ウマ娘 プリティーダービー Season2を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
不屈の闘志を胸に、トウカイテイオーは一年ぶりの復帰戦、強豪ひしめく有馬記念へ挑む。
居並ぶウマ娘全てに、勝利への意思が、負けられれない理由がある。
それでも、勝利だけが示す未来へ進むために。
さぁ、駆けよう。夢の先へ！
というわけで伝説のアイドルホースの物語、堂々完結最終回ッ！ である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
史実を見ても、これまでの仕上がりを見ても、前回の物語を見ても、最高の最終回なのは解っていた。
だが！ そんな期待をいつもどおり悠々飛び越えて、最高超えてる感動をズドンど真ん中、ぶち抜くフィナーレとなった。
日常、疾走、勝利、ライブ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
第1話と構成を重ねて、物語が行き着くべき場所に帰ってきて、更に先に進んでいく感じが強く出るのが良い。
ウィニングライブの仕上がりは、3Dモデルを手書き作画と見事に融合させる演出が映える、圧倒的な仕上がり。
普段よりやや長めに、疾駆する者たち、見守り声援を送る者たちの思いを強く焼き付けたレースには、幾度もくじけ幾度も立ち上がったテイオーが掴み取ったものが、全て焼き付いていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
負けないという気持ち、諦めない強さ。
誰かのために、自分のために走り抜く輝き。
今までやってきた全てを活かし、それ以上の感慨へと突き抜けていく物語を彩る、美しき新世代、無限のファイナルレース、そしてうまぴょい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
長大なスタッフロールが心地よい疲労感を受け止め、見た人全てにこう言わせる。
『いい最終回だった…』
そう、最高の最終回だった。
推しの故障で号泣するダイヤちゃんが、テイオーの背負うものを上手く補強しつつ、物語は始まる。き、綺麗やダイヤちゃん…（今回多分5億回くらい言う）
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
シリアスで熱い決意を主役が滲ませる中、スペ尻がヒンヒン泣いている。
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投げっぱなしのネタで画面を満たして、主軸をぶらさないままうまく空気を抜くコメディの使い方は、最終話でも健在。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
ネタをやらないと死んじゃう病気…というか、サービス精神が旺盛で貪欲なんだと思う。
一画面で、色んな感情を惹起させたいアニメ。それが雑音にならない巧さ。
二期のトレーナーは積極的に走り方を指導するというよりは、ウマ娘の思いを最優先し、そこに寄り添い支える立ち回りだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
これは彼が一期で作った信用資産を活用した運用で、前に出て主役のドラマを邪魔しないまま、走らないものの思いと苦悩をよく画面に滲ませてくれた。
最終決戦でも、俺たちのトレーナーさんはテイオーの真っ直ぐな決意を受け止め、スピカの仲間もそれに報いようとする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
窓ガラスに揺れる思いを反射させるマックは、そこにはいない。き、綺麗やマック…。
いやマジ、今回のマックはスカウター弾け飛ぶヒロイン力だった。可憐の概念存在。
かつてテイオーがリーダーたすきを付けてやってきた、誇りある裏方仕事。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
それをチームの仲間が背負い、決意を後押ししてくれるのが嬉しい。
この充実感のある特訓風景を、OPテロップ出る段階で終えてしまう手際が、やっぱすげぇ
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もはや本命ど真ん中とは言えない。第四位の投票も、『お疲れ様』が多くこもる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
しかしそこに込められた本気を、スピカは全力で支え、テイオーは決死に走る。
かつての自分に追いつき、追い越すために。
後輩系ヒロインとして、スペちゃんの可愛さは末脚使ってきたなぁ…。
ギュッと圧縮されたシーンであるが、やっぱスポ根テイスト溢れる特訓をしっかり描いたことが、テイオーが勝つ説得力、そこに込められた価値をグッと高めている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
基本といえば基本、王道といえば王道。
そういう”効く”要素を一切取りこぼさなかったことが、別格の感慨を支えている。
あの時掴んでくれた掌の温もりを、光の中思い出す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
