アイカツプラネット! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
ついに活動再開に本腰を入れる明咲。
いずみとのギクシャクした関係をサプライズパーティーで正したり、新しいアバターを作ったり。
大忙しの日々を皆に助けられて、ローズのデビューライブの幕が開く。
新たな夢よ、咲き誇れ…薔薇のように!
そんな感じの、明咲本格復帰回である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
リアルワールドでのパーティーに、バーチャル空間でのドレシア狩りとライブ。
描くものが結構たくさんある回だったが、明咲のキャラクターが良く見える…と同時に、振り回され助ける舞桜の顔も照らされる回だったかな、と思う。
明咲は強キャラとしてお話に位置取り、描写もそういう雰囲気で描かれている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
破天荒エンジン全開、常識をぶっ飛ばしてトップまで突っ走る力強さに満ちている。
しかしハナというアバターをなげうち、ローズとして再出発する彼女は"新人"でもある。
リセットし、新たに始める難しさ。
そこら辺をドタバタ、サプライズパーティーの準備やらドレシア狩りやらで書いていくエピソードだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
明咲さん、マジでアイカツ修羅過ぎて日常生活がかなりポンコツで、周囲を振り回してあまり顧みない、結構困った人である。
『現実にいたらやべーな…』という味付けだが、この話はフィクション。
濃口の性格が致命的な欠点にならないよう、作品のムードは(実写でも、あるいは実写だからこそ)保たれている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
全部放り投げて飛び出したケジメを付けたがったり、ハンドリングはともかくアイカツに向き合う馬力は本物だったり、メチャクチャを飲み込める素地も十分ある。
彼女を人格的にも完璧なザ・強キャラとして配置しなかったのは、神埼美月が脳裏に刻まれてるアイカツおじさんとしては巧い運びだな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
あの人は初代の"てっぺん"として、現人神にして修羅と書かれすぎた結果、人間の立ち位置まで戻ってくるのに死ぬほど手間取ったからな…。
舞桜が色々手伝わないとパーティーできないし、つうか手伝ってもサプライズ失敗してるし、でもそれ自体がいずみさんとの関係がもう修復されてる事実を告げるという、中々複雑な関係性の描写。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
そこに話が進んでいくのも、強いけど強すぎない場所にローズを据えるためかな、と思う。
舞桜が明咲に欠けてる小器用な立ち回りで、料理を整え時間を稼ぎ色々働いてる姿は、彼女の新しい強さを見た感じで面白くもあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
エキセントリックな天才を横に置くことで、地道で普通の女の子であること…から半歩はみ出した丁寧な生き様が、彼女の強みだと解った感じがする。
主人公らしくバランスよくまとまっているのだけど、多分それが"普通"の範疇に収まらず、なんか特別なことを引き寄せる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
1クールを過ぎて、この話の主人公の顔がようやく鮮明になってきた感じもある。ハナの継承者として、ローズが来るまで自分の話出来なかった部分あるしな…。
サプライズは失敗してんだけど、それ自体が求めてた答えになってる、ていう構図も、なんかアイカツらしくて良かったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
結果だけを追い求めるのではなく、何かをしようと思えた心と、それを形にする過程自体が意味を持ちうるってのは、ステージにも伸びそうな目線だ。
今後PPGに向けて勝負論が加熱していくと、"負け"を描く必要も出てくると思うのだけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
その時、負けてるのに負けてない描き方、勝敗の結果を大事にしつつもそこに宿ったものをすくい上げる筆があったほうが、多分お話としては豊かなはずだ。そこに繋がりうる書き方かな、と思った。
”これ”と定めたら他のものが一切見えなくなる明咲を、苦笑しつつも朗らかに支える事務所の連中も、優しくてよかったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
あからさまに変人なのだが、アイカツにおいては間違いなく天才であり強敵。
キューピットとはまた違う味付けのライバルと、いい関係なのは見てて嬉しい。
後半久々のドレシア狩りも、昔なじみの妖精とと出会い直し、茨の迷宮を抜けていくファンタジックな味わいがあり良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
アバターが変わっても、ハナとして積み上げた経験と名声は消えていない。
それがドレシアの反応から判るのは、今までなかった画角で面白い。
やっぱ不可思議な惑星をズカズカ進んで、自分の手で戦う力を手に入れていくドレシア狩りは好きだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
色々描くものがあるので難しいとは思うが、今後も定期的に不思議の国の冒険を描写して欲しい。
やっぱ自分は幻想冒険譚の舞台として、プラネットを見てる部分があるな…。
元ハナ・現ローズであり明咲たる自分を、どう観客に位置づけるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
そこも気になっていたが、堂々音速のカムアウトで復帰を印象づけ、アイカツ戦線に古強者が参戦という形に。
古くて新しいローズの挑戦は、結構独自の味で描けていたと思う。
ベテランなのに新参。面白いポジションだ。
そんな彼女が新たなスタートに踏み出す時に、『最初の薔薇』を話しの核として生かしたのも詩的で良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
それはかつてハナだった彼女、今ローズとして歩み直す彼女にしか刻めない、古くて新しい薔薇だ。
名前を"ローズ"にしてるのも、初心を忘れないためだろうし。
メチャクチャなんだけども、アイカツに関しては本気で真摯。そういう彼女のキャラがいい場所に落ち着くエピソードだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
衝撃のリ・デビューを受け止めた杏ちゃんが、殺し屋みたいにシリアスな表情してるのが無茶苦茶面白かった。愛弓さんとの間に挟まる女は…すッ!!
今回上手く描けたローズのキャラクターを、今後のPPG戦線でどう活かしてくるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月19日
アイプラ第2クールは"勝負"がキーワードだと思うので、この資産を上手く生かして欲しいなー、と思う。
つうわけで、次回早速新旧ハナ対決(お泊りもあるよッ!)。
一つの山場になりそうで、とても楽しみです。