アイカツプラネットを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月24日
導入の第一話、モデル仕事の第二話ときて、ドレスの第三話である。
現実世界でのデザインと、プラネットでのドレシア融合を経てアイドル武装が完成する基本ルールを、ルリちゃんガイドで丁寧に展開。
デジタル妖精さんがたくさん出てきて、ファンタジックな味わいだった。
現実と虚構の断絶を、独特な角度で繋いでるのがアイプラの面白さだなー、と感じているわけだが、今回は特にその色合いが濃かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月24日
サラさんの仕事場はシンガーのアンティークミシンとか、古い写真機とか、小物をうまく使ってファンタジックな雰囲気を出す。
そこは現実でありながら、少し浮ついた空気
漫符的にコミカルなSEを挟んだり、3Dの現実をアニメチックに色付けすることで、VRアイドル空間が存在していてもおかしくない雰囲気がジワリ、滲み出す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月24日
ドレスはそこで戦うためのパスポートであり、虚構をまとうアイドルとしての武装。
夢の呼び水となる、大事なフェティシュだ。
だから少女の憧れの対象となるよう、仕事場のファンタジックな味付けは大事であるし、サラさんは学生組がやらないネイルを付けている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月24日
ここら辺の欲望誘導はあらゆるフィクションがやるんだろうが、流石にバンダイブランド、導線が太い。
3Dメディアに変わったことで、実在のアパレルへの導線もより太くなってて、視聴者に『東京駅に行って、MELTY HOUSEの服を買え!!』というアピールがよりダイレクトにぶっ飛んでくるようになってる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月24日
筐体以外からもガンッガンにビジネスやる気満々な仕上がりは、気合を感じていい。
可愛い友達とオシャレにはしゃいで、自分の着たい服を見つけて、ドレスの原型をデザインしてもらう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月24日
理想化された消費はVR空間へとミラーインし、三次元ではやれない電子の幻想が動き出す。
食事もできるし知的生命体も多数存在するプラネット、仮想空間つうか別の惑星なんじゃなかろうか。
音、星座、宝石といった、歴代ドレスのモチーフを属性化し、白無垢のドレスに焼き付けて個性を出していく能力バトル的側面はなかなかに面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月24日
各属性使いとして、アイドルたちの個性も立つしね。ここら辺TCG的というか、男児ホビアニテイストある気がする。
相変わらず声が良すぎるペガサスの助けも借りて、ツンデレキュウビと契約を結んだハナ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月24日
ファンタジックな妖精と、非暴力的コミュニケーションで繋がっていく幻想譚としての側面も貪欲に取り込んでいて、やっぱアイプラは要素が多いな、と感じさせる。色んな角度から勝ちに行ってる、というか。
この諸要素を一気に見せるべく、各要素は『もうちょっと観たいな…』と思えるくらいの塩梅で、サクサクと進んでいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月24日
サラさんの掘り下げとかも、今後やるんだろう。デザイナーとの関係性は、シリーズでも大事で面白いところだかんね。おまけに今回、デザイナー歌うしな…。
シオリちゃんと二人三脚で、アイドル初心者やってる描写が好きだったので、ガイド役がルリちゃんに変わったのは少し残念。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月24日
はようアイドルデビューして、対等の同志として、頼れるマブダチとして本格参戦して欲しい。
いや、ルリちゃんも感情表現が素直&豊かで、大変いいんだけど。
筐体のウリであろうドレスチェンジ要素を今度は味方につけて、バトルステージはハナの勝利。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月24日
ドレシア狩りはなんかいい感じのワクワク感があるので、今後も色んな妖精が旧キャストの声帯で登場し、デジタルファンタジーな味わいを強くしていって欲しい。
ここまで物語はアイドル・モデル・ドレスと、いわゆる『女の子の憧れ』を切り取ってきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月24日
ピンクでフリルでファンシーな味付けは、世間一般に流通する欲望のスタンダードであり、ハナのアイドルとしての個性、もしかしたら強みでもある。
それを主柱にするのは、話としても商売としても正着だろう。
その上でもっと横幅広く、アゲンストな味付けが欲しいな…と思っていたところで、梅小路響子パイセンが強キャラオーラ出しながら登場して、次回に続く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月24日
大和撫子なリアルの在り方と、パンクロックなファンタジーの同居。
少し違うからこそ、示せるプラネットの可能性。
響子=ビートをどういうキャラとして立てて、何を背負わせるかはアイプラの横幅と奥行きを決める次回は、かなり大事な手筋になると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月24日
ルリちゃんが気づいてた『ハナに教えなきゃいけないこと』と、連動して魅せてくるかなー、って感じ。
さーどうなるかな。
”アイカツ!”の魅力の一つに、エキセントリックでチャーミングな、濃口のキャラ付けがあると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月24日
ヴァーチャルな嘘だからこそ、外見も立ち回りも現実から切り替えれるビートの描き方は、そういうテイストを継承できてるか否か、つう部分の試金石にもなりそうだ。
同時にアニメだから成り立ってたコミカルな味付けは、そのまま3次元に投射すると簡単に破綻するとも思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月24日
現状結構いい感じに、現実と幻想の境界線を馴染ませながら描いてる印象であるが…次回、色々と楽しみである。
ビートもやっぱ、二面性を押し出したキャラなんな…。