あの時は二人で走った砂浜を、今は一人で駆ける。
何度も書き直し、破り捨てた夢の地図が、力強く未来を指し示す。
有馬記念、優勝。
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それが叶わないかも知れないことを、テイオー派もう知っている。幾度も夢を砕かれ、現実を思い知った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
それでも夢を駆ける。
誰よりも大切なキミのために、誰よりも勝ちたいボクのために、何度でも夢の地図を掲げて走り直す。
ホント壁にかけた夢の地図の演出大好きなので、ここで拾ってくれて嬉しい
それはテイオーの幼さ、自分の勝利を疑わない危うさの象徴だった。確かだったはずの夢のカタチが、現実に打ち壊されて、何も書けなくなる。そういうものだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
現実を知ってなお譲れない夢を手に入れて、テイオーは今また新しい地図を書く。その先には、ひどく不安そうなキミがいる。
かくして始まる運命のレース。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
様々な人が出走を待つ中、テイオーは震えていた。そこに寄り添うのは、やはりこの人”皇帝”シンボリルドルフ。
勝負を前に手が震えるのは、全出走馬が勝ちたいと、本気で挑むことを知っているから。
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それを描くために、二話で主役が走らない最高のレースを書き、ライスを主役に据えた物語を造ったのだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
これから負ける13頭、たった一人の勝者。
背負うドラマに優劣はなく、勝負の行方は解らない。だが、揺るがぬものは確かにある。
二人きりの控室で、強く熱く託されるもの。
それをクールに聞き守るトレーナーさんをちゃんと書いてる所が、やっぱウマ二期だな、という感じがする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
この最高の出走前を舞台袖で演出する心意気が、二期トレーナーの良さだったと思う。
スペちゃんもそうだけど、一期主役級を名脇役に下げる差配が、的確に刺さってる。
それぞれの思いと因縁を抱え、ゲートに向かうウマ娘達。一瞬の出番が分厚く感じられるのは、やはりここまでの描写に嘘がなかったからだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
みんな、本当に可愛いなぁ…。この笑顔が、ゲートインで一気に引き締まる緩急が良いよね。
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ぷっくら頬を膨らませてるターボが、勝負服なのが気合を物語ってていい。仲間も走るし、憧れの人も走る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
ネイチャが背中越しに投げた”情”の分厚さが、彼女の魂を物語って温かい。己の勝負に徹する仮面から、メリメリ”ぬくもり”漏れちまってんだよなぁ…好きになっちゃうヤバイヤバイ。
テイオーの視線が客席に探すのは、勝利を誓ったライバル。光も陰も共有した、最高の盟友。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
マックイーンは恐れを抱えながら、その疾駆を見守れぬまま震えていた。
今回はマックがどれだけ迷うか分厚く追いかけていて良い。マジ可憐。
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テイオーはターフで駆ける。マックはそれを見守るか迷う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
それぞれ別の闘いであるが、それはたしかに繋が繋がっている。
いつか立場を変えて、背中を、勝利を見せる側が勇気をもらう未来もあるだろう。
テイオーはかつてのマックのように、気高く背筋を伸ばして立ち、一切表情を変えない。
不敗、無敵、最強。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
そんなものが幻想に過ぎないことは、身をもって知っている。現実はいつでも、夢を裏切っていく。
それでも、輝きを演じてくれた友のために。
誇り高く立ち、自分をここに立たせてくれた人のために。
テイオーは天真爛漫な幼さを、気高い鎧に押し込み有馬記念に挑むのだ。
かくして走り出したレース、下馬評はテイオーの健闘を祈る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
そう、”健闘”である。勝つとは大概思っていない。データを見れば、復活はありえない。
しかし、テイオーは確かに走っている。戻ってきた。
