Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
天から人の心に渦巻く強い感情"愛著"を回収するべく、派遣された五人の青年夭精。
愛ゆえに傷つけ合う人々の中で、光の夭精・蘭丸は想いを力に変え、闘争に勝ち残る。
しかしその先に待っていたのは、無明なる人の心と定かならぬ因果だった…。
果たして蘭丸の運命やいかに! このアニメ一体何処に行くのか!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
そんな感じの、菱田監督大暴れ深夜帯の汚いプリキュア、帰ってきた防衛部系、特濃大盛りでブチまける第一話である。
まー期待していた方向に、想像の500%でブチ抜けていくスタートだった。もう少し手加減を…。
もともと菱田監督作品は見るより"浴びる"、判るより"感じる"、楽しむより"キメる"と、無茶苦茶で大袈裟でクドい演出と筋立てで、エモーショナルにぶん回してくるものであるけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
今回はとにかくそんな色合いが強く、全てを置いてけぼりに超音速で突っ走っていた。マジよくわかんない。
キャラデザも話運びもデザインも演出も、何もかも過剰で何処か古い。そしてクドい。胸焼けなるわ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
全てがクレイジーな熱量に押し出され、凄まじい速度でぶつかってくる。
作品とキャッチボールしようと待ち構えてたら、マシンガンで銃撃されたような不意打ち感である。覚悟はしてたんだけどなー…。
しかしこの問答無用のぶん殴りが、また気持ちいい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
何が起こっているのかさっぱり分からないし、過剰に盛り込まれた要素がどう繋がっているのか、接合点は唐突で荒っぽい。
そのラフな運びが勢いを生み、弾ける男体、業と悪徳の絡み合い、女児アニテイストのパワー勝負…強制的に酔わされる。
一応仏教テイストというか、愛が業を生みやりきれない哀しみを生み出す摂理に向き合おうという姿勢は、随所に見えてたりする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
無垢な天人たる妖精たちには、人間のことはよく判らない。
しかし誰かが死ぬのは悲しく、戦って助けたものが自分を愛してくれるとも、事件が解決するとも限らない。
勢いで押し切っているようで結構ままならない話で、最終的にはそういう所に行くのかな…と思うけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
胡散臭いヴィジュアル系なOPに、謎の光が何も隠さない変身バンク、必殺シリーズめいた挿入歌に責絵バックのEDと、盛り込んだものが余りに衝撃的すぎて、そういう部分は消し飛んでいく。困ったもんだ
ただこの勢い、過剰な肌色と力みと耽美は大変肌に合う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
今後もヘンテコ学園生活、ヘヴンな味わいの濃い口作画を頑張って、毎回むせるほど男臭いSexyを味あわせて欲しいなー、と思う。
妖精モードと人間モードで、デザインも総作監も別に立ててるあたり、本気だよなぁ…。
作画のクオリティ、動きの気持ちよさは"本物"で、ネタと勢いだけで誤魔化そうっつー怠け心が見えないのも良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
いやホント、綺麗な作画なのよ。それを使って描かれているものは、さっぱりわかんないケド。
人によって"実質〇〇"って思い返すモノが、相当変わるアニメだと思うね。俺はしゅごキャラ
というわけで、濃い口作画の美青年が『愛ってなんだぁ!!』って絶叫すると爆発が起きるところから、お話スタート。もうスタートから爆濃豚骨背脂チャッチャ系。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
天界の女王様に呼び出されたときも、全員全裸だからな…なんだこの出だし
(画像は"Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~"第1話より引用) pic.twitter.com/ZMPe0GRtUk
愛著回収した後の悪い表情とか、話の始末とか見てっと、女王様もあんま良い人ではなく、むしろまどマギのキュウべぇ的に人間の精神エネルギー搾取してんじゃねーかなー、という感じはある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
でも全裸な理由はわからない。
裸を恥じるのは、罪を知った人間だけで、天使は裸体を気にしない…てコト!?
特に説明なく『まぁそういう感じで』と天界と妖精が出てきて、人間界に降臨する大雑把さは女児アニテイストではある。パック、お前ここにいたんか!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
が、そこから展開されるのはネットいじめと色恋の地獄であり、まーネトネト生臭い。
(画像は"Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~"第1話より引用) pic.twitter.com/PjkrA3HfJr
水担当の"美"に胸キュンしたショタが人参齧ってメタファーしたり、マジ脈絡なく男達が風呂入ったり、シーンとシーンの間は凄まじい速度でぶつかり合い、こっちが飲み込むための小休止とかは一切くれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
この矢継ぎ早なシーン構成が、全速力で突っ走るパワーの源かなー、とは思う。
愛ゆえに人は人を陥れ、傷つける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
なんか高い場所で青い瞳を輝かせ、業を投げるライバル…いったい何院シリウスなんだ…って感じだけど。
一応話の軸は"愛"である。それは無条件に人を救わないし、どんなものなのかよく判らない。
そして凄く強い力を生み出し、天もそれを欲する。
初回から恋愛禁止条例破りまくりの生臭ムーブしてるところとか、後々波乱の足場になりそうだけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
特濃アイキャッチを挟みつつ、ダークパワーが人の心を絶望に染めて、希望の戦士が今メイクアップ! 話の流れは、まぁそんな感じだ。
(画像は"Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~"第1話より引用) pic.twitter.com/d7vFxClzmi
蘭丸くんの余りに暴力的Sexy溢れる変身バンクで脳がぶっ飛んだところで、マジ唐突な挿入歌ダッシュで完全破壊だけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
