けものフレンズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月28日
知恵の木の実を梟と鸛から受け取り、新たなる旅に出た人と猫。水辺で彼女たちが出会ったのはペンギンアイドルグループと、推しが貴すぎて死ぬ系フレンズだった!! というお話。
かなりど真ん中アイドル根性ストーリーしており、毛色は違えど面白い話だった。
次回予告で唐突に出て来る存在でしかなかったペパプが主役になる回で、かばんちゃんとサーバルちゃんが問題を解決していくこれまでの構造とはちょっと外れたお話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月28日
こういうのが来てみると、僕はけものフレンズの『同じ構造が様々な状況をクリアしていく』民話・神話っぽさ好きだったんだなと思い知る
とは言うものの、ちょっとしたすれ違いを優しさで覆っていくけもフレイズムはペパプにも健在で、芸歴の長いロイヤルが四人を引っ張り、ロイヤルのコンプレックスを四人とマーゲイが解消する善意のキャッチボールは、見ててほっこりした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月28日
中の人とペパプの芸歴・実力が重なるのは、ちょっと面白い重ね
『アイドルは個別にキャラが立ってるもの』という前提を踏まえ、各員濃口のキャラを背負いつつ、それがちゃんと味になってるペパプは良いユニットだなと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月28日
プリンセスの背中を追いかけていた半人前どもが、気づけばしっかりアイドルになってMCして、師匠を表舞台に引っ張り出す流れもグッド。
ドルモノとしてみると、ペパプが好きすぎて頭がおかしい系フレンズ、マーゲイの使い方がなかなか面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月28日
ヲタだからこそ本人たちよりもアイドルを知り尽くし、その歴史や文脈をきっちり抑えて適切なサジェストを出す。外部化された知識の価値という意味では、図書館やボスに近い感じか。
ペパプ内部、外部としてのマーゲイの仕事量が多いので、今回は主役の活躍は抑えめ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月28日
とは言うものの、各員の個性をしっかり見て、本人が気づいていなかったり押さえ込んでしまったりしている願いを後押しするサーバルちゃんのチア力は健在だった。身体能力よりも、それこそが彼女の強さな気がする。
ステージングや機材の準備がスムーズに進んだので、かばんちゃんの見せ場が薄かったのはちょっと残念。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月28日
主役が決定的な仕事を果たす充実感こそが、このアニメの楽しさを支えていたんだなと、あんま活躍しない今回を見て思い知った。奇策にみえて、ベーシックなところがやっぱ強い。
何度も言うけど、ペパプのガッツストーリーは非常に良かったし、ドルヲタが持ち前のキモさでアイドルに足りないところを補う展開も好きだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月28日
その上で、七話同じ構造を強烈に重ねてきた結果、『かばんちゃんがヒトの特質を活かし、問題を解決する』パターン、その物語的快楽に不足を感じてしまっている
それはさておき、けもフレ的脱力満載ながら、『頑張れ…頑張れ!』と拳を握ってしまうステージは、お話の総決算としてとても良かった。ペンギンらしいチョコチョコしたフリが良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月28日
やっぱステージモノはステージでしっかり〆ると、満足度が高いなぁ。波風を適切に立てて、納めたところも含めて。
話を支える主人公のパワー、それを支柱に展開するシンプルで太い物語のパワーがあればこそ、100点を95点と感じてしまう贅沢な話だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月28日
『いつものけもフレ』の強さを感じつつも、もうひとりの主役のアイドル根性物語もまた、優しく面白いものだった。
そういえば、『図書館』に続く目標地として『港』が示されていたけども、最終的にはジャパリパークの『外』に出ていく話になるんだろうか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月28日
『港』という内と外を繋ぐ場所に立った時、かばんちゃんはどちらがを選ぶのか、はたまた内と外を繋ぐ選択肢を取るのか。面白い目標設定だと思う。
7話かけて『図書館』にたどり着き、一話もう一人の主役たちにステージを渡し『港』という新しい目標を貰って、残りの話数で『港』にたどり着く形になるのか、はたまた終着点はまた別なのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月28日
お話全体の作り方をどう折るかも含めて、けもフレはやっぱり面白い。
けもフレ追記。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月28日
初代・二代目には入っていないプリンセスが三代目復活を決意したのは、『選ばれなかったから』こそだと考えると、八話エモいな。
アイドルの資格はなくても、アイドルになりたい。ないからこそ、なりたい。そういう『欠落からの熱意のすくい上げ』、俺ほんと好きなんだ。
歴史が自分を祝福しなくても、プリンセスは選ばれし王族になりたかった。だから歴史を自分で作ることにした。ヌケた後輩たちを鍛え上げ、ステージに立てるまでに励まし、一緒に頑張った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月28日
それは偽物の黄金なんかじゃなくて、魂の色で輝く宝石だ。やっぱ良い話だったな八話。