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ここまでファンの目線を担当してくれたオタクとキタちゃんダイヤちゃんが、今回もカッコよくて可愛くて大変良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
オタクが”世評”を急に喋ってくれることで、レースの意味合いが客観的に把握できて、そこにちびっ子二人の情感が鮮やかな色彩を添える。いいコンビだった…。
このレースにはどういう意味があって、文脈が絡んでいるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
説明しないといけないけども、本筋を邪魔せずにやりきるのは難しい。
ここで急に喋りだす滑稽味、オタク達の人の良さを潤滑油にして、必要なパーツをスルッと埋め込んでいる所も、二期の巧さだったと思う。
走る者たち皆が、笑顔一つなく駆け抜ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
勝ちたい。
総身から迸らせる炎が観客席へ、モニター越し遠い場所に飛び火して、前のめりの応援を生み出す。
勝て、勝ってくれ。
天下のアイドルホース、奇跡の復活。最高のドラマを皆が祈る
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番長が丸刈りフラグを堂々おっ立てる裏で、マックは静かな闘いに挑んでいた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
遠くから聞こえる声援と実況は、盟友の”今”を伝えない。
見るのが怖い。撒ける瞬間をみれば、全てが砕けてしまうのが判る。
見逃すのが怖い。奇跡の証明を、全霊を賭け私のために走る姿を、見逃す自分になるのが怖い。
そんなジレンマを振りちぎって、走れないただの少女になってしまったマックは自分の足で立ち上がり、運命の目撃者となることを選ぶ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
それはテイオーが有馬で見せた奇跡の走りと、同じくらい苦しい闘いなのだと思う。
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長い暗闇を抜けて、光の中へ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
かつて自分がテイオーの手を引き、導いた輝きへ、今度はマックが進んでいく。
眩い輝きの先に広がっているのは、冷たい現実か、約束の奇跡か。
誰もが、震えながら新しい場所へと足を踏み入れる。そこにしか、ないものがある。
遠い遠い観客席の先、確かに見える力走。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
あらゆるものが驚き、その走りに目を見開く。
トウカイテイオー、先頭ビワハヤヒデに千切られることなく、ピッタリと競る。
それを支えるのは、敗北の悔しさ。未来への意思。交わした約束。
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ここに至るまでの栄光と勝利が、敗北と挫折が、テイオーを構成する全てが、今燃え上がろうとしている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
負けることの意味、諦めないことの形。全て知った。
奇跡を信じる意味、勝利がもたらす価値。全て受け取った。
だから走れる。だから競える。
そんなドラマは、多分何処にもない。
馬が何を考えているかは、人には解らない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
勝手に浪漫とやらを押し付けて、疾走に意味を見出しているだけだ。
それでも、何よりも力強い筆致で駿馬達の力走は、様々なものを心の中から引き出してくる。
勝ちたい、走りたい、負けたくない。
その想いは、言葉を持たないからこそ強く伝わる。
そこに言葉を持ち、哀しみと喜びを知り、数多のドラマを体現する”娘”としての、デッカイ嘘を乗せたのがこの”ウマ娘”だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
テイオーは有馬を、マックのために走ったわけじゃない。
ターボはオールカマーを、テイオーのために走ったわけじゃない。
そんな事は知っている。だけど、そんな夢を見たくなる。
物言わぬ動物を、言葉持つ人に擬する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
ともすれば人間中心主義のヤダ味が漂う”擬人化”を、最強のドラマエンジンとして最大限ぶん回したこと。
史実を踏まえた上で、敬意を込めて”もし”を…自分たちだけが積むげる物語を作る伝奇の面白さを、ウマ娘二期は強く燃やした。
その真骨頂が、ずっと作品を支え続けた”ふたり”の縁が、中山の直線で爆発する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
新世代の強敵ビワハヤヒデ、復活の帝王トウカイテイオー、勝つのはどっちだ！
衆目が号泣に濡れるのは、しかし勝ち負けだけではない。
