イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 21/02/27 BLP『誰が為の正義』

昨日はHideさんがブラッドパスオンリーコンでやるシナリオの、テストプレイに参加させていただきました。

シナリオタイトル:誰が為の正義 システム:ブラッドパス GM:Hideさん

シェンツさん:武田静:18才女性:讐人/戦衛 某製薬会社の令嬢に生まれ、息苦しい檻に閉じ込められていた少女。正義に邁進する叔父をヒーローと焦がれていたが、突如失踪。屍鬼として帰還した彼と血盟を結んだものの、英雄の残骸を前に愛は反転し、哀れみは打ち捨てられた。お嬢様然とした仮面の奥に、冷たい猛火を宿す美獣。

コバヤシ:”パッチワーク”武田徹:外見35才男性:屍鬼/舞人 揺るがぬ正義を持った現在の英雄であったが、とある事件に巻き込まれ失踪。ツギハギの怪物として帰還した彼からは、記憶と確信が失われていた。何もかも実感から遠い影絵の街を歩きながら、それでも過去の自分を、失われた正義を探し求める巨漢。

こんな二人で、オールドスクールADV味のするシナリオをたっぷりシャブッてきました。最高に楽しかったです。
実はブラッドパス(にあんま限らないけど)ガッツリ打ち合わせをして、キャラ設定段階でゴリゴリ噛み合わせる感じのビルドってうちの環境じゃやらんのですが、せっかくなのでモリモリと相談しながら作ってみました。
徹が理性の輪郭しか持たず、静が燃える感情しか持たない。お互いに欠落し、すれ違い、だからこそ絡み合う。過去に失われた炎の名残を求め、けして届かないと知りながら手を伸ばす。
徹が過去の自分をエミュレートして失敗する度に、静のおじさまポイントが下がり続けるのが死ぬほど面白かったです。何をしても気に食わず、何をしても何処かで満たされる。拗れも連れた赤い糸は、まだまだ無明の闇、かすかな光へと繋がっていそうで、もっと遊びたくなる血盟になりました。楽しかった。

シナリオの方はちょうど真ん中の警察モノで、SIDである当事者性がバリバリに高く素晴らしかったです。それっぽさを強調するギミックや展開が随所に用意されていて、シナリオに前のめりに楽しめる作りだったのがとても良かったと思います。
今回最初から”置き”にいったのは血盟相手だけではなく、シナリオに対してもキャラを狙い撃ち気味にやってみました。
正義は何処にあるのか、吸血鬼はそれを追い求める資格があるのか。そういうモノをキャラの魔ん中に据えたことが、非常に強いトルクを生み出し、たっぷり満足できるゲームが生まれたと思います。
喪失を全面に押し出したハードボイルドキャラだったのだが、それにふさわしく体幹の強い、ブレが少なくカッコいいロールが出来たと思っています。昨日の俺は大変かっこよかった。(自画自賛は大事だ、強いTRPGプレイヤーになるのは必須と言える。)

というわけで、非常に面白いセッションでした。同卓していただいた方ありがとうございました。オンリーコンでの本番も、大成功することを祈っております。