イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 16/10/16 コードレイヤード『Apocalypse Now』

今日はコードレイヤードを遊んだよ。初自作シナリオだよ。

シェンツさん:"コードC"蒔苗ユウ:16歳女性:ブレイカー/アームズ:無銘の剣豪 普通の家庭に生まれ、一山いくらの木っ端剣豪の剣術を継承した普通の英雄。なんてことない毎日を守るため、今日もバイトと闘争に明け暮れる放課後の救世主(メサイヤ)。
浅間忍さん:ビロウ:10代男性:チェッカー/シャドウ:ガヴリロ・プリンツィプ 最下層から成り上がろうと欲する、牙猛きヤングライオン。不和と争いを生む弾丸と暗黒街仕込の頭脳を使いこなし、野望の階段を睨みつける。
田中くん:王天鈴:8歳女性:ブレイカー/センチネル:斉天大聖 代々斉天大聖のコードを継承する家に生まれ、幼いながら誰かを守るための戦いに身を投じた少女。英雄に課せられた義務に対して誠実であり続けようと奮戦する、幽きイノセンス
二次元くん:諸田和文:33歳男性:サポーター/マージ:孔明 磨き上げた医療技術を戦場で売りさばき、高値で回収する銭ゲバ医師。誰かを助けるために誰かを切り捨てるのではなく、誰をも救う強欲な道を踏破するべく、知略を積み重ねる。

こんな感じのチームで、関東全域を脅かす黙示録級ベクター"ペイルライダー"と戦ってもらいました。今回のシナリオはミドルの探索シーンをダンジョンアタックではなく、"プロジェクトX"のようなクエストクリア積み重ね型の展開として進めてみるシナリオでした。苦労や努力を一つのエリアとして考え、判定やロールプレイで乗り越えていく感じですね。

ドラマの要素をマップ化することで、シナリオ構造をPLと共有しやすくなり、イベントとイベントをリンクさせることで『何がどうなって、どのように努力が報われるのか』を実感しやすいように組み上げてみました。巧く機能してくれたようで、非常に良かったです。
ダンジョンとして取り回しが明瞭にルール化されているので、『何がどうなればシナリオが進む』『こうすればシーンが終わる』という目安を共有しやすく、シーンごとの繋がりも可視化できるので、プレイ時間が短縮・圧縮出来るのがグッド。安定感も増すし
ね。
ドラマのマップ化においては、シークレットラインが結構面白い仕事をしていて、『イベントをクリアすると思わぬところから突破口が見えてくる』という状況に、ルール的な説得力をもたせることが出来ました。やりごたえと驚きが同居するので、結構面白い手筋だと思う。あとハザードポイントがリソースとして優秀で、グズグズプレイしていたら何が起こるのかハッキリ出来るのは、プレイがダレなくていい感じだ。

ハンドアウトもチーム導入と個別導入の中間くらいの、緩い縛りを選んでもらう感じでやってみたんですが、最終的にアサルトチームにまとまるこのゲームでは、このくらいの硬さがちょうどいいのかなぁ、とか思いました。
コードレイヤードは相当に仕上がったシステムで、色んな思いつきを素直に実装できるポテンシャルがあるし、手間をかけたらかけただけ満足感が帰ってくる、凄く良いシステムだと思います。色々凝ってもプレイフィールが軽いので、集中力が持続するのが良い。

プレイヤーのみんなは『パンデミック・パニックに対応しつつ、超ヤバイ敵の攻略法を頑張る』というシナリオに巧く乗っかってくれて、シナリオヒロインも気に入っていただけたようで、いい具合にロールにも熱が入っていました。やっぱ自作にしっかり入り込んでプレイしてもらうと、充実感があるなぁ。ありがたい限り。

自分でシステムを掘り下げ、思いつきをシナリオの形にまとめてみると、やっぱ別の顔が見えてくるなぁという感じのセッションでした。楽しくやれて何よりですし、コードレイヤードはやっぱり可能性に満ちているなぁと思いました。良いセッションでした、同卓していただいた方、ありがとうございました。