イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 18/06/15 TNX『楽園十年史 -Paradise Decade-』

本来三分割を予定していたセッションが、二回で終わっちゃった時。物分りよくそこで終わりにするのが常人(コモン)、急遽シナリオを用意して別卓立てるのが狂人(キャスト)。
そんな流れで、僕がRLをすることになったよ。

シナリオタイトル:楽園十年史 -Paradise Decade- システム:NOVA-X RL:コバヤシ

佳奈さん:"My Precious"セルジュ・レスタンクール:20代男性:マネキン◎アヤカシ●カリスマ 永遠の夜を活きる吸血種。享楽と関心の赴くまま、永生者らしい退廃の中に身を置く。と思いきや、その方が輝くと思えば人間らしい助言をしたり、誰かのために体を張ったりする、奇妙で愛すべき怪物。
古河切夏さん:"Phatty Pretty Princess"PAZZY:20代後半:マネキン◎カブキ●クロマク シリアスな性根を笑顔と水着で隠す、三流タレント。どんだけ媚びても隠せない必死っぷりが、色んな人の失笑と愛情を買う。震える拳を隠して強がる様があまりにもカッコいい、弱くて強い砂糖菓子。
こぺんさん:"アルファルド":19才男性:フェイト◎カゲ●ハイランダー 暗殺者として生育された過去と、失われた記憶を抱え街を彷徨う青年。乾いた心象に一筋の湿り気を持つが、孤独な星はなかなか笑い方を覚えない。

というわけで、ランダムシナリオパックVerKな、クリルタイDASH村を遊んできました。RLとシナリオライターの責任をPLサイドにぶん投げて、色々楽をするシナリオなわけですが、打てば響くPL陣のロールプレイ速度と精度に助けられ、非常に楽しいセッションとなりました。
推奨枠もゲームプレイも縛りが緩い代わりに、自分で色々ネタを作って膨らまさなきゃいけない面倒さのあるシナリオなんですが、各プレイヤー凄く面白いタマをビュンビュン投げて、同卓メンバーのキャッチャーミットにズバッと投げ込み、当意即妙の心地よさでギュンギュン卓は加速。
積極的に"自分が楽しいと思うこと""他のキャストにしてほしいこと"を、受け取りやすい形で投げ込んでくれるおかげで、ロールの燃焼効率が良く、常時楽しくゲームが進んでくれました。とてもありがたかったです。

昨日までRLをやってくれたこぺんさんがPLに入る形になったわけですが、非常にいい意味での"自キャラ萌えとこだわり"が感じられるロールが唸り、とても良いもの見れました。
『自分のキャラはこういうヤツなんで~』だけだと、ゲームプレイを阻害する面倒な輩なわけですが、そこに『なので、自分ができないところはぜひあなたに担当して欲しい』とか、『自分を曲げていくためにはどうすればいいか、一緒に考えてほしい』など、的確な提言が出せると、それはゲームを盛り上げるコダワリに変わるわけです。
その萌え力がみんなに感染して、各キャラの細かい仕草やこだわりポインツをお互い突っつき合い、魅力や見せ場を引き出していくプレイになったのは、普段の環境だとあまり見ない"巧さ"だったので、新鮮な楽しさでした。
他のお二方も前回に引き続きの熱量と巧さ、プレイへの真摯さと同卓メンバーへのリスペクトがあり、こぺんさんが加わったことで生まれた新たな化学反応もあり、とても楽しい時間を過ごせました。
3日間に渡り、密度の濃いロールと新鮮な面白さに満ちたセッションを生み出すことが出来て、とてもありがたく、面白かったです。同卓していただいた方、ありがとうございました。