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あらゆる人々が、夢中になってその走りを応援してしまうアイドルホース。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
それを切り取る画角は第一話と同じだが、時が過ぎて挫折を知り、走りには別の苦味がこもっている。
涙の味、感動の味。まさに不屈、まさに不敗。
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普段クールなオハナさんが感情振り絞って号泣してるのも、会長は走ってる間は泣かないのも、両方いい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
あと長きに渡った髪切りデスマッチコンビが、もう訳解んないことになってるのも。
泣いて笑って、何だこの最終回…。（答え：ウマ娘二期です）
無敗三冠、”皇帝”シンボリルドルフの正統後継者。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
そんな夢は砕けて散って、幾度もへし折れた体は重い。
肺が破れそうに、脚が砕けそうになっても、それでも走れる自分を知って、テイオーは今駆け抜けている。
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それを、見守るもの皆が知っている。引退勧告をして、テイオーの身体を誰よりも知るお医者さんが号泣しながら応援してるの、ホンマ熱い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
実況赤坂も思わず号泣。
一年の沈黙を破り、新世代最強を振りちぎってゴールに最初に飛び込んだのは、復活の奇跡、トウカイテイオー！！
やっぱ第1話と共通する構造にして、12話分蓄積したドラマ、砕かれた幼い夢と復活の軌跡を全部体感できるように仕上げたのが、最高に効いてると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
無敗も三冠も、あの時見た夢は叶わなかった。
それでも、何度でも形を変えて、夢は千里を駆け巡る。いつだって、立ち上がれる。
そんなファンタジーをトウカイテイオーはメジロマックイーンに約束し、見事に叶えた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
このレースのあともテイオーは引退せず、ウマ娘世界で元気に駆け続ける。
衰える定めも、死の運命も超えて、天馬たちが駆けるヴァルハラ。
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それを、僕たちは見てたのかなー、と思ったりもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
競馬には人生と同じく、哀しいことが沢山ある。馬は引退し、死んでいく。
しかしウマ娘世界では、終わった物語の先がある。彼女たちは老いることを知らず、諦めを乗り越えて走り続ける。走り続けてくれる。
それこそが、お馬さんを娘にしちゃうより全然デカくてヤバいファンタジーなんだろうな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
それにしたって、番長は丸刈り実行早すぎるし、キタちゃんのサイドチョークは深く入りすぎている。感動の涙に、笑いのボディーブロウのあわせ技。ズルいアニメだ…。
全てを込めて走りきった者たちが、勝利の余韻に、完全燃焼の敗北に息を整える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
万感。
まさに万感のレースである。そら会長も、ここでようやく泣く。
一話ではネタっぽさもあった『天才はいる、悔しいが』に、熱い涙がにじむのも良し
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つーかここぞとばかり生スズカだして、最後の最後でスペスズ成分補給させてくるのズルくない？
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
『俺たちが待ってた描写』じゃんそんなの…。
最後だからこそ出し惜しみなし、堂々の大盤振る舞いありがたい…。
ここでサプライズ帰国刺さるように、出番抑えた感じすらあるな…。
貴方のために、私のために走りきったレース。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
奇跡の証明を間近に受けて、マックの瞳が濡れる。涙があふれる。き、綺麗や…。
ここで涙を拭って、勝者に、奇跡に相応しい顔を…演じてきた気高さを取り戻して向き合うマックが最高に良い
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あとねー…自分が祝福する立場になって、まるでライシャワーのように紙吹雪を背負って『おめでとう』を言う俺のライスが、あまりに綺麗で泣いちゃった…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
