シンフォギアAXZを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
初手から奥義にて仕るッ!!! 俺達は最初っからフルスロットルだぜ!な、美少女変身ヒーロー歌唱青春バトルアニメ、ついに四期開幕。
『これがシンフォギアだ…かかって来いコノヤロウ!』と言わんばかりの温度の高さで、24分走りきる、素晴らしい第1話でした。
というわけで、徹底してアクション&アクションな出だしとなったシンフォギア4期。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
台詞回しも絵の作りも最高に体温高くて、常時頭オカシイ脳圧がビンビンに気持ちいいところを突っつきまくる。掴みが強いシリーズの強さを最大限に発揮し、期待感をモリッと上げる出だしとなりました。
異形兵装を身にまとった、人間サイズの超暴力。奏者の独自性を最大限に活かすため、フレッシュなアイデア満載のアクションシーンをガンッガン展開して、動きの中でキャラを見せる流れはやっぱ強かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
ミサイル八艘飛びとか、ドリルで空中戦艦ぶち抜くとか、男の子のワンダーランドよな。
超絶インチキバトルの激しさは、同時に奏者が人間と戦わなければいけない違和感にもなっていて良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
あの子らが人間兵器であると同時に、ナイーブな思春期の少女であることを三期見てきた身からすると、ヒト相手に聖遺物を振るう姿はなんともイヤなもんである。
アクションをハードに展開しつつ、ここら辺の違和感をちゃんとキャラが拾い、言葉にしてくのは細かくてよかったな。具体的にはマリアの『国連直轄~』以降のやり取りか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
アルカノイズが拡散したことで、人と異形が混じり合う戦場が実現してしまったのなら、対抗できる奏者もそこに出てくしかないのか
ノイズとの死闘、それを操る敵奏者との競り合いだけでも心を削ると言うのに、同じ人間同士が殺し合う血みどろのカルマまで奏者に背負わされると、ちょっとしんどいなぁ、とも思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
あえて踏み込まなかった領域だからこそ、四期で掘っていくのか、それとも今回限りか。そこら辺は次回以降だなぁ。
とまれ、そんな状況を作ったのは悪辣極まる再生偉人集団・パヴァリア光明結社。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
相変わらずオカルトネタがガチなのが嬉しいが、今回はあくまで顔見せ、と。一般人を錬金術神拳で金色の粉に変えたり、ノイズをばら撒いてる時点で『悪いヤツ』としての色付けは結構できとるけどね。
本体が動けない中、早速『最後の切り札』を使って戦場に飛び込んだFIS組。リンカー設定の対応はGXでも苦労してたが、ウェル博士も死んだ四期、どう捌いていくのかなぁ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
でも命を守るために出し惜しみはしない奏者の姿勢好きだよ。戦闘の中で救助シーン多めなのも合わせて、ヒロイックだった。
台詞回しも相変わらずの頭おかしい切れ味で、「非常識には非常識!」とか「思い出が領空侵犯」とか、いいシンフォギア節だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
ある程度以上固定化されたウケどころではあるんだが、それでもキッチリ狙って当てられるんだから凄いもんだ。
今回はハードなアクションを最大限にアクセル吹かして加速し、勢いで押し切ることが出来た。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
しかしその勢いが弱まり、足を止めてのドラマになった時どうなるかは、やっぱ不安がある。4期にもなるとなー、正直掘り下げるべき要素もかなり少なくなるよねぇやっぱ。
人間的な弱さやトラウマを乗り越えること。それが聖遺物やリンカーにもまさる心の強さだ、という構図は、分かりやすいし正解でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
それを大事にしようという姿勢は、勢い重視ながらも細かく感情の揺れも捉えてきた、今回の第1話からも見て取れる。
しかしシリーズが積み重なる中で、かつて克服したはずの弱さをもう一度掘り下げ、悩ませることは、後退にも見えてしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
あの時受けた傷、それを乗り越えたんだ! という描写は一体何だったの? と思えてしまうから、同じキャラクターがメインに立ち続ける話は難しい。
起伏も成長もない、のったりした話ならば長尺でも回せるかもしれないが、シンフォギアは戦いのお話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
ハードな戦場で傷つけばこそ、それを乗り越えた心は真実強く感じられる。ドラマに奥行きを出すために再び弱さを描くのは、過去あった成長と戦いを無化してしまう印象があって、なかなか難しい。
そんなことを、ゲリラへの怒りをボーボー燃やすクリスちゃんを見ながら思ったりもした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
『おんなじことやり直してない?』という感想は、激しく熱くキャラの要素を燃やして、物語を加速させたからではあるんだけどさ。『やりきったはずなのに、もう一度やるってことはやりきってなかったの?』という
既に幾度も戦いを終え、傷つくことで心を成長させてきた少女たち。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
それでも物語が再動するのであれば、そこに血潮を交わすためには何らかの悩みや弱さが必要になる。
今までやってきたことの再演ではなく、今まで見えなかった意外な一面を掘り下げるようなドラマを、どう盛り込んで話を進めていくか
非常にシンフォギアらしい、熱量とアクのあるアクションに興奮しつつも、そういう部分に不安と期待を抱く。そういう第1話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
熱量がやや落ち着いて、話全体を貫通する構図が見えて。今回感じた大満足の大火力は、むしろそういう運びになったときこそ生きてくるのかも。そんな予感もしますね。
しかし『シンフォギア健在! これが俺たちのやり方だ!』と丸々1話しっかり示してくれたのは、非常に嬉しかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月1日
今回見せた『動』のシンフォギアらしさを、未だ見えきらない『静』のシンフォギアらしさ…少女たちの細やかでナイーブな心象描写と絡め、お互い響き合う物語を強く期待します。楽しみ