イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 20/11/28 BLP『輝石喰い』

今日はしのやんさんと葵さんを相手に、BLPのオリジナルシナリオを遊びました。

シナリオタイトル:輝石喰い システム:ブラッドパス GM:コバヤシ

葵さん:”牙殺し”フェネクス:外見26才男性:貴種/舞人 斬鬼衆に身を寄せる、豪放磊落な武人。アステノルンの王族であり、奪われ歪みきった過去を精算するために、己の命を顧みず死地に赴く修羅。希望なき夜に身を投げる、虚ろなる失地の王。
しのやんさん:弦喰桜:16才女性:讐人/監者 武術家の一家に生まれ、業血鬼により一家全滅の地獄に落とされる。己を復讐の刃と化し、哀れみを捨てて鬼を狩る。渇ききっているようでいて、その実人情の湿り気を微かに残す、幼き修羅。

こんな感じの血盟で、アステルノルンの因縁を一夜に凝縮したシナリオを遊んでもらいました。いやー……楽しかったです。
このシナリオはブラッドパスの堅牢なフレームに乗っかりつつ、NPCによるPCBへの介入、物語的構造の前景化を積極的に取り込んだ、フツーのブラッドパスとはちょい違った感じのシナリオです。
いわゆるFEARゲーの文法を積極的に取り込んで、自分の肌の馴染むチューニングでやらせてもらったんですが、PLからのサジェストや成功のイメージ共有、豊富な演出に助けられ、非常に面白く遊ぶことが出来ました。やっぱ成功のイメージ、そこに到達するための道のりにコンセンサスが取れてると、早くて安定したゲームが楽しめますね。

血盟関係の煮込み方、シナリオテーマとの向き合い方、NPCのさばき方。どれも堂に入ったベテランの巧さで、一切危うい所なくたっぷりと楽しませていただきました。そこに乗っかる形で、自分も適当言えて大変良かったです。
傷号指定のシナリオは、キャストの横幅をある程度絞りつつ、豊かなイメージ喚起力をブースターにセッションの温度を上げることが出来て、とても良いと思います。血盟単位ではなくPC単位でハンドアウトを渡す方式も、NPCをシッカリ受け止めてもらい、上手く機能したかな。
300年の恩讐、時を超えた虚無と救済を、アーバンな雰囲気に絡めつつ演出する方向性もなかなかムードを出せて、大変手応えのあるセッションとなりました。タイムコントロール、発話時間とタイミングの制御も上手く行って、自分的に大満足でありました。

というわけで、大変いいセッションになりました。同卓していただいた方、ありがとうございます。