アイカツプラネットを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月7日
キャラの顔見せ、世界観の導入も大体終わり、今回は”アイカツ”というのがどういう感じか、お仕事テストケースな感じの話。
僕はキャリアメイクの物語としてのアイカツがかなり好きなので、こういうテイストのエピソードは大変嬉しい。
”アイカツ”ってのは大変横幅の広い箱で、歌って踊る以外にもモデルから芝居からSNSからサインの仕方まで、芸能に関わるものは大体アイカツである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月7日
アイドル自体がそういう、越境的な横の広さを持っている職業である。
ので、それを拡大し何でも取り込む形になっている。崖登りもアイカツ!
そういう過去作から引き継いだ文脈を退けても、既にステージとモデルはやっているので、”アイカツ”の横幅はプラネット単体で示せている感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月7日
今回芝居に切り込むことで、そこがググッと広がり、今後色んなジャンル、色んな面白さを扱っていく足場ができたと思う。
3Dとの共演となったアイプラ、芝居の練習の”肌理”みたいのがやっぱり細かくて、人がそこで芝居してる実在感が色濃く出ていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月7日
この身体感覚は(基本)アニメでは非常に超えにくいポイントなので、生身パートあっての面白さだなぁ、と毎回思う。
そこを漫画調に、エフェクトかけて調整するところも。
僕はアイプラがどういうリアリティを作品全体で醸し出したいのか、そうして生まれる質感で何を語りたいのかを、勝手に気にしながら見ている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月7日
まだまだ序盤、その手触りに確信はないが、確かにアイプラ独特の面白さは、既に出ている感覚がある。
2Dと3Dの肌理の違いを時に生かし、時に馴染ませる工夫。
あと単純にジャージ着てワイワイと、汗水たらして練習するパートが好きなので、3Dで見れて面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月7日
梅小路パイセンが持つキャラの強さと説得力が、新米アイドルを導くポジションにピタッとハマって、舞桜との掛け合いが良い。
るりちゃん、栞ちゃんと合わせて、四人の凸凹もいい感じのアンサンブル
マイム特訓を通じて、演技で大事なポイントをわかりやすく描き、これをキャンバスに各キャラの個性を面白く伝える運びも、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月7日
やっぱこの、クスッと嫌味なく面白くて、そのくせ当人は真面目なテイストが(個人的には)アイカツ味だなぁ、という感覚がある。
舞桜が何でもかんでもバレエに引き寄せて理解するのが、漫画的でもあるし上手く彼女の世界を伝えても来て、なかなか面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月7日
とんかつDJなら『とんかつと同じなんだッ!』と確信するポイントで、舞桜は『あ、バレエだ』と理解する。そこが彼女の強みである。
これを引き継いで、プラネットでのオーディションにおいて彼女は王子と舞い、楽しむ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月7日
台本にはない台詞がスルリと出てきて、横紙破りの個性が顔を出す。
『定められたスクリプトを台詞で演じる』という、”演技”の最初の理解が特訓によって壊れ、自分で咀嚼し個性を付けるようになっている。
選択可能なアバターを介することで、自己を投影するVR空間。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月7日
そこに宿る構造的な自由を、時代の風と上手く絡ませて語っていくのが、多分アイプラの一つの柱だと思う。
そこら辺は、先週ビートを主役に力強く語ったポイントだ。
今回も、王子様に女の子が立候補してもOKだと、サラッと描いてた。
なのでオーディション勝者となったキューピットの芝居は、『セリフを喋る』という固定観念を全部蹴っ飛ばし、目線と身体で解らせる無音のマイムとなった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月7日
急にフラメンコ踊りだすビートの飛ばし加減も凄いが、キューピットも相当アナーキーである。
不思議で生真面目実力者。ライバルとして面白い造形
”シンデレラ”と聞いて真っ先に想像するような、いかにも可憐なプリンセスを演じたアンちゃんと、どういう関係なのかも気になるところ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月7日
舞桜サイドが四人で見せてる、ぶつかる個性の面白さ、支え合うかけがえの無さ。
そのうち、二人を主役にそういうもんが見れると良いな、と思う。
つうかキューピットはやっぱりデザインが素晴らしくて、前髪からやや太眉が透ける3D表現もバリッバリに響く。初のソロステージを、ライバルに任すのは巧い采配だなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月7日
スキのない完璧さをアイドルとしての武器にしてる彼女が、どんな内面を持つのか。そこら辺は次回、彼女の主役回で理解ってくるか
あとフワッとした印象の色使いとデザインなのに、勝ち気でアタリの強い所をガツガツ見せてくれるのも良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月7日
ビートとはまた違った意味合いで、ギャップを生かしたデザインだなぁ、と思う。
主役全員そんな感じなので、やっぱ表層と中身の差はかなり意識して作ってんのかな、という感じ。
吹き上がる個性で役を射止め、アイドル”ハナ”として初のサクセスとなった今回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月7日
今後もこんな風に、努力と発見が成功に結びつく物語が積み重なっていくと、面白いなと思う。やっぱお仕事系の話は、手応えと細密さがあって好きだな。
今後も色んなジャンルに挑戦して、”アイカツ”の広さを見せて欲しい。