ストライクウィッチーズ ROAD to BERLINを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
キール軍港守護のため、全ての魔力を絞り出した宮藤。
奪還作戦は止まらず、決戦兵器・ラーテを主軸とした決戦には参加できない。
衛生兵としてベルリンに向かう宮藤を、知らず守る501。
それぞれの思いが、戦場に火花を散らす。
伯林、未だ道遠し。
そんな感じの最終決戦第二弾! バカが戦車でやってくる!! な、大地上戦である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
『最終回でウィッチに主役なるし、思う存分陸軍をメインにするぞ!!』と言わんばかりの、ラーテ大暴れ回であった。
パットンがマジ萌えキャラで、大変良かった。宮藤とのコンビ感好き。
憧れの先輩が、自分のせいで決戦に間に合わない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
その無念を涙と流し、気負いつつも決死に任務に挑む静夏の若武者ぶり。
人類決死の牙を二枚、三枚構えでへし折りに来る、”ヴォルフ”の凶悪。
色んな人の思いが交錯する戦場は、激しく扱った。バカスカロケットも28センチ砲も撃ってたし。
そこで流れる血をせき止め、命を繋ぐ宮藤の戦場。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
魔力を失ってなお…失えばこそ、主人公がどういう存在なのか良く見える描き方をしてくれて、大変良かった。
魔力枯渇にも焦ることなく、自分のするべきことにまっすぐ踏み出していく背中に、頼もしさと少しの寂しさを感じた。立派になったよ…。
というわけで、眠り姫が目覚めて物語が始まる。青のチューリップが枕元を飾っているの、かなりグッと来たね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
どれだけ力を込めても、耳も尻尾も生えない。
最強の盾が砕かれた今、現場としては作戦は延期したい。
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の、だが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
この土壇場であっても人類は人まとまりになれず、鉄砲の代わりに万年筆を投げつけながら、金勘定といがみ合いを続けている。
それもまた、人の営みである。
補給や広報を、ウィッチの活躍の間に挟んできた視線がココでも生きてるなー、って感じ。
最終決戦は501だけの戦争ではなく、あまりに巨大な組織が動いている。その一部として、JSWを総動員した作戦も動く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
まさかのひかりちゃん&ラル隊長のカメオ出演は、ブレイブ大好き人間に嬉しいサービスと言うだけではなく、世界の広さ、作戦のデカさをよく教えてくれた。
将軍バッヂを付けていても、所詮は巨大な機構の歯車。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
上層部の決定に異を唱える権限は戦士たちにはなく、震電も封印されていく。
まぁ、確実に不死鳥が再び飛ぶフラグなんだが…やっぱこういう手順は、しっかり踏んだほうが燃え上がるよなッ!
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そういう部分だけでなく、静夏の自責の念、男泣きに泣き倒す心の傷を強く見せる意味でも、震電封印は大事なシーンだったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
乳の思いが乗った決戦兵器が、自分の間近に届いていたことすら、宮藤は知らない。言えない。
その状況を生み出してしまった自分に、宮藤はとても優しい。
魔力枯渇、戦力外待機の事実を冷静に受け止め、タフに先を考えてる宮藤の成長が鏡となって、静夏の涙は熱かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
泣くに泣けない宮藤の代わりに、若造静夏が哭いている、とも言える場面か。
大人になってしまった少女と、それに憧れ…だからこそ傷つく少女。
芳佳と静夏の師弟関係を一つの柱として、お話を編んできたRtB、一つの結節点であったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
戦場に身を置き、沢山の理不尽を飲み込んできた宮藤は、大国の不協和にも、作戦続行の判断にも、魔力枯渇の現実にも感情を波立たせない。
そんな事を気にしてても、死人が減るわけではないのだ。
軍隊の理不尽、戦争の不条理を飲み込めるところまで、ポヤッとした顔の女の子は、自分を鍛え上げた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
その強さと優しさに憧れたからこそ、自分の不甲斐なさ、真実を告げられない辛さ、現実の重さに耐えきれず、静夏は泣く。
その経験が、宮藤のような”泣かない少女”を作るのかもしれない。
それはとても頼もしくて、少し寂しい人生のスケッチであった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
やっぱさー…10代の女の子が戦場で鉄砲撃たなきゃいけないの、よくねーって!!(作品の根本に投げかける、クライマックスでの絶叫)
それを娯楽と楽しむヤダ味は、必ずこの作品に付きまとう。だからこそ、静夏の涙と宮藤の成長は大事だ。
というわけで、各種JSWも己の戦場で戦う決戦は、陸戦主軸で動き出す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
宮藤の仇、己の不甲斐なさを取り戻す気概を総身にみなぎらせた静夏を、しっかり気にかける仲間もまた、成長を感じさせる。すっかり気配りできるようになって…。
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静夏の燃え上がる宮藤LOVEは、若武者に実力以上の戦果を挙げさせるブースターであり、危うさの源泉でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
彼女が芳佳に向ける強い思いが、最終決戦を加熱させる大きな焚き木であるのは間違いなかろう。
戦線離脱の重い現実が、それを更に加速させる。そして先輩たちは、そんな静夏をしっかり見てる
溢れるパッションを、為すべきことを見据える理性、周囲との連帯で力に変えていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
静夏を前に突き動かすのと同じものを、芳佳も決戦兵器・ラーテの前で駆動させていた。
いやー…ナチス最バカ兵器、満を持しての堂々登場って感じだな。
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506の飛行機雲を移したり、もっさんが爆撃機でベルリン突貫を仕掛けるフラグが立ったり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
最終話をまとめるに相応しい、”それぞれの戦場”が積み重なっていく。
色々理由を付けて、熱い展開をねじ込める下準備を整えるの、RtBらしくて好きよ。
頼むでもっさん…最高の横殴りキメてくれや!
