イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

マリア様がみてる くもりガラスの向こう側

今野緒雪、集英社。さて、マリみて新刊お正月。ぶっちゃけネタバレしますので

太陽の黙示録 11

かわぐちかいじ、小学館。オス、分断日本二国史、最初の山場であります。藤堂は元ネタどおりの強欲貪婪暴君振りを大発揮、それに対して操の圧倒的な頭の切れと新世界への熱いヴィジョン、紘一郎のカリスマと人道全開直線の行動がナイスコントラストです。お…

プルートゥ 3

浦沢直樹、小学館。はい、つうわけで手塚の漫画をようよう料理した面白漫画です「20世紀少年」では大惨事ですが、この浦沢は本当にオモロイ。とにかくオリジナルの要素の熱さが半端じゃなくて、エピソード一個一個、キャラクター一人一人、場面一つ一つが…

田中君横浜勤務おめでとうセッション

というわけで平日暇な生き物どもが集まり、田中君を歓待の方向性です。たーのしーな。 シナリオ:ネヴァーランド動乱 RL:田中君 システム:N◎VA−D 赤目君:”撃風”狗狼・ブラストウィンド:20歳男性:イヌ◎●チャクラ、カタナ ケルビムの捜査官。実直な性格…

思想としてのアメリカ

本間長世、中央公論社。アメリカ社会に関する分析の本、第一部が政治、第二部が文化という非常に判りやすい構成になっている。アメリカ本国のアメリカ論を分析しながら、筆者時点の視点を掘り下げていくという記述形式である。 筆者自身のアメリカでの学者体…

先住民の「近代史」

上村英明、平凡社。現代も残る植民地主義とネイティヴスへの圧制に関する論考。サブタイトルは「植民地主義を超えるために」であり、現在も続く帝国主義の残滓(というか形を変えてより洗練された帝国主義としての資本主義)を振り返るために、アイヌ、琉球…

ナポレオン 獅子の時代 5

長谷川哲也、少年画報社。おお、というわけでテルミドールの反動ですよ。さようなら、さようなら、美しい人よ。ロベスピエールを此処までぎっちり濃密なキャラに書いたこのマンガ、正直革命期は「ロベスピエール 獅子の時代」だった。それぐらい、この漫画の…

銀ブラ

ってもモンブランは飲んでねぇしすぐ帰ってきた。お医者でございます。ちーと今色々ややこしい状況なのを相談したり。助言をもらったり、助言をもらわないという助言をもらったり。やっぱりドクターは頼りになる。ありがたい話だ。

セッションでございます

久々に猫面子でイケブクロでございます。NOAはやっぱり喉をやられる。困ったものよ。1本目は浅間さんのN◎VAです。 シナリオタイトル:新星剣鬼斬人行 システム:N◎VA−D RL:浅間さん OKINAさん:"黒弁慶"マナン=オラトリオ:25歳男性:カタナ…

エウレカセブン

二週見逃しました。「蝿の王編」が終わっていて、いきなりデューイが悪役カノンを打ち込んでいました。まぁレントン夫妻が仲良しならそれはそれで話が回るので問題なし。しかしまぁついに、ついに、ついに! 男ドミニク、恋の花道!! って感じですわ。アネ…

BLOOD+

はいはーい、動物園編になってとたんに面白くなったこのアニメ、とりあえず妹さんが大覚醒して一区切り、ですか。矢島晶子、ほんとにスゲェなぁ。サクヤ様と同じ声とは思えねぇし、ましてやしんのすけとは。この声のチョイスはパーフェクトだと思いますよ。 …

シュヴァリエ 2

沖方丁&夢路キリコ、講談社。つうわけでウブチンの面白愉快フランス絶対王権浪漫奇譚(長いよ)の第二巻であります。いや、まずなによりキリコ先生の絵がすごく良い。漫画の力は絵の力、と実感させられる、いい絵です。女性は綺麗で、化け物は怖いです。こう…

科学と宗教

ジョン・ヘッドレイ・ブルック、工作舎。ルネサンス期から二十世紀初頭までの、科学と宗教の相互作用に関する通時的研究。日本語サブタイトルは「合理的自然観のパラドクス」、現代サブタイトルは「いくつかの歴史的視座」 科学と宗教は対立概念であり、相容…

感性の思考

ヴォルフガング・ヴィルシュ、勁草書房。ポストモダン期の美学に対する七つの論文。美学、といっても個別の作品論は六つ目の「移り行くアイデンティティ」のみであり、筆者が見据えているのはシュミラクラとして離人症的に遠くなってしまった僕達の世界を、…

おおきく振りかぶって 6

ひぐちアサ、講談社。さってさて、野球漫画です。これ以上ないほど野球している野球漫画です。たまりません。モモカンと甲子園出場校、桐青の監督の読み合いレース。ああ野球してる。高速回転焼きつき寸前のエンジンでなお開花する三橋の才覚。ああ野球して…

