イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 16/07/03 TNX『ヴィア・ドロローサ』

今日はお昼からUL-NOVAオンセだったよ。シェンツ先生も自作シナリオを携え、新たな光に会いに来たわけよ。

シナリオタイトル:ヴィア・ドロローサ システム:トーキョーNOVA-X RL:シェンツさん

浅間忍さん:"転職者(リスターター)"中塚ハジメ:26歳男性:クグツ◎イヌ●カブトワリ 中流家庭に生まれ、SSSに一度は籍をおいた男。しかし犯罪というニューロエイジの泥で窒息しかけ、クグツという新しい泥に活路を見出し、河岸を変えた。マシンピストルを使いこなす制圧射手。

コバヤシ:"量産品(ファクトリー・ビルド)"エドワウ・ファウラー:15歳男性:クグツ◎●カブトワリ、タタラ 千早の工作員育成施設"ファクトリー"で育成された、最高性能の少年工作員。社に無私の忠誠を誓うサムライだが、他の生き方を知らないだけでもある。二丁拳銃で状況をコントロールするガンファイター。

というわけで、三角形を崩して暗号を読み取る系クグツシナリオでした。山風先生式非常の文法をサイバーパンクに持ち込み、ソリッドで乾いた一夜の交錯を描いた、ニューロエイジらしいシナリオ。淡々と無情に、残酷にして美麗に展開するアーコロジーの暗闘は、普段とは違ったテイストで非常に楽しかったです。

ULはシンプルで短いからこそシナリオライターの癖や嗜好が出るものだと僕は思っているんですが、シェンツ先生UL初挑戦となったこのシナリオも、シェンツ先生の資質と好みがガッツリ出た、個性のあるシナリオだったと思います。当事者性を確保しつつ、叙情的なイベントにキャストを巻き込んで展開していくあたり、非常に『らしい』なと思ったり。

プレイの方はアーコロジーの外からやってきた青年と、アーコロジーしか知らない少年とが交錯しあうビターなテイストをたっぷり楽しみました。『年下なんだけど、採用教練で教官だったから立場的には上』とか、NOVAらしい関係性だなぁと思ったり。二人シナリオということもあって、濃厚で集中力のある掛け合いをしっかり楽しめました。

と言うわけで、名手はULでも名手という感じの、楽しいセッションになりました。同卓していただいた方、ありがとうございました。良いセッションだった。