”壁”に閉鎖されたベルリンを、ラーテの巨砲が打ち破る。『パットン将軍、後方下がってください!』と言いたくなるが、これが戦車バカの『私に出来ること』なのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
非ウィッチの意地、男たちの矜持を込め、28センチ砲が生存の証明を吠える。
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その激戦の裏で、傷つくものに宮藤芳佳は寄り添う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
特別に選ばれた力がなくても、銃を握らなくても、そこが彼女の戦場なのだ。
病床で目覚めた時から、多分考えていた未来。
慣れ親しんだ空ではない死地に、包帯を抱えて飛び込む決意。
それを静かに固めたのも、宮藤の成長であろう。
空戦以外の場所に広がる戦争の諸相を、極力広く切り取ろうとする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
RtBに特徴的な視線だけども、芳佳の魔力が枯渇した状況を活かして、血を流し死んでいく兵士、それをせき止めようとする軍医の奮戦を切り取ってきたのは、大変”らしい”と思う。
癒やす、守る。それが魂に焼き付いてる子なんだよなぁ…
壊しても壊しても再生する壁、雲霞のごとく襲い来るネウロイ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
”ヴォルフ”との激戦は生半可では進まず、501も決死の戦闘を繰り広げる。
空ではリーネの窮地を静夏が救い、地上では将軍すらも血を流す。それぞれの戦場、それぞれの戦友。
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パットンおじさんが非ウィッチの人類代表として、力を失ったウィッチと手を携えて激戦を乗り越えていくのは、なんだか不思議な感慨があった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
思えば当然、そういう人たちの支えと共闘があって、魔女たちは空を飛べているんだけども。一期でラスボス担当したのが、意識に焼き付いてたんかな…。
”あがり”の設定がある以上、魔女たちは永遠には空を飛べない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
いつか特別な力を失って、それでも新しい戦場に自分だけの思いを携えて、進む日が来る。
眼帯を外しズボンを履いて、軍隊装置の一員として頑張ってる坂本さんは、その先達だ。
そういう”戦後”が見えるエピソードだったかな、と思う。
衛生兵と将軍は手を携え、”ヴォルフ”撃破へと突き進む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
人類の意地がついに最後の一撃を刻んだかに思えた瞬間、悪魔の奸計が天を覆う。
苦闘の”壁”撃破も、分断のための撒き餌。”ヴォルフ”さんは油断ない強敵で、非常にいい感じだと思う。
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激戦のさなか、確かに聞こえたあの人の声。これをリーネではなく静夏が受け取るのが、RtBだなぁ、という感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
まぁ今間近にいるのは、パットンおじさんなんだけどさ…まさかヒロインレースをごぼう抜きして、玄田声のオッサンが最前列に立つとは読めなかった。
でも萌え力たけーからなパットン…。
パットンちゃんは荒っぽい態度の奥で自分に出来ることとか、軍隊装置の中の立ち位置とか、目の前で死んでく兵隊の命とか、結構ナイーブに受け止めてる所が良いですよね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
あと口が悪い割にメチャクチャ褒める。ツンデレとはまた違うタイプの”落差”があって、そこが可愛いと思います。
ドームに閉じ込められ、迫るネウロイ、届かぬ砲撃。
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絶対の窮地に声は届かず、しかし人間は諦めない。
連絡途絶の絶望を一回書いて、優先による生存報告、救援要請に繋げる運びは、”通信”を大事に書いてきたRtBらしいなぁ、と思う。
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声が届く。頑張れと伝え、助けてと言える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
それこそが人間の強さなのだと、けっこう芯を入れてRtBは演出し続けてると思うのよね
。静夏が戦火の中、芳佳の声を聴いてるのも、その一環かなー、とか。もっさんも通信聞く描写あるしね。
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本部から届いた命令は、閉ざされた死地からの救命。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
いわば501全員が命を守る衛生兵…魔力を枯渇させ、なお自分に出来る戦いを掴んだ宮藤と同じ立場になることで、最終話の幕は開く。
活路は地下…ベルリン大地下道突破ッ!!
絶望と希望が交錯する只中で、次回最終回である。アガるぜぇ…。
というわけで、衛生兵とオジサンが頑張る話でした。いや、501もむっちゃ闘ってたけどね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
ウィッチではない存在、ウィッチでなくなる存在にもそれぞれ戦う理由、為すべき使命はあって、そこに胸を張って挑む意思、支え合う連帯こそが、輝きの源泉なのだ。
そう告げるようなエピソードでした。
”あがり”の設定がある…以上に、物語ってのは盛り上がって終わるもので。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
特別な力を持っていた魔女たちも、いつかは飛べなくなっていく。
でもそれが彼女たちの人生の終わりではないし、魔力があるからウィッチは強いわけでも、偉いわけでもない。
彼女たちの物語がなぜ、力強く心を打つのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
主人公を地上に貼り付けることで、そういう作品のコアをしっかり掘り下げる話だったなぁ、と感じます。
飛ぶ側の苦悩と尊厳を、静夏の涙と勇姿でしっかり書いたのも良かった。
不甲斐なさに震え、無念に涙し、闘志を燃やす。
扶桑若武者、此処にあり、よ。
”ヴォルフ”さんの油断なき戦術で、断ち切られたかに見えた人の希望。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月16日
しかし声は届き、道はある。人類の未来、この手で創ってみせる。
もっさんの震電デリバリー、宮藤ベルリン鬼無双にマジ期待しつつ、RtB最終回、マジで楽しみです。
スゲェモンが、絶対見られる。その確信は、とても幸福なことよ…。