ポプテピピックを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月13日
予算の不法投棄所、後退のネジを外したアニメ!
アニメーションの多様性に前衛的に挑むハードコア・シュルーギャグ、今週も平常進行でクソ!
Bパートのうる星(あるいはパトレイバー、北斗の拳)コンビが強すぎて、Aパートのpetit miladyを物足りなく感じてしまう辺りハードだ
というわけで、初回の衝撃から一週間、一体どういう方向にぶっ飛ばしてくるのかヤキモキさせられたが、欲しいところにキッチリ入れる感じであった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月13日
実写にフェルト人形ストップモーション。セルアニメだけがアニメーションではないんやで、という前衛性を感じる。
尖った手法を選びクソ力を高めつつ、選び取った手法自体は非常に丁寧に仕上げる所が良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月13日
コンテ取りパートは『洗練された手抜き』とも言うべき塩梅だが、フェルト人形は当真一茂 の才能が(作詞方面にも!)迸り、素直に『良いもん見れたなぁ…』という仕上がりであった。
あらゆる手法を総当りし、固定観念の檻を爆破しながら前衛を探り当てる方向性は、一番尖ってた時代の赤塚不二夫ギャグ(あるいは四コマにおけるいしいひさいち)を思わせる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月13日
そのうち声優に描かせたアニメとか、ランダムジェネレーターでつくるとかやりはじめるな…(作者登場は今回やった)
笑いというのは暴力的なものだから、その先端に意識してたとうと思うと破滅的になる。ポプ子の口が悪いの、前衛たるべき突破力を作品に与えていていい感じだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月13日
この尖った方向を維持しながら、後10話どれだけバリエーションが出せるか。マジでネタ切れとの勝負である。キツイだろうなぁ…。
このアニメ前衛である以上は理不尽でもあって、ワケがわからない。わけがわからないから色々喋って他人と共有したくなり、結果ネットでバズる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月13日
形のない感情を不特定の誰かと共有するツールとして、SNSは非常に高速、かつ優秀だ。拾いやすいネタ、拾いにくいネタ、全部シェアして盛り上がろう!
ネタのトバし方、(がっくり加減も含めた)仕上がりの良さでフックしておいて、その裏にある文脈を掘り下げ共有できる余地を仕込んであるのも、Web時代の劇作手法だなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月13日
エヴァがロボアニメの中でやったことを、ギャグアニメでやっているというか。ぱにぽにだっしゅ! にも近いか。
重層的に見えるネタは徹底的に空疎であって、中心がない。掘って共有して、消費して立ち去る。その一連の動きも含めて多分、『アニメ版ポプテピピック』なのだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月13日
それを仕上げるためにどれだけのアイデアと時間、センスと金がいるのか。よくデキたクソアニメであり、非常にありがたいネ。
今週もタケバネとアロマゲドン(Aパートに真田アサミが出たんで、実質ガァルマゲ)の新曲が聴けて良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月13日
フェルトアニメ可愛くてよかったんで、今度は東欧辺りの砂絵アニメーター雇ってくれないかなぁ…いろんな形態のアニメを、胸を張って見たい。
声優陣の大暴走は言わずもがなで、特に檜山の(ヴィジュアル含めた)強さが光った。やっぱ大御所はつえーわ。プチミレはお疲れ様です。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月13日
Bパートが下山・新井夫妻なのは、どういうツッコミどころなのか。みっこさんアンタ、キルミーでもっとクソな仕事沢山やってたでしょ、泣くとこじゃないでしょ。
欲を言えばもうちょい尺を取って、アドリブ大魔王千葉繁が大暴走する様も見たかったが、そのおかげで”恋するポプテピピック”見れたと考えよう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月13日
Bkub先生が確実に持っている『可愛いものを仕上げるセンス』をちゃんと理解し、『クソはクソだが最高に可愛いクソ』を一回は投げてくるのは良いなぁ。
仕上がりの良さという意味では、楽曲・映像共にハイセンスな真OPも良かった。素材の切り替えテンポ、キャプションのデザイン、ともに皮膚感覚的に気持ちいい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月13日
クソをひりつつダイヤで飾る。その姿勢は徹底されて、混沌にある種のリズムを生んでいると思う。結構レアで全うな創作姿勢なのだ。
というわけで、最高にクソ(褒め言葉)な第2話であった。テンション、センス、バラエティ。しっかり維持したままバトンを繋げたと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年1月13日
今後もこの調子で走りきるのか、またどスゲェ危険球で荒らしてくるか。個人的には星ドガで一回、24分やりきって欲しいなぁ…ころなちゃんがいっぱいしゅき。