Phantom in the Twilightを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月13日
昼は夜を憎み、夜は昼を遠ざける。アンブラと人間の宿命は、大戦を経て融和した…はずだった。
人間至上主義者のアンブラ狩り集団"ミッドナイトサン"とその頭目・13代目ヴァン・ヘルシングが、優しい闇を斬り壊す。狡猾なる魔狩人を相手に、怪物たちの運命は…。
そんな感じの、強敵登場陰謀多めなエピソード。身体能力に劣る分、知恵と頭数、資金力と準備と執念で怪物を追い込んでいくヘルシングが、なかなかに強敵でよかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月13日
質の悪い絶滅主義者のヒューマニスだが、人間相手には徹頭徹尾紳士的なのが、業を感じさせて面白い。紳士的なレイシストってや~ね。
ここまで5話、アンブラ側の視点で進んできた物語。トンにしてもシンヤオにしてもアンブラに好意的で、排他的な人間はあんま画面に映らなかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月13日
しかし光があれば影があり、融和があれば排斥もある。主役サイドの柔らかな対応と、ミッドナイトサンの苛烈な排他主義は、同じカードの裏表だ。
そんな自然の反応を描きつつ、完全にダメダメな敵役にしない所はバランスが良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月13日
ヘルシングは頭が切れ、油断せず、人格的にも真摯で紳士だ。しかし、アンブラ相手に容赦はしない。全能力をフル動員して、キッチリ殺しに来る。その抜かりのなさが、場を引き締めていた。
冒頭、科捜研みたいなハイテク設備で情報を集め、クリスの居所を突き止める様子。吸血鬼のコウモリ变化に、チャフで足止めをかける知略。ドローンでお届けされる怪物の弱点。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月13日
もともと作品の魅力だった、テクノロジーとオカルトの融合も多く見られ、いい感じの運びだった。
バイも前回の苦い事件を受け、自分にできることを必死にやっている。ミッドナイトサンのような超ハイテクはないが、集めた情報を的確に分析し、シンヤオの帽子に突き当たる所とか、賢くてよかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月13日
敵も味方も死力を尽くし、出来る限りのことをする。キャラと作品が間抜けに見えず、良い描写だ。
狼男の鼻の良さを強調する描写が、トリカブトのダメージがヘルシングとルークで段違いな描写に繋がってたり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月13日
チマチマした描写が作品独自の魅力につながるのは、このアニメの好きなところだ。種別:人間っぽい戦い方しまくってて、ヘルシングさん好き…(BBTマニアのモノの見方)
まぁところどころヌケた描写もあって、そこも好きなんだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月13日
『なんで無音響室で拷問してるの…』とか『そのハイテク槍、武器よりメッセージボードとして使うの…』とか。
敵の本陣に乗り込んで対立ムードを煽った上で、トンには謝罪だけして帰る所とかすげーファントワっぽい。英国紳士か(紳士です)
相変わらず世界設定をダーッと語るアニメではあるんだが、既にTRPG的な魅力を感じているので、個人的には長尺設定語りがありがたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月13日
ホンマゲームで遊びたい…ソシャゲではなく、自分でライフパスとクラスと特技決めて、HPを減らしたりイケメンと絆結んだりしたい…矢野さん!(TRPGゲーマーの感想)
発作はさておき、アンブラと人間、融和派と排斥派、トワイライトとミッドナイトサンの対立構造が鮮明になったのは、なかなか良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月13日
クソ以下のクソアンブラが出てないんで、頑なな人間サイドが悪い! って現状なるけども、ヘルシングよりもっと最悪なゴミアンブラとか、沢山いるんだろうなぁ…
大戦の引き金が、アンブラと人間の対立によって引かれたってのも、現代伝奇っぽさ満点で面白かった。…プリンツィプはアンブラだった?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月13日
どっちがスイッチ押したかはさておき、アンブラ側も相当クソだから戦争になったと思うんで、そっちのクソっぷりもちゃんと掘ってほしくはある。
そうするとヘルシングさんの頑なな態度にも納得がいって、光と闇が色濃く伸びる世界の奥行きも、より深くなるだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月13日
ここら辺は来週掘るのか、それ以降にエピソードがあるのか、あんま掘らないのか。キャラも好きだが世界観も好きなんで、やってほしいネタではあるな。
人間と怪物、どっちが生き残るか苛烈に決めようとする集団が"真夜中の太陽"で、その境界線を曖昧に融和していこうとするのが"薄暮"なのは、煮えたネーミングで好きだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月13日
ヴァンパイアは太陽の下では生きていけんからなぁ…ヴラッドくんをメインヒロインにしているからこそ、ミッドナイトサンは宿敵。
ヘルシングさん、人間としてはすげー努力感で苦労人で、戦闘も経済も技術開発もやれる万能人で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月13日
尊敬できそうなんだけども、アンブラへの対応という一線が絶対に譲れない。そういう難しい人間と、新米ハンターはどういう距離を作るのか。次週、トンの決断が気になるところです。楽しみですね。
しかし5話が非常に良い変化球だった分、もう少しそういう方向で揃えるかと思いきや、ぐっと本筋に寄せて話を進めてきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月13日
ヘルシングさんのキャラが良いのでダンドリ感が薄く、今まで掘ってなかった角度から世界が見えてくるエピで、こっからの伸びに期待だ。おもろいなぁファントワ。