セッションで使うと面白そうなキャラを思いつくが、実働コストがハネそうな造形なので、実用保留フォルダに入れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月1日
創作で映えそうな独自で面白い造形が、時にコミュニケーション用のトークンとしての取り回しとぶつかってトータルスペック下げるのは、TRPG独特な感じよね。尖りすぎてもダメ。
ご愛読とご質問、ありがとうございます。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月1日
結論から言うと、少ハリ第16話は現状欠番です。
”握手会”というネタを自分的にどう扱えばいいか、戸惑っているうち書かなかった感じです。申し訳ない。#マシュマロを投げ合おうhttps://t.co/Fwgcrz3vIM pic.twitter.com/66DC8U8KKy
今年の年末は、こういう取りこぼしちゃった”宿題”をやろうかな、と考えていて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月1日
現状候補は
・少ハリ第16話
・フリフラ最終回
・ラブライブサンシャイン劇場版
・鬼滅の刃劇場版
・MJP劇場版
あたりです。
テキストでハードルあげるとまた止まるので、多分Twitterまとめになりますが。
ストライクウィッチーズ ROAD to BERLINを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
キールを無傷で奪還し、意気上がる人類連合。
これに対しベルリンの”ヴォルフ”は、長距離ロケット爆撃を敢行。
極音速の一撃に対抗できるのは、天を裂く彗星…それを制御しうるミーナのみ。
死地に身を投じ、故国を奪還する。
”女侯爵”の闘いが始まる…
そんな感じのロケット VS ロケット! ミリ色強めのベルリン前哨戦、ミーナ隊長のエピソードである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
故国奪還に掛ける思い、迫る”あがり”。
焦燥に焼かれつつ、それを表に出さず501隊長として、部隊の最終兵器としてどっしり構えていたミーナが、戦士として空を舞う話である。
コメート抱えたウルスラまで引っ張り出して、カールスラント勢総力戦という感じになったが、五年間の激戦が偲ばれる、絆と決意の物語であった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
ラスボスとなる”ヴォルフ”の威容もしっかり描かれ、クライマックスに向けて強く導線を引く話にもなった。良い花道を、ミーナとトゥルーデに用意できれば…
というわけで、霧晴れた青空に伸びる三条の飛行機雲、キール上空は快晴であった。しかし、ネウロイがそんな日々を許すはずもなく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
序盤をかっ飛ばして一気に本題に入るのはRtBの特徴だと思うが、早すぎてパットンの出落ち感凄かったな…。
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ネウロイさんが油断せず、適度に空気を読みながら敵役をやってくれるおかげで、このお話も弛緩せずに見てられる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
『毎回の新戦術、新技術開発ご苦労さま』という感じであるが、人間様も負けてない。
ウルスラのトンチキ装備は、一応全部実在。小型戦争チューバ…サーニャのレーダーは固有魔法だしな。
ベルリンに巣食う悪魔の拠点から、発射される極音速の破壊。キールを砕く一撃に対抗するためには、こちらもロケットを出すしかッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
というわけで、お目見えしました恐怖の彗星。ガチでロケットなので、その燃料は超危険物質ッ!
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まぁスト魔女フィルターで、服だけを選択的に溶かす”都合のいいヒドラジン”になってるわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
パニクるルッキーニを抱きしめたシャーリーの『おお、溶けたなぁ…』のトボけた味わい、『やっぱ小清水亜美ってスゲーわ…』って感じ。
こういう素面でボケるの巧いよね、二期七話の『尻ません!』とか。
敵の砲撃も実射を繰り返し、だんだんキールに近づいてくる。こちらも超音速の暴れ馬を乗りこなせるのは、人間コンピューターとも言うべきミーナだけ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
ロケット対決に見えて、魔女とネウロイの演算力勝負なのね。ソフトを制したものが勝つ!
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模擬目標の爆発が、結構フレッシュな作画で面白かったりもしたが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
無茶苦茶な機体をフライ・バイ・ミーナで強引に操るスタイルは、かなりの負荷をかける。時代を飛び越えたチートには、代償が必要、と。
人類サイドの演算装置に、年齢制限があるのが困り物だ。量産も出来ないしね。
やっぱ魔女ベースの戦闘態勢はかなり歪で、一部軍人が、汎用性のあるネウロイ兵器作ってどうにかしようとするのも、まぁ理解る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
同時に女子供がパンイチで戦う無茶を、どうにか通すべく世界が編まれてる以上、この歪みの中で闘い続けるしかない。
長年続くコンテンツは、どうしてもそういう軋み出るね
RtBは自分たちが作ったキャラ、世界、設定に、自分たちなり答えようとする気概みたいのを感じてて、そこが好きだったりする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
”あがり”の設定作っちゃった以上、ミーナはこの三期で降りる。その前に、彼女らが銃を取った願いを叶えるべく、最終目標がベルリンなんだろうし。
月光に照らされる、麗しのナイトウィッチ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
戦場の風物詩に感じ入る暇もなく、ミーナは焦燥をシャワーに溶かし、心身を整える。
そんな同志の不調を、見落とすバルクホルンではない。サウナのお礼参りだッ!