さー、やってもらうぞ春の天皇賞、描いてもらうぞ宝塚記念のその先、奇跡と祝福の未来をな…。マジで待ってます、ライスSP。
そして勝利の後は！ お待ちかね、ウィニングライブだッ！！
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
思い返せば第一話は、待つ長い苦難の始まりだった。将来を嘱望されるアイドルホースが勝つべくして勝ち、しかし運命の悪戯が足元を切り崩す、その予兆。
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しかし最終話、もはや憂いはなにもない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
可憐や、ネイチャ…綺麗や、ハヤヒデ…テイオー、最高や…。
特にネイチャのあざと力がとんでもないことになっており、むせ返るような”気合”、予算をここで使い切るという”決意”が色濃く滲んでおりました。
3Dと2Dをシームレスに繋ぐ、演出の冴えも素晴らしい
満面笑顔のVサインには、数多の苦節が裏打ちされている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
しかしその労苦を微塵も滲ませない輝きが、アイドルホースのアイドルたる所以なのだろう。
キラキラと輝き、誰よりも強く憧れを集める。
それはかつて、テイオーがシンボリルドルフに夢見た栄光と同じ…。
そして、桜は再び咲く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
キタちゃん、ダイヤちゃん、ホンマに大きくなって…。耳飾り、花嫁はんのヴェールみたいで綺麗やで…。
二人合わせて通算20勝、獲得賞金約27億5000万。
スピカ入り確定の超怪物だな、こうして数字見ると…。
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それが”いつ”なのかは、定かに分からない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
でもメジロマックイーンは有馬記念の奇跡を受け取り、再びターフへ帰ってきた。
たった二人、約束したレース。いつまでも肩を並べ、地平線すら超えて。
走れ、走れ、もっと先まで。
終わらない夢の中を、それぞれが星へと駆ける。
流れ始めるうまぴょい。止まらない滂沱の涙。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
いい加減、俺たちは認めよう…うまぴょいで泣くのは感動を逆手に取られているからでも、何らかのバグを利用されているからでもない…。
強火の電波曲であり、屈指の名曲なのだからだと！
映画調のテロップに余韻を乗せて、万感のエンドマークである。
というわけで、ウマ娘二期最・終・回である！
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
ありがとうっ！ 本当にありがとうっ！！
毎週毎週最終回…で終わらせず、感動が次の感動に、挫折が再起に、奇跡が未来に繋がるよう、盛り上がりをけして途切れさせず一つの人生を描ききった、見事なサーガでした。
とにかく感動のど真ん中を力強く駆け抜け、王道を真っ直ぐに激走する速さと強さが印象的なアニメーションでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
筋書きは知ってる。何しろ史実が元だ。
しかしその予測を遥かに超えて、うねるドラマと強い感情。
負ける者たちの意地、祝福され得ぬ勝利の苦さ。
そして繰り返される挫折。
勝敗の残酷、運命の厳しさを情け容赦なく描きつつも、だからこそ輝く魂の炎、命の輝きを様々な画角、様々なキャラクターから描きぬく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
物言わぬ”ウマ”が、もし言葉を持つ”娘”だったら、あの名レースにはどんなドラマが生まれうるのか。
その可能性を、最大限引っ張り出したアニメでした。
ウマ娘たちは皆強く、気高く、可愛らしく、最高の女の子たちだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
皆生き生きと本気で走り、笑顔で学園生活を送り、人生の荒波に揉まれつつも強い絆で、ターフを走り抜けてくれた。
ホントねぇ…こんだけ女の子がたくさんいて、みんなみんな奇跡のように可愛く、好きになれるってほんと凄いよ。
一期で描いた作品世界の強さ、キャラクターの土台を信じて大胆に話をショートカットし、最初からアイドルホースだったトウカイテイオー、その山ありすぎ谷ありすぎのドラマに焦点をしっかり合わせて、余すところなく書ききったのは本当に素晴らしかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
完走と勝利おめでとう、トウカイテイオー。
そんな彼女のライバルであり、親友であり、恋よりも強い感情で結びついたメジロマックイーンの可憐、高貴、精強もまた、非常に良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
