ物語は続く、見るべき輝き、聞くべき詩は多い。つーかまだダメダメなんだから、面白いお話沢山あるでしょ!
そんな感じで、成長の実感とさらなる期待を高める、良いイベストでした。