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ここまで隊長として、自分と部隊を徹底的に律する表情が強かったミーナだが、今回は固有魔法の適性を活かし、戦士として戦う選択をする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
それは合理であると同時に、燃えさかる感情が強く入ってもいる。
落ち着いて見えるから、何も感じないわけではないのだ。
この静かに燃える闘志は、先週のサーニャにも通じるもので。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
というかベルリン奪還に燃える志士の絆を話の軸にしたいから、先週サーニャをああ描いた、というべきか。
どんだけの思いでカールスラント勢はこの五年を闘い、最終決戦に熱い思いを託しているのか。
ここを最終決戦前にしっかり刻んでおくことで、クライマックスの温度は上がる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
第6話もエーゲル個別の話であると同時に、そういう仕事を期待して配置されている。
個別話数の温度を上げつつ、全体を見た構成をしっかり組む視力も、RtBの強みか。
オッパイ土偶? アレはまぁ…”緩急”ってやつよ。
我らが隊長、満を持しての出陣。古強者が脇を固め、迎撃作戦が開始される。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
基地で帰還を祈る妹分達の、可憐な表情が好き。
宮藤をあえて真ん中から外すことで、カールスラント組に焦点合わせられるのは、非常にいい感じ。
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運転手から通信兵まで、ユーティリティに何でもこなせるエーリカの古強者っぷりとか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
のさく大奮闘、ハルトマン姉妹の朗らかな感じとか。
同胞と囲む焚き火の暖かさ、死亡フラグを立てては潰す先の読め無さとか。
ベルリン道中は、見たかったものがしっかり見れて素晴らしい。
やっぱ遠征班をカールスラント限定にしたことで、同郷の絆、501結成以前からの歴史というのが強く滲んだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
ベルリン決戦に突入すると、どうやっても”501”を描くしかない。
描くならこのタイミング…だし、描いておかないと故国奪還の闘いを燃え上がらせる燃料が、一滴足らないわな。
というわけで、ついに追いついた悪魔の居城。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
ベルリンネウロイネスト、通称”ヴォルフ”。
禍々しく力強いデザインが、ラスボスに相応しい貫禄である。”伯林地獄城”って感じ。素晴らしい。
敵への対応も油断なく、作戦繰り上げ、追撃指令と矢継ぎ早
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キツめのピンチを積み上げたほうが、それを乗り越える奇跡の価値は上がる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
ネウロイさんが間抜けじゃないことが、いい具合に話を盛り上げてくれる。
前進翼ネウロイ、再生怪人になってもまだまだつえーな…こんなんがベルリン攻略戦、山盛り出てくるの? ヤバくね?
コメット発射シーケンスをジリジリ進めるのもいいし、敵の直接打撃をウルスラのシールドが止めるのもグッド。彼女もまた、ウィッチなのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
新技術、固有魔法、人間の意地。
総力を結集して飛び立った彗星は、見事に悪魔の兵器を打ち砕く。
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と、ここで安心させてもう一波浴びせかけるのがRtB。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
『ロケットが一発だって、誰が言ったんだよ!』とばかり、噴進弾の大盤振る舞い。
隊長として、ここまで通信を受ける側だったミーナが、覚悟の証として通信機を捨てる。好きな演出だ。
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第6話でも、通信機が故障してエーリカの死に思いつめたり、故障してたから大告白をブッパ出来たり、思いを伝えるツールとしての”文脈”が醸成されている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
だから、繋がることを諦め死地に向かうミーナと、それに吠えるバルクホルンが映える感じ。上手く連動させたなぁ…。
生きて帰る。紅茶を飲んで、ベルリンで笑う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
復讐の鬼だったバルクホルンが、無帰還覚悟の命令を下したミーナに怒るのが良い。
闘いの先にある人生を、お姉ちゃんも考えられるようになった。だからこその号泣激怒。渾身の泣き作画、素晴らしい
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戦士として戦うことも、無帰還前提で突っ込むことも、今回のミーナは”らしく”ない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
しかしそれは、隊長の重責、故国奪還のために果たすべき責務が閉じ込めていた、真の”らしさ”でもあって。
死地でそれを引っ張り出されて、しかし隊長としての、戦友としての”らしさ”に戻れるよう、朋が手を貸す。
おそらくベルリン奪還戦を最後の花道に、前線からは身を引くだろうカールスラントの二人に、しっかりフォーカスを絞って描ききる話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
まぁ落ちは、肌色膝カックンなんだが。この”抜き”いるぅぅッ!?
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とまぁ文句も行ったが、エンタメとして、萌えミリとして”洒落になる戦争”を娯楽消費させる作品の立ち位置からすると、このオチはスゲー大事なんだろうな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
『あ、スト魔女だった』と見てる側に思い出させて、ホッと落ち着かせた上で終わる。最後に座布団を用意する。
大事なことよ。
まぁ史実通りの硫酸ドロドロ何でも溶かすで、四人分の肉塊がアウトバーンに転がっても困るけどさ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
素直にいい話で終わって良かった感じするが…。
『キレイ…』じゃないんだよウルスラ。相変わらずタチの悪いシスコンだなオメー。スオムス時代はむっちゃ屈折してたのに…。
という感じで、ベルリンへの道を巡るロケット前哨戦は、決意と友情と肌色により、無事人類の勝利と相成りました。めでたい! めでたいのか…ッ!?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
オチはさておき、戦士としてのミーナ隊長が秘めた熱量がしっかり踊り、新兵器のワクワク感もしっかり演出され、非常に良かったです。
奮起と特攻、救済のクライマックスも良かったですが、ベルリンに至る旅路の緊張と弛緩が、凄く見たいもの見れて良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
戦友としてああいう日々を共有してきて、ベルリン奪還がある。焚き火の温もりが、決戦に必要な手触りをしっかり連れてきてくれた。
”死にたがり”だったバルクホルンが、投げ捨てられた生を掴み取り、男泣きに泣く姿も良かった。RtB、こういう変化の歴史をスッと差し込み、視聴者に読ませるの得意ね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月2日
かくして回天の彗星により、活路は開かれた。運命のベルリン決戦、何を見せてくれるのか。
次回も楽しみです。