アイカツフレンズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
ブリリアントフレンズカップに敗北し、己に足りないものを思い知らされたみお。焦りは不調を呼び、不調が焦燥を加速させる。倒れそうなフレンズに手を差し伸べようにも、あいねの腕はまだ細く、頼りない。
そして約束の公園で、運命の霧笛が鳴る。
というわけで、ロマンス文脈フル稼働、EDに”♪あんなに一緒だったのに~”って流れてきても全くおかしくないピュアパレット試練の別れである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
画作りが凄まじくトレンディドラマであり、溢れる感情の質感も、どうみても恋愛のソレ。しかしフレンズはフレンズ。今作らしい話であった。
フレンズが元フレになるまではいくつか段階を踏んでるわけだが、みおが認識している『なんかダメだなぁ…』という感覚を、ほぼ全領域であいねが共有していない(出来ていない)のが、なかなか残酷である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
ゾーンに足をかけたみおが見ている景色に、あいねのアイドル力は追いついていない。
自分なりに必死にやるので手一杯で、客観的な視座がない、というか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
力に溺れ増長してても、どっかで自分たちのダメさ、ズレを客観視出来てしまうみおちゃんの哀しさと、それは正反対である。
仲良くやっているようにみえて、トップアイドルとド素人の実力差、視点のズレには、フレンズ結構冷静である
出来ない現状が分かるから焦り、焦るから上手くいかない。負のループを断ち切るのが、これまで存在感が薄かったみおママなのは、なかなか良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
娘が体調崩したら、即座に自宅勤務に切り替える体制作ってるあたりデキる人だ…この母にして、この娘あり、というか。
頑張るためには、休息も必要。最高のスタッフなら、休んでも不安はない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
ママンが実地で示してくれる答えを、みおちゃんは素直に受け入れられない。なにしろ、あいねは成長途中、”最高のスタッフ”とは言えないからだ。
しかし母の雄姿は、確かにみおに刺さる。
あいねもみおから離れて、一人でいろいろやってみる。普通科の友達がノータイムで助けてくれるあたり人徳だが、それが即座に実力をつけてくれるわけじゃない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
アイドルとして、フレンズとして。選び取った特別な相手が手を引いてくれるからこそ、あいねは前に進める。
みおにかなりの部分依存している自分を認識させ直した上で、別れを切り出す形になるのも残酷だなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
みお主観で進む話が多いので見落としがちだけど、あいねちゃん相当べた惚れなんで、みおとの間に溝があって、それを埋めるためには手を離さなきゃいけないの、相当キツいと思う。
あいねちゃんが天性のニンの良さを発揮して、涙をこらえて別れを飲み込もうとする表情も、そういう顔をさせてしまった自分を嫌悪するみおの思いも、よく乗った夜の公園であった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
第11話で超ロマンチックに絆を結んだセッティングを、こう使ってくるか…凄いねフレンズ。
今回見えた溝を埋めるためには、あいねがアイドルとして実力を付け、みおが見ている景色に追いつく必要があると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
なにかとみお主観で進むので、LMのキツい問い詰めもみおちゃん一人で受ける形になってたけども、これはフレンズ両方の問題なわけで。
そこら辺を補うエピソードを積んだ上で、関係を修復させて欲しいと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
逆にみおちゃんは、長いぼっち歴で培った独走癖を和らげる必要があるのかな。今回も『~~しなきゃ』で自分を追い込んでいたからなぁ…真面目すぎるのだな、根源的に。
みおちゃんの生真面目さは当然長所でもあって、それがあってこそトップアイドルにもなれたんだけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
結果として武器が自分とフレンズを傷つける形になってるなら、その取り回し方は考え直さないといけない。そうするために、一人になって考える必要がある…という形か。
『バラバラだからこそ、フレンズは輝く』というのは、物語開始時からずっと大事にされてきた基本理念だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
しかしそれは、お互いの強みを巧く噛み合わせ、フレンズとして機能させる視座あってのこと。みおはそれを見落とし、あいねはそれが見えていない状況が、会えない時間で改善していくか。
いやまぁメタから見れば、ビッグバンを起こすための約束された冷却期間なわけだけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
ソロとして強くなるエピソードを挟んで合流となるのだろうけども、お互いの弱みをしっかり認識して、説得力込めて強みに変えて欲しいところです。
成長エピとしては第23話が、ソロの尊厳と個性、そこに寄り添うフレンズの絆をバランス良く描いています。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
ネタの力で押し切る部分、感情を丁寧に書く部分の割合も良く、あんな感じの仕上がりで、みおとあいねが自分を見つめ直せると、ハートが再び重なる時の火力もガンガン増すのではないでしょうか。
しっかしみおちゃん、面倒くさくてロマンチストで最高だったな…自分から別れを切り出しておいて、青と赤のハートが引力で重なる約束アクセサリを手渡してくる所とか、いつみなとみらいが重力崩壊してもおかしくなかった。国際的なルールに基づいて、フレンズ物理学は運用されるべきだな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
あ、久々に能登くんが登場して、ケンさんとの関係性を見せてくれたのも良かったです。能登くん相手だと対応がザックリするケンさん、僕好き。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
師匠と弟子、フレンズとも親子とも違うけど、そういう関係も世の中にはあって。人と人の繋がり方、正解は一つじゃないわけです。
そういうこともひっくるめて、湿度と重力を背負って別れた二人が、より広い視座で自分たちを見つけ直してくれると良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年10月18日
そういう気持ちになる、運命の離別でした。繋がりを切ることでしか、描けない繋がりがある。そういう部分にフレンズが踏み込めるなら、こりゃ面白くなりそう。来週も楽しみですね