くじけかけた主人公を支えるライバルとして、遠い星のように輝く強敵として、その輝きに弱さを隠した人間（ヒロイン）として、素晴らしい存在感でした。
スピカの仲間も、一期で証明した無敵エリートとしての凄みを残しつつ、テイオーの仲間として最高の描かれ方をしていました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
ゴルシをチーム最古参として、要所要所で〆た書き方してくれたのは、彼女のファンとして大変嬉しい。あとスペちゃんが、後半からどんどん可愛くなった。
闘魂熱く燃えるスポ根路線、眩しすぎる青春が踊る学園物語としての仕上がりに、上品で見てる側に”預ける”笑いがしっかりと色を添えて、毎回楽しいのも良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
ほんとにこのアニメの笑いの作り方、ずっと好きだったな。押し付けがましくないのが、大変良い。
彼女たちがただ可愛いだけではなく、”走る”存在だと理解らせる作画と音響も健在…というか、さらに力強く演出されていたと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
やっぱあの重い足音、人外の疾走感を見せられると、凄くワクワクした。競技としての描写を怠けなかったのは、ホント強い土台。
スピカが背負えなくなった泥臭い物語を、G1勝ち鞍はなくとも記憶に残る名馬を集めたカノープスに背負わせたのも、大変良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
みんな可愛くて好きだけど、やっぱターボだよなぁ…宇宙で一番無様でかっこいい、オールカマーの力走を忘れることは出来ないと思う。
都合三回も足が折れて心もへし折れる、ストレスの強い原作。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
これを真正面から描ききり、毎回ロジックの違う奮起で再生の説得力を作って、史実の後追い感、ダンドリ感のないドラマを手びねりしていたのも、素晴らしかったと思います。
作中の必然として、運命の悪戯として、テイオー達の故障を見れた。
勝負には勝ち負けがあり、不運は常に牙を剥く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
勝てば祝福されるわけではなく、強く美しいからこそ勝手な物語を背負わされる。
そんな競馬の厳しい側面にも、しっかり踏み込んで描ききり、それを超えて描かれる夢、生まれる感動を丁寧に積み上げてくれました。
終わってみるとIf展開が非常に少なく、むしろ史実の裏にある感情とドラマを別角度から掘り返すような劇作でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
そんな作品が、最後に描いたIf。
いつか何処かで描かれる、テイオーとマックイーンの再戦は、やはり天馬たちが永遠に走り続ける、楽土の夢なのでしょう。
馬は己を語る言葉を持たず、衰え、死んでいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
そんな現実のやるせなさを噛み締めた上で、それでも永遠に夢の中、星のように駆け続けて欲しい。
この物語はそういうファンタジーに、熱と血が通うよう凄く必死に、凄まじく巧妙にドラマを編み上げ、僕らを魅了してくれました。
あれだけの挫折が、あれだけの栄光が、あれだけの不屈が、描かれた後の夢ならば多分、そんな風景もあるのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
そう思えるだけの説得力を、巧さ故の冷たさ、熱さ故の拙さを極力遠ざけながら、13話全て使い切って描く。
とんでもないことです。プロが狙っても、出来ることではない。
しかしウマ娘二期は、見事にやりきった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
13話全て、そこに描かれた全ての場面に意味があり、物語に血肉が通い、キャラクター全てが輝いて見えた。
皆立派で、笑えて、尊敬できて、好きになれる存在だった。
そういう気持ちで見終えるアニメは、希有で希少です。最高でもある。
一期から長く開いた時間。名作の二期だからこそのハードル。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
それを軽々と飛び越えて、毎回毎回高く強く、美しく駆け抜けてくれた13話でした。
ありがとう、ウマ娘 プリティーダービー Season2。
巧さでも、熱さでも、この仕上がりを超えてくるアニメはめったに出ないと思います。凄まじい作品でした。
見たいドラマは、幾らでもある。クローズアップして欲しい名馬は、山程いる。俺のライスを…ッ！
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年3月30日
そんな願いは一旦横に置いて、今は感謝を。
ありがとう。
力強く、可愛く、面白いアニメでした。
何を望んでも、全てがそれ以上で帰ってくる奇跡に、三ヶ月遊ばせてくれた。
楽しかったです、お疲れ様！
