のんのんびより のんすとっぷを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
トマトの苗を植え、クッキーを作り、父母に甘え犬を甘やかす。
今日も今日とて、田舎の日々は静かに過ぎる。
大きな波風は無いけども、確かな人の息吹を感じながら、睦月の風は優しく吹く。
変わらぬのんのん日和に、幸あらんことを。
そんな感じのスローライフ・アニメーション、相変わらず小学生が可愛い第二話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
一期・二期は一話一月のペースで季節を刻んでいたが、今回はリアルとシンクロしつつの一週間進行で、冬から春に移り変わる景色を見ていくのかなー、という感じ。この切り取り方も、また面白い。
そこではいつもどおり、穏やかに日々が行き過ぎて…ぶっちゃけあんまり言うことはない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
じんわりと染み込むように、モニターの中の景色がが善良で幸福である喜びを感じつつ、まったり見るのがやはりいいアニメである。
それはさておき、宮内れんげさんの健やかな成長は確かに刻まれ、僕は楽しい。
ほんまれんちょんが児童感性を全開にしてワーワーやとるのを描いてくれること、それを周囲が健やかに育んでいるのを見ることが有り難い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
自分の中では、田舎疑似体験っつうか仮想児童観察アニメとしての側面が強いんだなーと、三期でつくづく思う。…ごちうさBLOOMも、似た角度から見てたな…。
今回の話は三本立てで、どちらかというとほたるメインで話が転がる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
ほたるんもまた大人びた顔、パパママに甘えん坊な児童の顔、様々見せてくれて微笑ましい。
皆で楽しくトマト植える第1エピソードでは、年少のれんげをよく見てる姿が眩しい。
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れんちょんはいつでも両腕握り拳、迫ってくる様々なイベントに常時本気で向き合う活力がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
周囲から見れば独特のテンポでズレているのが、れんちょんにとって世界はいつでも驚異に満ち、本気で心を揺らすに足りる楽しいステージだ。
その感情の振り幅を、周囲は常に肯定し、微笑みながら見守る。
ほたるもまたそんな柔らかな心を残した児童であることが、後のエピソードでも見えてくるが、このトマト栽培では非常にお姉さんっぽい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
僕はキャラがお姉さんぶってるシーンが大好きなので、『れんげちゃん』をいつも気にかけて、ニコニコ見守ってるほたるんの姿がとても良かった。
都会から田舎にやってきたほたるんにとって、トマト栽培は初めての体験であり、れんちょんとはまた違った色合いで不思議に輝いている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
そういう機会を生徒に与えられるかず姉は、結構良い教師なのかな、とも思うが、単純に農作業の頭数増やして自分の仕事減らしたかった説もある。
大人の思惑はさておき、れんちょんは氷雨に濡れるトマトを思い、皆でハウスを作ることになる。一生見切れてるお兄ちゃんの見切れ芸が、妙に面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
な~んも言わんが、自分なりのテンポで”場”に混じってるお兄ちゃんの描き方は、やっぱ好きだ。
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一日皆でワーワー言いつつ、育み守ったトマト。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
れんちょんが大きく広げたその手で掴む世界は、不思議と生命に満ちている。
”ひらたいらさん”の時もそうだが、田舎暮らしで自然と命の在り方を学ぶ姿は、やはり眩しい。
宮内れんげさん、瑞々しく育っておくれ…。
そして第2エピソードは、先週に引き続いてこのみちゃん&あかねちゃん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
このみちゃんの出番が多いと、新鮮な新谷ボイスを摂取できてありがたい…。
あんまアホっぽくない、落ち着いた新谷ボイスはこの乾燥した季節、体調を保つのに必須だからな。
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このみちゃんも(真意は面白がってるだけかも知れないが)いい先輩をしていて、あかねちゃんが人見知りグセを超えて夢を掴む手助けをするべく、新しい友達を紹介する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
究極内弁慶の資質を暴れさせ、知らない人に対面するなり顔色悪くなるあかねちゃんが面白い。
お兄ちゃんは、引き続き見切れる。
れんちょんの懐滑り込み力は別格として、村の少女たちは皆壁を作らず、ズケズケとあかねちゃんの心に入っていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
小学五年生に敬語を使い、みんなでクッキーを作り、お砂糖手渡してくれたお兄ちゃんを幽霊呼ばわりしながら、距離は縮まっていく。
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二クール+映画ですっかり蛍との距離も縮まり、段々と馴染み変わっていく面白さ、新しい不思議に驚く楽しさ見たいのがなかなか描きにくい状況で、あかねちゃんを新参ポジションに据えたのは上手い手だな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
彼女を継続的に出すための、一週間刻みでもあるかな?
