ルパン三世 PART5を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
乙女の園に友情の花は咲く。忍び寄る妖花、テロリストの影。第三長編エピソードは、女学校でドキドキを学ぶアミちゃんの、ちょっとハードな現状報告から開始。
レジェンド・オブ・クソビッチ、峰不二子のこえー所が存分に見れて、大満足のスタートである。
というわけで、一週間ぶりのルパン三世は『のどかな田舎の女学院でゆるふわきらら系、”フルール・ド・ルパン”だッ!(声がココチノだから)』と思ってたら、あっという間にテロリストとビッチと怪しい金髪眼鏡が大混戦である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
情報の圧縮率も高く、グイグイと事態が進んで面白い。
冒頭のバッドコミュニケーションで、アミちゃんがEP1で見つけたドキドキに飛び込んで、青春謳歌している姿が良く見える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
トンチキ変人なので、なかなか友達は出来ないけども、そんな噛み合わない世界と日常を彼女なりに愛していて、感情もよく出る。地下の薄暗い顔を知っていると、失敗も微笑ましい。
そんなアミが出会うエピソードヒロイン、ドルマ王女。おんなじ学園に馴染めないトンチキ奇人同士、あっという間に友情を育む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
結構美味そうな鶏鍋を迷わず手にとって、”同じ釜の飯を食う”ことで仲良しレベルを教える演出は、メシを巧く使っててグッドな表現。王女のトンチキぶりも印象に残るし。
すっかり視聴者にも印象づいた、”ア↑ミ”の発音。これを王女が言い間違えないことで、王女からアミへの友情もよく判る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
身体的な距離、お互いを心配する目線もしっかり乗っかってて、変人同士の共鳴が良く見える形になっていた。そこがエピソードの土台だろうから、大事な描写だ。
トンチキ人間が通じ合い、お互いの背中を守る。”ルパン三世の娘”であるアミと、飛び道具の達人でもある王女の友情は、ルパンおじさんと次元ちゃんのコンビに通じる空気がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
これで日本からやってきた剣術小町と仲良くなったら…”プリンセス・プリンシパル”だな。あれも大河内さんか。
前半はEP1のエピローグともいうべき、何かにたどり着き満たされた空気で進む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
ルパンおじさんたちのオフショットが死ぬほどあざとくて、マジ死ぬかと思った。次元ちゃん、なにニット帽被ってるの…あとルパンはなんで次元ちゃんのスラックス、アイロンかけてあげてるの…。
そこにやってくる、テロリストバスツアー。しっかり血を見せることで、ショックを強くする演出がPART5は多い。深夜ゆえの強みかなぁ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
後のクソビッチ無双でも、エグい角度からナイフぶっ刺していたし、ゴア表現の持つキャラ表現を太く使ってる印象だ。
アミの異能を把握し、情報封鎖をかける。ヌルい色仕掛けにも、警戒して対応。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
テロリストはあんま間抜けではなく、それを上回る不二子の凄腕も強調される。下手っぴ色仕掛けと本物のヴァンプアクションを横並びにして、レジェンドの凄みを出す構成は好き。
プチ不二子見習いって感じの、アミちゃん色仕掛けは可愛らしくてよかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
EP1でルパン一味に魅せられた結果、友情を大事にしたり、ドキドキに積極的に飛び込んだり、不二子っぽいムーブしてみたり、アミちゃんの背伸びがとても魅力的だ。
やっぱいいキャラだし、その味を最大限出す使い方。
『はいこの金髪怪しいですよー、注目!』っていうサインもよく出てたし、学園では浮いてたハッカーの異能で逆転の目を作る活躍も良かった。プロに成りきれない半端な悪人に、シルバーのデザートイーグル持たせるの好きなのかな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
全体的にサクサクとスピーディーに、学園編は進んでいく。
ルパン一味の活躍はカター…パダールで存分にやるだろうから、今回は不二子の見せ場。潜入に色仕掛け…だけではなく、近接戦に殺人までしっかりこなす凄腕っぷりが堪能できて嬉しかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
PART5はギャルで可愛い不二子ちゃん描写が多かったので、凶悪ビッチな顔が見れるのは新鮮でいい。
冒頭手紙を書いてたもう一人のパパ、銭形のおじさんも出番なかったし、こっからどう巻き込んで話を膨らませていくか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
EP3は三話構成らしいので、パダールに舞台が移った後の運び方が楽しみである。舞台を取っ替え引っ替え移動しながら話が進むのは、スケール大きくていい。
その起点となる今回、学園の隔絶された空気、古くて綺麗な雰囲気が良かった。やっぱEPごとに美術設定、キャラデザイン立てる労力が仕事しまくり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
そこにテロリストの近代的で無粋な暴力が交じることで、良い化学反応が出てた。武装の凶暴さが、背景の穏やかさで強調される、というか。
EP1を終えて変わった部分と、変わっていない部分。アミの魅力を多角的に切り取り、飛び込んだ日常を守りたいピュアさが協調出来てもいた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
悪党一年生って感じのフラフラした立ち回りが、逆にルパン一味が担当できないイノセンスを匂わせていて、物語的存在感を増していたなぁ。
変人同士ゆえの、特別な共鳴。『ルパン』の大事な魅力を、自分なりの形で背負って、アミと王女は砂漠の国へ。そこには不思議な友情があり、危険と青春が渦を巻く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
次なる冒険への期待感を煽る、良いEP3第一章でした。来週も楽しみですね。
あ、不二子先生がテロルの採点表を持ち出して、アミに教授するシーンは衒学的でスゲー良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
テロルの起源たる”terreur”は仏語だし、EP2でも取り扱われてたし。PART5は”ルパンVSテロリズム”という側面もあるのかなぁ。面白い。
追記 無言のキャラ表現になってるアクションが、凄く機能的で好き
ルパン追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月4日
王女が”横”に弓構えて引くのが、中央アジアっぽくて好き。顔隠さないって作画の事情もあるんだけども、コンパクトでスピーディーな射が武人なキャラと噛み合ってて、いい表現だと思う。