ペルソナ5を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月26日
すれ違う思い、歪む認知。パレスに潜む無限の可能性。変わり果ててしまった父を思い、美少女怪盗、一世一代の盗みが始まる。
奥村春の覚醒と探求、決意と挫折まで一気に駆け抜けるエピソード。すげー早くて正直面食らったが、怪盗団を巡る状況の危うさは感じられた。
つーわけで、春ちゃん&オクムラ編完結である。はえー! もう一話使うと思ってたからビックリだよ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月26日
実の父がパレス構築者という、なかなか歪みに密接した関係性。カモシダのヤダ味、斑目の歪んだ父性、双葉の入り組んだマザー・コンプレックスのような、複雑な描画を期待していたわけだが…。
複雑な機微が描かれなかったわけではなく、父に期待をかけつつ、その醜いエゴを断罪する春の姿勢には、愛憎裏腹な姿勢が滲んでいた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月26日
ただここまで、現実とパレスを行ったり来たりしつつ、主観と客観が複雑に入り組んだコンプレックスを描いてきた筆に比べると、正直奥行きに欠けるかな、とは思う。
春が追い求める、『良き父』としてのオクムラ。それが歪んでしまうまでの経緯や、諦めきれない一筋の情。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月26日
今回どうしても駆け足で見せざるを得なかったそういうモノを、これまでのパレスと同じような書き味で見せてくれてたら、どんなもんだったろうか。
そういう事を考えてしまう。
しかし同時に、その足の速さが今の怪盗団の危うさを教えてくれる気もしていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月26日
怪盗団は現実のオクムラの会社が、どのような業務形態であるかは確認しない。認知の中で大体の確証は取れるけども、それでも廃人化の危険があるなら、慎重に状況を精査しなければならないのに、だ。
ネット時代の公開処刑装置として、悪趣味な娯楽に堕ちかけている描写もある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月26日
怪盗団は自分たちがどんな存在で、何を求め何をしているか、足を止めて考えるべきタイミングにさしかかっているのに、加熱した正義とパワーの感触は、それを許してくれない。
正義は我にあり。その確信が、正義を腐らせる。
尺の都合か、原作からしてそうなのか。いろいろ急ぎ足だった春ちゃんのパレスは、超常の力、それを用いて時代の寵児ともてはやされることに慣れてしまった怪盗団の危うさを、妙に納得行く形で教えてくれた気がした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月26日
オクムラの死という致命的な失敗を前に、『いつものこと』と予兆を受け流す姿勢とか
無論それは、『腐った大人』の謀略が生み出したものでもある。人間の心と命を『財布一個』と切り捨てる、検察部長のクズっぷり。その裏にいる黒幕も、まぁ相当なガッデム野郎だろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月26日
高校生の怪盗ごっこが相手取るには、デカすぎワルすぎヤバすぎな相手。しかし藪をつついて蛇を出したのは彼らだ。
社会に排斥され、アウトサイダーとして居場所を奪われた子供たち。魂の根元において、"大人"を信じることが出来ない不良達。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月26日
彼らは超常の力を用いて、何をしたかったのか。悪を用いて善を為すには、何が足りていないのか。オクムラの死はそれを、最悪の形で突きつける疑問符だ。
それを受けて、怪盗団が何を思うか。どう行動するか。そこが大事な話なのかな、と思う。親死んでる春ちゃんは、正義どころの話じゃねぇんだろうけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月26日
しかし正義を為していけば、親くらいは死ぬ。…親死んでるキャラ多いな、そう言えば…。
どうなのおばさんの認知も相当追い込まれてるっぽいし、明智も色々ハメ手を仕組んでいるっぽいし、バラ色怪盗団生活がガタガタと瓦解していくには、納得のタイミングと言える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月26日
こっから明るく楽しい学園生活がまだ続くのか、オクムラの死を引き金に満ち足りた日常と超常のダンスが終わるのか。
そういうことが気になるエピソードでした。宇宙ステーションのプラモはエモいフェティッシュだったので、もうちいと掘り下げてほしかった気持ちはある。そういうコンパクトな象徴性、心を掘り上げるお話には大事よね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年8月26日
腐った大人の陰謀に、猛烈な足払いを食らった怪盗団。明日はどっちだ!