村に立ち寄り、新しい友達と触れ合う中であかねちゃんが何を手に入れ、持ち帰るのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
それはこの穏やかな暮らしの先にあるもので、目的として設定されつつ、家庭それ自体を楽しむ感じで描かれている。
楽しく遊ぶことが、一番力強く自分を変える。
そういう描き方は、なかなかいいなと思う。
前半は大人びた顔を見せていた蛍だが、第3エピではダダ甘ベイビーな部分を存分に発揮し、それに引っ張られる形でお姉さん世代も思い切りお姉さんぶる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
近年まれに見るお姉さんぶりの豊作祭りで、まことありがたい…。”神輿”を出すしかねぇ…。
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ひとしきり村を練り歩いたところで、意外なプライベートを過剰にコスらず、小5児童としてのほたるんを両腕を広げ受け止めるこのみちゃんは、やっぱ面倒見が良いな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
そこら辺も、近所の児童の面倒見ていたからこそか。
いい具合の距離感保ちつつ、ぬくもりが伝わる間合いを見切るのが上手い。
田舎のベットリ感情な家族感を上手く裏ごしして、欲しい時欲しいだけ近い間合いで見守ってくれる塩梅にしてるのは、上手い調理法だなー、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
まぁそういう方向のヤダ味出すと、”くまみこ”とか”ひぐらし”になっからね…ジャンルが違う。
れんちょんはどんな相手の前でも、エブリタイム宮内れんげなわけだが、ほたるんには様々な顔がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
友達に見せる顔、家族に見せる顔、部屋の中に閉じ込めたヤバ人形。
そういう多彩なペルソナを獲得することが、成熟の一つかな、と思う。
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このみちゃん相手にはさらけ出せていた柔らかさを、こまちゃん相手には上手く制御できない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
それもまた”一条蛍”であって、トンチキでヘンテコな部分含めて、田舎の連中は彼女を受け入れている。
そんな余裕が、美麗な風景に溶けて心に染みる。
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そして愛犬ペチを死ぬほどワシャワシャし、激烈に油断した姿をこのみちゃんにまた見られる。まぁ、それも”一条蛍”である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
ペチの描き方はキッチリ”犬”で、急にリアルに道草食う所とか、短い手足でトテトテ歩く所とか、大変良いです。今後もペチをたくさん写してください。(要望)
という感じの、穏やかな一月第二週であった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
あんまり穏やかなので書くことねぇな…と戸惑い、正直感想の筆も鈍っていたわけだが、実際書いてみると存外、受け取るものの多い回であった。
感想というものは、自分の外側に描かれているものと、内側にあるものが呼応して生まれると思っている。
この作品と僕は波長が合うので、なんでもない描写から勝手に、自分の内側にあるものが引っ張り出させる部分が多々あるんだなと、再確認する視聴であった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
まぁ本来ライトに創られたものを、こっちが勝手に祭り上げて色々言ってる状態なのかも知れないが…感じることは止められない。
少なくともアニメのゆったりした間合い、少女たちを取り巻く風景の豊かさは、舞台と選び取った場所が彼女たちをどう育み、何を学ばせているかに注力しながら、シュールで楽しい日々を切り取っているように思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
存外、教育目線のアニメかなー、と思っている。児童描くなら、自分的にそこは大事。
あかねちゃんは今後も登場して、小さな変化を積み重ねるのかとか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月23日
日々を切り取る歩幅を、一月から一週間に変えたことが語り口にどう影響してくるかとか、気になる部分は多々ありつつ。
次回もまた、穏やかで豊かな日々が見られるでしょう。とても楽しみです。