呪術廻戦を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
八十八橋の呪霊は、宿儺の指を取り込んでいた。
回収のため訪れた九相図の壊相・血塗と、鉢合わせる呪術師達。
一人特級呪霊と対峙した恵は、極限の闘いに”本気”の出し方を知り、領域を展開する。
そんな彼に去来する、闘う理由(わけ)とは…。
そんな感じの伏黒恵まつ毛バチバチ祭り! シスコンもあるよ!! な、八十八橋エピソード第二回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
まぁ”シスコン”っつー軽い言葉で揶揄するには、義姉との関係と感情、ぎっちりと思いがな。
コバヤシはまつ毛が長くて伏し目がち、クール顔に重い感情を秘めた少年が大好きさッ!
アンタもそうだろッ!
嫌な感じの同調圧はさておき、伏黒くん大覚醒のVS特級呪霊戦はバトルもゴリゴリと動き、彼のバックボーンもよく見えて大変良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
対抗戦で虎杖くんをすり潰しかけて大暴落した五条先生株が、結構上がる回でもあったな。
この二人がメインになると、マージで画面がまつ毛で埋まる…。
死力を振り絞ったバトルで伏黒くん気絶しちゃったけども、九相図の二人とは野薔薇と虎杖くんがマッチアップする形か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
人間呪い潰して生まれた呪的生命のわりに、それなりに話が通じる感じもあるが…まぁ殺し合いだろうな。このアニメ、呪術廻戦だし。
つうかあの服何? ああ”縛り”ってそういう…。
さておき。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
出だしから背動動きまくりの大バトル、かっぺーボイスが可愛い血塗くんとの大立ち回りである。
『もぐらたたきはヨユー!』と油断した所で、野薔薇を飲み込まれる伏黒くんの立ち回り、ツメが甘くて愛おしい。
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 pic.twitter.com/aot9fzcaeH
彼の発想結構ゲーム脳というか、因と果の帳尻があってる状況を(意識的にしろ、無意識的にしろ)求める傾向がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
だから善人が理不尽に呪われる世界が嫌いだし、助けるならば悪人より善人の方が好ましいと、納得いくルールを付けたがる。
”縛り”でCP稼いで他を強くするルールが、呪術に乗る以上。
その合理はオカルト相手でもしっかり通用するが、しかし世の中不条理だからこそ、それを恨んで呪いも生まれるのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
目の前にあるモノよりも、本来あるべき、あってほしいモノを求め色々取りこぼす脆さは、柔軟に現状を肯定できる虎杖くん、クソみたいな現状にハンマー打ち下ろす野薔薇と、面白い対比
同時に自分の夢が叶わない現実もたっぷり思い知っていて、伏黒くんはなりたい自分、あってほしい世界を自分の外からめったに出さない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
あくまでクール、理知的な現実主義で固く自分を鎧いながらも、それが枷になって縛りを生む。
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 pic.twitter.com/TO098cFFaW
今回は瞳の反射で脅威を見せる演出がよく冴えていたが、目にクローズアップするとやっぱ、長いまつげがよく目立つ。き、綺麗や、伏黒クン…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
玉犬で気持ちよくもぐらたたきフィニッシュしたと思いきや、ぬるりと飛び出した指喰い呪霊にワンパン喰らい、実際大ピンチである。
虎杖くんが一回死に、子供たちの無力を思い知らされた刑務所の事件。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
そこで戦ったのと同系(で、もっと強い)呪霊と伏黒くんがマッチアップすることで、彼の窮地と覚醒、ここまでの物語が鍛え上げた力がよく見えるのは、第一期の終わり(ですよね?)に相応しい仕上がりだ。
ズタボロにされて思い出すのは、クソみたいな恩師の言葉。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
自分の死で全てを解決できると、心の何処かで思っているから本気を出せない。
『死んでも解決する』じゃなくて、『死んで解決する』道を無意識に選んでいる。
その指摘は、鋭く重い。
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 pic.twitter.com/yIMIMyCS2M
超絶まつ毛ビシバシ人間の美しい顔、そこで交錯する生き方の指南を描いた後、狂笑しつつ過去の自分を超えていく、血みどろの伏黒くんを見せる対比がスゴく良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
物分り良く、いつも何かを諦めて、いざとなれば死んで解決する自暴自棄。
それをむき出しの歯で噛み砕く、漆黒の領域覚醒。
『白と黒のまつ毛長々ヒューマンに、ビーズをそっと乗せていくだけのアプリとか、集英社から出ないかな…』とか、『伏黒くんの領域展開、完全にエディゲージ無限のザトーじゃん。オガホールからドリルハメじゃん…』とか、益体もないことをいろいろ考えたが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
芥見先生、絶対格ゲー超好きだよね…。
伏黒くんが指喰い呪霊に追い込まれた時、瞳に脅威が反射する演出が使われたけども、覚醒を果たして形成が逆転して、今度は鵺を敵の瞳に映すのが、なかなか冴えた演出だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
バチバチ殴り合う描写も巧いが、重心が入れ替わるような演出を上手くこなすのが、アクションを見飽きないポイントだろう。
正直伏黒くんのおすまし顔にはちょっと飽きてきた感じもあったので、五条先生の教えが導火線に火を付けた狂気の覚醒は、大変良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
十種神言を完全発動した時、生命と引き合えにどういう術式が発動するのかは、結構気になるなぁ…やっぱ十束剣ベースの式神かな?
