イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

民族昆虫学

野中健一、東京大学出版会。人間と昆虫の相互作用に関する学問の本。サブタイトルの「昆虫食の自然誌」が示すように主に食用昆虫について述べているが、他にも薬用、娯楽、服飾などさまざまな側面から関係を探っている。なお、ここから先虫の話が続くので、…

私に触れるな

ジャン=リュック・ナンシー、未来社。サブタイトルである"ノリ・メ・タンゲレ"としてキリスト教美術の重大なモティーフになっている、マグダラのマリアによるキリストの復活の確認の場面(ヨハネ、20章13−18)に関する筆者の読み。 100ページに満…

はやて×ブレード 6

林家志弦、メディアワークス。みんな大好きおねえチャンバラ漫画の六巻目ですよ。学園祭、つうわけで今まで出てきたメンバー総ぞろいな豪勢な造り。しかもほぼ全メンバーのメイド服デザイン書き起こし。豪勢です。あやなが髪をアップにしたりと、服以外にも…

江戸の妖怪革命

香川雅信、河出書房新社。18世紀後半、江戸後期から明治期にかけての「妖怪の虚構・玩具化」に関する本。フーコーのアルケオジーを流用している。 当時の絵巻物・黄表紙・妖怪玩具・妖怪手品など、民衆文化の中における妖怪にテーマをとり、都市化した江戸…

生きた化石と大量絶滅

ピーター・J・ウォード、青土社。アンモナイトとオウムガイ、モクレン、シーラカンスなど、古代の形態をそのままに現在まで生き残っている「生きた化石」の生活史と、その近縁種がなぜ「生きた化石」ではなく「化石」になったか、大量絶滅を生き残れなかった…

黒鷺死体宅配便 6

大塚英志&山崎峰水、角川書店。エーちゃんの死体は出るけどキジルシあんまりでない漫画。久々に出たので買いました。エーちゃん原作の漫画にありがちな、スカしたかっこよさの代わりにひょうげた温かみがある。これは絵もそうだし、キャラクターが各々丸い…

おおきく振りかぶって 7

ひぐちアサ、講談社。ようやっと出たおお振り7巻目。一巻一話という超変則の力業であります。相も変わらず野球していて面白い。手の内がわかった上での読みあい、セオリーとバクチ、高校生ゆえのメンタルの弱さとそこの克服、雨というランダム要素が引き起…

小指の先の天使

神林長平、ハヤカワ文庫。シェンツさんからZEROとトレードでゲットした神林の短編集。収録作品の中で最も旧い作品の初出は、81年。最も新しい作品が2000年。意識だけになった人間が暮らす超生システムと、その外側のアフター・ホロコーストの世界。2…

まぁセッションなわけですよ2007Rev

そして流れるようにアリアンロッド時空へ突入。アリアン超久しぶりですよ。ワクワク。 シナリオタイトル:コロッセオ#1〜#3 システム:アリアンロッド GM:赤目くん LV:1→4 ギルド「王女とゆかいな仲間たち」のメンバーを紹介しますょ。 前線担当 オ…

まぁセッションなわけですよ2007

大寒過ぎた曇りのアキハバラでセッションをしましたよ。昼に蕎麦でも手繰ろうと思って、閉じた扉の前でようやくアキハバラデパートはもうないのだアキハバラは良くわかんねー清潔な観光地になりつつあるのだとしばらく呆然。のち悪罵。 シナリオ:アマデウス…

荒野の蒸気娘 2

あさりよしとお、ワニマガジン。あさり先生が萌えとか色んなものを踏みにじって高く飛んでる漫画。あさり先生の漫画の骨の太さに支えられて、いつものあさり漫画といえばまぁそのとおりなお話が展開されております。一巻は世界観の説明とキャラを掴ませる早…

魔法先生ネギま! 17

赤松健、講談社。マガジンのある意味看板、ネギま! の17巻目。長々続いてきたVS超編もこの間でひと段落、と言うわけで中身は延々バトルバトルバトル。少年漫画の理屈で動くネギ君と、そこから二、三枚離れたところで勝負してる超の対比が面白い。の、で…

どろんと

大寒の足音聞こえる中病院へ向かうデス。渋谷はなんだかんだで人がたくさんいて、風邪の基が空を舞っているのが幻視できました。診断のほうは可もなく不可もなく、ちょっと可により気味、と言った風情。MAXコーヒーのんでゆらゆら電車に揺られていたらな…

そして

NOVAですよー。オリジナルですよー。 シナリオタイトル:スリル・ライド システム:NOVA−D RL:オレ OKINAさん:ヘイゼル:15歳男性:チャクラ◎カブト●カゲ レッドエリアで生き延びてきたヤングギャング。あらぶる拳の持ち主だが、噛み付…

初セッションでスーよ

というわけで昨日はセッション初めでございました。システムはブレカナとNOVAつー社長ゲー二本立て。最初はブレカナからだよ。 シナリオタイトル:魂の値段 GM:シェンツさん システム:ブレカナ3rd 年代:1063 浅間忍さん:カイト・ベルト:1…

フルートの肖像

前田りり子、東京書籍。古楽奏者である筆者が、一般に向けて書いたフルートの本。サブタイトルは「その歴史的変遷」 サブタイトルにある「歴史的」という言葉はなかなか的を得ていて、ルネサンス期からゴシック、バロック、古典と変化していく西洋音楽の中で…

餓狼伝 the Bound Volume2

夢枕獏、双葉社。小説が読みたいタイミングで、ふと目に留まったので棚から抜いた。読んで感じたは、懐かしさ面白さだ。丁度長田が藤巻と組んで、文七と堤がやり、長田が北辰館トーナメントにずいずいと延びて、姫川と戦う。藤巻も姫川と戦う。そこらへんの…

バカ姉弟 5

安達哲、講談社。巣鴨でゆったり暮らす姉弟の話も最終巻ですよ。本屋で手に持った瞬間にもったりと重たく、「ああ終わるんだなぁ」としみじみ思ってしまいました。つくづくこの漫画は一定と言いますか、一つの世界律を貫き続けて揺らぐことのない話でありま…

ぼくらの 6

鬼頭莫宏、小学館。アニメ化が決まりガックリと肩を落としたものの、ルールバトルモノの枠を飛び越えた奇作の六巻目を遅れて入手しましたよ。んー、ネームの多い巻だなぁ。鬼頭先生はいろいろ言いたい漫画家で、いろいろ言ってきたわけで。「ぼくらの」では…

闇のイージス 26

七月鏡一&藤原芳秀、小学館。ボディーガード漫画の偉大な金字塔、26巻目。前回まで大きなエピソードを流していたので、初期のような街の香りがあふれるフツーの、しかし良質のエピソードが三つ。いかにも谷ですね、と言おうとしたら第一部・完の四文字。…

ハチワンダイバー 1

柴田ヨクサル、集英社。コマと台詞でゴリゴリと勢いを引っ張ることに関しては当代随一のパワーの持ち主、ヨクサル先生がヤンジャンに居を移してはじめた真剣師将棋メイド奥歯食いしばり系情念漫画。ヨクサル先生というとんでもない器に、良くない要素だけ放…

一月の購入予定

01/04 闇のイージス 26 01/06 バカ姉弟 5 01//17 魔法先生ネギま! 17 01/23 おおきく振りかぶって 7 01/26 黒鷺死体配達便 6 01/27 はやて×ブレード 6

というわけで

年も明けました。 本年度もこの日記を読んでくださる皆さん、よろしくお願いいたします。