イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 17/02/12 コード:レイヤード『Duel Fortress -巌流島2116-』

昨日はカッツェのみんなと、コード:レイヤードを遊んだよ。SSSの一本目、宮本武蔵シナリオ。

シナリオタイトル:Duel Fortress -巌流島2116- システム:コード:レイヤード GM:シェンツさん
新米くん:ミヤモト:10代女性:ブレイカー/リベレイター:宮本武蔵 人類の敵対者、全滅兵器エンフォーサーとして宮本武蔵のコードを移植され生まれた人造人間。だがその猛烈なエゴはバベルの言葉でも飼いならせず、気ままに人を救い剣を振るうリベレイターとしての生き方を手に入れた。
二次元くん:ロベルト=ガンディーニ:33歳男性:チェッカー/シャドウ:ビリー・ザ・キッド 中央評議会直属のエージェントとして、戦後を睨みつつ動いている切れ者のレイヤード。政治力もコードの力も使いこなすが、それはあくまで時代の徒花としてのものであり、平和な世界には不要になると考えるリアリスト。
コバヤシ:アルビレオアーバイン;27歳男性:サポーター/センチネル:アハ・イシュカ 妖精馬のコードを宿したシルバー号を相棒に、様々な戦場をめぐる騎兵。元々いいとこの出だったが、エンフォーサーの襲撃でボーボー燃えた結果、焼け出されて傭兵になった。緩い態度の奥に熱を秘めた理想主義者。

こんなメンバーが、近未来の荒野に蘇った巌流島に挑むシナリオを遊びました。とにかくネタが強いシナリオで、コードレイヤード特有の英雄調理技術を最大限活用し、楽しくて熱くなれるいい展開を産んでくれました。
ネタ一本で走ってモチベが迷子……ってのもTRPGのシナリオでは多々あることですが、今回はライバルNPCのキャラが立っているし、セッティングも(笑いを生みつつ)盛り上がるしで、TRPGの醍醐味を味わいながらたっぷり楽しめました。
宮本武蔵の史実をリスペクトしつつ、レイヤード世界のトンチキっぷりに合わせて巧く料理する筆もちょうど良くて、非常にいいバランスでした。やっぱネタは調査に、マジは笑いに支えられているバランスが、僕は楽しいな。

セッションの方は『近未来三匹が斬る!』って感じで、クセの強い強者がそれぞれの思いを抱えつつ一処にまとまる展開に。コドレはキャラクターの個性とまとまりのバランスが良くて、バラバラにならない程度には共通点があるんだけど、能力の発露の仕方とか、コードへの態度とか、戦いに挑む理由とかは巧く差別化出来ます。
これがロールプレイを上手いこと促進してくれて、スムーズに楽しいセッションに繋がるところが、実プレイをよく見たシステム&世界設定だなぁと思います。やっぱTRPGの各種設定というのは、TRPGを盛り上げるためにあるのだなぁ。
今回はプレイヤーもキャラクターもお互いをリスペクトしつつ、それぞれ違うスタンスでコードや戦いに望み、その違いを活かして自分を表現していく流れが上手く作れて、非常に充実感がありました。これはロールだけではなく、戦闘中のデータのやり取りとかでも感じるもので、データはロールであり、ロールはデータなのだなぁなどと思った。
今回僕は騎乗使いをやったんだけども、上級で追加された時に『つええ! マジこのルールつええ!!』と興奮した通りの強さで、大満足。範囲防御のコストが高いゲームなので、同乗状態による回避肩代わり、それによるダメコン性能がPT全体に貢献しまくるんだよね。火力もあるし。移動が大事なゲームなんで、そこが制限されるところがなかなか難しいんだけどさ。

というわけで、しっかりと楽しみ、スピーディに終わる良いセッションでした。子どれはやっぱ"強い"なぁ。実プレイの構造が堅牢だ。良いセッションでした、同卓していただいた方、ありがとうございました。