かつて手も足も出なかった特級をバチボコにぶっ潰して、しかしその代償に流れた血はシャレにならない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
薄れゆく意識、血みどろの美少年に宿儺先生(伏黒恵トップオタク)も思わずニヤリである。
なーんでお前はそんなに恵が好きなのッ!?
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 pic.twitter.com/FycJk1hu1B
薄れる意識の中、思い出されるのは荒れていた中学時代。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
誰にでも優しい偽善と、背中を向けていた視線に込められた、自分だけを選び取る確かな思い。
許しを強要する呪いと、それでも許す強さ。
靭やかで優しい、白百合の善良。
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 pic.twitter.com/vUG56RPaOr
ツンツンしつつも、もう世界で二人きりの姉弟になっちまった時から伏黒くんはお姉さんにズブズブで、だからこそ甘えて反発していた部分もあるのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
ちょっと複雑で、ありふれた思春期の光景。
一般人なら微笑ましい思い出にもなろうが、家と呪いが絡み合った人生は、そんな結末を許してくれない。
つーか五条先生が横車押さなかったら、禪院で実験動物として買われて飼われてたのかよ…相変わらずエゲツねぇな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
相当な善行やってるのに、ドヤ顔で押し付けるよりウゼーと思われるのは、五条先生の人徳か、非徳か。この人も結構めんどくさい人だね…。
回想シーンで、バントしてる伏黒くんをよく見てたのも、単純に教え子への思い入れをちょっと超えた、幼年期からの付き合いが影響しとるのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
その恩も姉の思いも、ブツブツ文句言いつつガラスの十代、結構大事に受け止めていたのだと思う。
いつか、素直になれたら。
そんな自然な成長を、理不尽で残酷な世界は待ってくれず、最愛の人は呪いに飲まれて目覚めない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
特級をすり潰すほどになった掌は、一番取り戻したいものを掴めず、取り戻した””指”は禍つの月のように、捻じくれた牙を剥く。
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 pic.twitter.com/zTCuImdg7i
血みどろに意識を失い、傷を増やしながら、伏黒くんは呪術師を続けていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
あの人が間近で教えてくれたものを胸の奥に秘め、小さな手のひらをすり抜けていく願いに傷つけられながら、呪いを掴んで未来へ這いずっていく。
その泥まみれが、やっぱり僕は好きだ。
つーかお姉さんへの感情、ムッツリ顔に閉じ込めて相当発酵してんなと思ってたけど、想像以上で大満足だよ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
親に捨てられてなお、不良ボコって正道示す程度の荒れ方ですんだのは、お姉さんの生き方を間近に受け取ってた結果だよなぁ…まぁもう話せないんだけどなッ!
伏黒くんにとってお姉さんは、世界の善を人間の形にした希望だったわけで、それを理不尽に奪われたら祈りが呪いに変わってもおかしくない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
そこで『呪いを殺す…善人を守るッ!』となる辺り、やっぱ根本的に英雄気質なのだと思う。
なかなか生きづらかろうが、それでも闘う伏黒恵。頑張れ。
一方仲間たちは、”お使い”に来た九相図兄弟とバチバチやりあっていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
兄弟ふたりとも、頭部以外に”顔”があるけど、それが九相図の特徴なのかしら?
理性的で紳士的と思いきや、タブーに触れられるとキレる。面白い檜山だな、このモヒカン…。
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 pic.twitter.com/Q1CXw52cXr
壊相は今までの呪霊とはちょっと味が違って、理性的な取引を持ちかけ、殺戮一本の単機能という感じが薄い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
これが彼特有のものなのか、呪的アーティファクトである九相図の特徴なのか…そこら辺は次回判るか。
人間の業が生み出した、呪いの結晶体。疎まれし嬰児。
それがどんな心を持っているか…あるいは人間性の欠落した怪物なのか、バトルの中で見えてくるでしょう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
人間の形を保って、禪院の家を維持する人でなしもいれば、呪いから生まれてなお、なにか人の欠片を抱いているものもいる…のかな?
まぁ真人と宿儺は、混じりっけなしのゴミだがな!
”家”に代表される檻を立てて、身内にはすべてを与え、それ以外からは全てを奪える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
その切り分けが人類種の特徴であり、最悪の欠落でもあると僕は思う。
漏瑚を見てっと、人から生まれた呪いもまた、その切り分けをして”他人=非人”を殺してる感じはある。
ヒトは本当の人間じゃないから、殺していい
それは呪霊たる己達こそ”真の人間”だという自負故の断絶で、これは呪霊を殺す人間の側にも当然ある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
その境界線を広げていては、呪術師稼業はできない。好きにさせてりゃ、死体の山が増えるだけだ。
この垣根を超え矛盾を越えうるのが”哀れみ”だろうが、さて、九相図の兄弟たちとの闘いにそれは滲むか
伏黒くんは極限の闘いの中で、自暴自棄に甘える自分を超えてきた。死んでも生き延び、邪悪を滅する道へと踏み出した。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月20日
虎杖くんと野薔薇はこの闘いに、何を見出すのか。呪われし兄弟が、血闘に刻む思いとは。
次回、呪術廻戦一期最終回。大変楽しみです。