"必殺"オマージュなのは判る。表の顔と裏の顔、果たすべき使命。仕事人っぽいもんな"F"の連中。
でも、なんで男プリキュアと混ぜようと思ったかはワカンネ。
蘭丸くんは人間のことな~んもわかんないピュアフェアリーだけど、人が死ぬのは嫌で、その思いに突き動かされてただただ真っ直ぐに走る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
主人公がそういう少年だと、マジで超音速視聴者置いてけぼりで進んでいく物語の中でも解ったのは、とてもいいと思う。かわいい。
まぁ変身するとすっげぇ顔が濃くなって腹筋がバキバキに割れて、ぽやぽや系眼鏡美少年の面影蒸発スんだけどな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
『変身させるにしても、え、こっち!?』と突っ込みたくなる原色バキバキ、布量少なすぎのSuper Sexyだけども、一切照れない悪びれない。
堂々やりきっているのは、非常に評価高い。
名曲"愛らんらんらん"を背負って飛び込んだのは、心の扉の向こう側。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
コラージュ空間が不気味な心の闇に、蘭丸くんは孤軍で挑む。まーた此処のアクションが、ケレン効いてて迫力あって良いんだ…。
(画像は"Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~"第1話より引用) pic.twitter.com/caz2hw2GFg
『そっかーサイコダイブモノでもあったか~…』って感じの、深層心理バトルであるが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
心の鍵を明けて、闇と戦う姿を見せることで心の弱った被害者を勇気づけるのが、夭精達のミッションなのかなー、って感じ。
急に『聖母被昇天!』とか言い出して、あまりの節操の無さに爆笑したのは秘密だ。
かくして愛著を取り出し事態を解決…したようで、女王様は悪い顔するし、ネットいじめはターゲットが変わっただけだし、助けたはずの女の子は朝からチュッチュだし、全部浄化でスッキリ解決たぁ行かない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
(画像は"Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~"第1話より引用) pic.twitter.com/J6eCEItUt9
『なんなんだこれ…』という放心を抱えつつ、流れ始めるEDは昭和歌謡調のド濃厚で、EDに流れるのは男の責絵。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
最後をキメるのは血染めの修羅のような、ムキムキの夭精達の肖像画である。
かっこいいんだが、まぁ推力が明後日の方向に行ってるよ絶対…スラスター調整して?
EDの書き方見ても、夭精達は無邪気な天使というよりは、人間が当たり前に苦しんでいる愛憎に別角度から分け入って、あるいは救い、あるいは自分も苦しむ立場なのかな、と感じた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
超常的なパワーで救済を与える青年たちも、人間の不可思議に巻き込まれて、独自の業を出してくるのか。
むしろ愛憎の泥の中に分け入らなければ、救済の蓮は咲かないのではないか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
そんな予感もするEDだが…むせ返るような濃さで思考が飛ぶッ!
修羅と明王、菩薩と如来の話になんのかなー、って感じはすんだけどね。でも『聖母被昇天ッ!』だしなぁ…。
なんの説明もない、全てが超音速・極大質量でバカバカ連発される多連装ロケットシステムみたいな第一話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
圧倒的な爆裂のあとに残った更地に、確かに咲いた一つの花…『訳わかんねぇけど、俺コレ好きっスわ菱田監督』という思いを、静かに摘み取りたくなるエピソードだった。
まー濃さとテンポと唐突さは見ているうちに慣れる…っていうか、慣れないと副反応でぶっ死ぬので、早くワクチン接種してF蘭丸分解酵素を体内に備えないと行けないわけだけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
そうさせてくれる面白さは、作画にもアクションの気持ちよさにも、垣間見れるキャラの良さにもちゃんとあったと思う。
"夭精"に相応しく、金担当以外は全員ピュアボーイで可愛い感じなのは、僕にはありがたい。ピュアボーイが好き。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
今後五行の自己紹介エピが連なると思う(この話数の使い方、スゲー女児アニ力高いな…)んだけど、どんどん好きになれる描写入れてくれるとありがたいね。
表の顔と裏の顔を行き来しながら、人の心の闇に挑んでいく"必殺"テイストも、面白いスパイスだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
あとフェアリー体の濃い口Sexy、ネタにはしてるけどスゲェ好きなの。
恥じることなく堂々と身体を晒して、プライドがあって良い男体だと思う。ガンガン変身しろ。
なんか舟盛りに分厚いステーキ乗っけて特濃Wスープで飲ませるような、引き算をしない作品であるけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
胸焼けしつつ満腹で、でも食べたりない奇妙な味わいに、すっかり夢中にさせられました。
この春は”F”が来る。
そんな予感が伸るか反るか、次回も楽しみです。
が、仏教テイスト感じたのはEDの青年たち(人間態)が、光背背負ってるのもあるんだろうな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
穢れなき超越者の顔と、責苦を受ける贄の顔。
『なんで書いたの?』と聴いたら『趣味ッ!』と答えそうな気配もあるが、まぁなんだかんだ色々考える人だよ、菱田監督は…。
あと”妖精”を”夭精”、”愛着”を”愛著”と捻って書き換えてるのも、なんかあんだろうなー、とは思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
”夭”は若く瑞々しい様子、転じて若死にの意味合いがあるんだけど、それ考えると結構暗い話にもなりそうなんだよなー…。
F蘭丸追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月9日
なんの説明もなく同行してるマスコット動物、悪魔の服着たナマケモノと、天使の服着たバクなんで、まぁそういう話になるんだろうね…。
怠惰の罪と見て見ぬ振り、甘い囁き夢食う獣。カルマ濃そうだなぁ相変わらず…。
つーかワンプラ終わって即座にミテミヌフリ出てくるの、妙な波を感じる。