音楽的時間の変容

椎名亮輔、現代思潮新社。音楽的時間に関する、筆者の博士論文。近代音楽と現代音楽、近代的時間と現代的時間の共時的分析を、音楽的時間、コンサートホールにおいて流れる時間の量的・質的分析によって考えている論文である。 博士論文という形式のせいか、…

鋼の錬金術師 13

荒川弘、スクウェアエニックス。つうわけで、皆さんご存知、ガンガンの大黒柱ハガレンの最新刊でございます。今回は主役組大ピンチの回でありまして、大佐は組織解体、エドアル組は地獄から脱出したかと思ったらまた地獄。うーん、大変だ。そんな中、奇縁が…

武道の誕生

井上俊、吉川弘文館。明治維新以降の柔道隆盛をモデルに、いかに武術が武道になったか、を分析する本。明治維新により鎖国が終り、江戸期以前の伝統が無為に返されようとしたときに、いかにして東大出身の学習院教師、嘉納治五郎が己の修めた天真楊神流、起…

時間の種子

フレデリック・ジェイムソン、青土社。碩学によるポストモダニズムに関する三つの論考。いまさらジェイムソンの学識や視線の鋭さ、スタンスの取り方の上手さ、言語選択の深さについて述べるのはせん無いことなので、学説書として満たすべきラインはもちろん…

テクノライズ 16―22

この話が終わりの話だってのは、最初から解っていたことだ。 飛び交う蜻蛉は死神の使い、水際はスティクス。吉井さんが上から降りてきて滅びの喇叭の最初を鳴らしたとき、その二つはもう、あった。だから、この話が終わりの話だってのは、最初から解っていた…

テクノライズ 14―16

オッス、絶賛祭り(参加者、オレとシェンツさんの豪華二名構成)開催中、ディストピア任侠アニメテクノライズでございます。いや、きましたよ。ギリギリギリギリ、錆びた歯車巻ききった時間が。オルガノの内部抗争と、連合、ラカン、ガベ各組織の分裂。そし…

ファッション中毒

ミシェル・リー、NHK出版。ファッション・ライターによるファッションの行き過ぎに関する本。原題は「Fashion victim」で、「Victim」には「犠牲者」以外にも「神へのあがない」という意味がある。その通り。この本はファッションという巨大な資本主義神…

テクノライズ 11―13

はい、ディストピア任侠地獄絵巻、折り返しです。災厄の運び手吉井さんが逝って、ちょっと落ち着いた展開。あいもかわらず死亡字幕はぶっちぎりのキチガイ振りで、「水野圭太郎男の花道」シリーズや「ガベ自警団「蒼い狐」」シリーズなどはスッゲェシリアス…

麻薬取締官

鈴木陽子、集英社新書。日本の麻薬に関する包括的な入門書。筆者は薬科大学から厚生省麻薬取締官になり、七年勤めた後結婚退職、後32歳で医大に入学し、46歳で襟裳岬で辺境医になったという面白い経歴の持ち主である。現在も現役の麻取とつながりが在り…

BLOOD+

一週見逃しました。おい、面白くなってんぞこのアニメ! 小夜のグデグデがなくなり、各勢力が全開で回り始め、ソロモンがナイスマニューバ。んでもって弟君は地獄ピンチ領域に突入。おいおい、ベトナム編の地獄が嘘のようだぜ。いや、続き気になります。うむ…

頭の中がカユいんだ

中島らも、徳間文庫。中島らも最初の小説で、一番彼が気に入ってたらしい小説。例によって例のごとく、医者の時間の手慰みで読んだ。僕はこの小説がとても好きで、「今夜、全てのバーで」の次ぐらいにらもの小説では好きです。 らもはなんか、世界をぎらつい…

はいはい

歯医者歯医者。抜歯した後は必ず消毒なのでー。ちょこちょこ弄っておしまいでした。右上もブッコ抜きしかけるのかが気になるところであります。

テクノライズ8―10

盛 り 上 が っ て ま い り ま し た!! って感じ。吉井さんの仕掛けた町全体を巻き込む祭り。ルクス全体を闘争と殺戮に陥れる姦計。それがぎっちりと噛みあい、三組織は暴走し、止めようと願う個人の意志は完全に押しつぶされる。 錆びた町の美術は相変わ…

ブラックラグーン 5

広江礼威、小学館。つうわけで日本編、もしくは「岡島六郎のハードなイニシエーション」が終了しました。とにかく本格的に暗いこの漫画ですが、双子をぶち殺して以来のどーしようもないドンぎまりの展開。誰も幸せにはならず、弾丸と刃が死人を大量生産して…

絶対可憐チルドレン 4

椎名高志、小学館。つうわけで絶チル絶チル。オラはペドなので、チルドレンの可愛い姿が拝めるだけで結構満足だったりするわけですが、そんな思惑とは関係無しにスッゲー楽しい漫画。 子供を主人公にしてるくせに今回の「兵部機関編」二作はかなりヘヴィで、…