イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 16/06/13 BBT『懴悔のアグレッサー』

昨日はシェンツ先生のBBTを遊んだよ。昨今のライト傾向に真正面から抗う、ヘヴィウェイトで食べごたえ十分なシナリオだったよ。

シナリオタイトル:懴悔のアグレッサー システム:BBT GM:シェンツさん

田中くん:"人造アラミタマ実験体三十漆号"桐生みなと:外見10代女性:SP:ドラクル=継承者=造られし怪物 まつろわぬ民の血を見初められ、護国兵器に改造された少女。色んな人の想いを受け継いで生き延び、今ではすっかり黒幕っ面のロリババアである。凄いパンチする。

よねちょくん:"龍氣兵(ドラグーン)"王大口:32歳男性:DF:機動警察=風水師 機動一課から死霊課に出向している風水ロボライダーであり、秩序と平穏の守護者。故郷を虚無に食われており、クールな態度の中に熱い魂を隠している。

新米くん:""エージェント・ネコザキ"猫崎美亜:23歳女性:AT:バステトの子ら=RELIC 古き人猫の血を受け継ぐ女エージェントであり、爪状のレーザーカッター古代兵器を操る。過剰な力を危ぶみ、人の世を守るために封印するべしという思想を持ったRELICエージェント。

コバヤシ:"紅き聖杯(バルトロメウ)"鴻ノ巣泪:16歳男性:DF:ニュービー=造られし怪物 狂気の計画によって造られた、人造聖杯の器。流し込まれた吸血鬼の魂たちに押し流されそうになりつつ、かつての日常の幻を追い求め、人間であり続けようとあがく。

というわけで、シェンツ先生の継承者シナリオ第二弾でした。濃厚なエゴとキャラ立ち、動機や背景を背負ったキャラクターを複数出して、その人生に切り込み対峙しながら話が進んでいく、食べごたえ十分なシナリオでした。

フックとなる戦中の超人計画の取り扱いも繊細かつ魅力的で、過度に政治的にならないように、同時に真摯さをエンターテイメントの犠牲にしないように、適度な距離を保っていました。こういう心配りは、どんなネタを扱う上でもやっぱり大事だ。

キャラが沢山出てて戦闘も結構あって、重くなる要素がたっぷりあるんですが、実プレイ自体は標準的な範疇に収まっており、ここら辺は造りの巧さがいい方向に働いたなぁと感心。重さを楽しさに変えるためには、やっぱ色々工夫せんとアカンわけで、心配りがしっかり機能したセッションだったと思います。

自分は割り切れない現実を割りきらない若者だったわけですが、他のメンバーが時に現実のハードさを押し付け、時にこちらの青さを受け止め、いい具合の距離感でセッション出来たと思います。それぞれのキャラクターが主張を乗っける足場を認識しつつ、そこからどうはみ出、はみ出してきた相手をどう受け止めるかっていうのが、こういうシビアなシナリオだと大切だね。

というわけで、大満足のセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。