FAガールを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
全員揃って、やりたい放題し放題! 今週も二本立てでテンポよくお送りする、カルマ満載プラモ系女児物語。
パンツと花火と肝試し、お色気とバトルとモデラーあるある。色んな要素を盛り込みつつ、なんとなーくいい話風味に納める安定感が90’s夕方アニメを彷彿とさせる。
前半は浴衣で花火大会…と思わせておいて、あおの部屋でドッタンバッタン大騒ぎしまくる回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
アーキのお部屋作成、迅雷大暴走からのパンツ攻防戦と、思いの外色々やる話である。
立川のデウス・エキス・マキナたる管理人さんが屋上に導いて、機械知性に体験の重要性を説くそれっぽいオチに。
しかし途中経過はIQを極限まで落としたトンチキバカの大暴走であり、よく暴れていただけに各キャラクターのアホさ、邪悪さもよく見えた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
あおを細かいことを気にかけないおおらかな性格…ありていに言ってバカにしたのは、大真面目にガールたちの暴走を咎めていると話が進まないからだろうなあ。
ガールたちは愚かさや邪悪さ、欲望に押し流されるっぷりなど、悪い部分も人間っぽい。正確にいうと、人間がそうであるように個性に濃淡があって、やるときは教育的配慮など蹴っ飛ばして徹底的にやる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
物語的な都合をあんま考えず、キャラの素のままで暴れさせている、自由な感じの話だ。
そこら辺はアーキの部屋作成によく見える。新入りを喜ばせるためにみんなで頑張る♡みたいなハートウォーミングな展開はなく、みーんな不要なアイテムを押し付けるだけだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
洒落にならない衝突を生みかねないが、白紙のアキ子は疑うことなく『完璧』と言ってくれる。ええ子やホンマ…先輩たちは正座!
お行儀悪く大暴れしていく中で、嘘のないキャラクターの素顔、共同生活の実態を書いていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
難しくいえばそんな感じだが、とにかくありのままにガールとあおの生活を切り取った結果、アクもうま味もマゼコゼで見せるお話になっている気もする。こういうカルマの見せ方は、存外嫌いではない。
ドタバタやりつつ、あおはガールたちと夏の思い出を作ろうという真心を見せ、轟雷は実感の意味を学ぶ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
取ってつけたようにいい話にした、とも言えるし、どす黒い愚かさとカルマだけがガールの人間性ではない、とも言える。多分両方なのだろう。色んな顔があるのはキャラクターだけではないのだ。
邪悪さやエゴ、カルマといった人間性の暗い部分を全面に出すときは、優しさや賢さ、業の克服といった明るい部分で中和しないと、苦くて飲めないときもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
笑いを交えつつゴミクズっぷりを娯楽として飲ませてくるバランス感覚は、このアニメ結構いいと思う。各話ごとにブレはあるけどね、当然。
もう一つ丁寧にやってるのは、轟雷の成長描写。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
阿呆になっていくのを成長というのかは横において、あおや他のガールからよく学び、ポエムを全開にし、真顔で阿呆な提案しまくる系ガールへと一歩ずつ変化している。
その歩みに生っぽい楽しさがあるのも、業に嘘をつかない作風のおかげか。
立川あおハウスの楽しい日常を通じて、清濁合わせて人間を学ぶ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
これはドタバタ日常コメディの外側にあるお話の大きなフレームでもあって、各話の楽しさを最大限ハネさせつつ、それを繋ぐ外枠を見逃していないのは鋭いと思う。
そういうのがないと、自由さが乱雑さになっちゃうしね。
Bパートもそうだが、キャラは元気に『らしく』跳ね回っていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
迅雷の猪武者っぷり、スティ子の良い子弱い子っぷり、バーゼと双子の邪悪さ。作られた知性にも個性があり、人間関係はその凸凹のかみ合わせで回転していく。
メリーゴーランドのように回るガールたちの生活空間は、なんかいい感じだ。
クローゼットの封鎖描写に取り返しがつかない感がプンプン漂ってたり、要所要所でエロティック濃度が計測限界を超えてたり、濃口で楽しませる部分も元気なお話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
エロスにバトルにゴミ人間コメディにハートウォーミング。12分になんでも詰め込む貪欲さは強いなぁ。
んで、Bパートはガールオンリーの肝試し回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
ブキ子のプラモうんちくが冴え渡り、俺タワーが死んだ結果亡霊となったニパ子が空を飛び、こっちもドッタンバッタン大騒ぎだった。
『騒げりゃなんでも良いぞ!』という双子&バーゼの酔漢気質が話に起伏をつけてる辺り、やっぱカルマ濃い話だ。
ブキ子&あおの人間サイドが並列で回るのが結構面白くて、Aパートで青ハウスの密接な関係をやって、Bパートでそこから離れた個別の世界をやって。仲良しだけどベタベタしすぎない開放感が見えた気がする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
やっぱ15cmのスケール感が作画で出ると、グッとガール固有の世界が身近になるなぁ。
スティ子のあざといツンデレアピールと、そこに滑り込んでいく轟雷の主役力もいいが、迅雷&アーキの『なんとなく流れで仲良くなりました』感がご褒美だった。袖すり合うも他生の縁、皆仲良く暮らして欲しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
ニッパーカットされた後よってきてワチャワチャする所といい、妙に距離感の上手い話だった
夜の教室はいい具合に異界で、モノがたくさんあるのでスケール感も出て、FAガールでしか描けない絵がたくさんあったなぁ、と思う。四バカがノートをエッホエッホと運んでいくシーンの呑気さ、とても好きです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
邪悪な三人が『もう肝試しはコリゴリだよ~』なる所もな!アイリスアウト好きすぎィ!
完璧ではけっしてないガールと人間が暴れまわり、笑い合う、楽しいお話でした。好き勝手絶頂に暴れさせつつ、いい話と因果応報をぽたりと落として、全体のバランスを取るさじ加減が良かったな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年5月8日
来週はまた新参が顔を見せ、歴史を遡るるようです。色んなタイプの話見れるのもこのアニメの強さだなぁ。