アイカツフレンズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
明日香ミライの厳しい指導の果てに、至らぬ己に思いを届かせ、壁を一つ越えた友希あいね。
フレンズの雄飛を知らぬまま、湊みおはアニメのアフレコという新たな仕事に挑んでいた。ソロデビューを控えた白百合かぐや、後輩を見つめる神城カレンもまた、同じ現場に居合わせ…。
そんな感じの、ピュアパレットのタメ回、みお編である。第24話あたりから進んできた流れは止まらず、あんま長くタメることなく個別の課題を乗り越え、再び出会ってビッグバンを起こす素地が整っていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
その手際の良さが頼もしくもあり、少し物足りなくもあり。難しいところだ。
短い持ち時間のの赤で、あいねは過去の自分、目指すべき未来をしっかり見据え、説得力を産んでいた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
みおも同じ方向性で今回走るわけだが、ちと欲張りに盛りすぎて焦点がぼやけた感じもある。みおの自分探し、さくやのソロデビュー、アフレコのお仕事回、カレンさんの凄み…前回より確実にネタ多い。
この欲張り加減がうまく機能すると、独自のスピード感と満足に繋がり面白いわけだが、今回はちと噛み合っていなかったように思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
前回の満足感はやっぱり、"アイドルの天井"であるミライさんががっぷり四つに組んで、あいねの不足と可能性に向き合ってくれたからこそ、なわけで。
カレンさんはお煎餅差し入れるくらいであんま目立たないし、さくやちゃんはお姉さまとソロデビューという、自分の物語を回すのに忙しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
みおちゃんの不足だけを見据えて、どっしり取り回す余裕が相手役にないので、物分りよく自分で悟る形になってしまったのは、ちと熱量が逃げる感じがした。
しかしカレンさんの言葉がさくやちゃんに届き、それに発奮したさくやちゃんの雄姿がみおちゃんを動かすという感情のドミノは、ちゃんと機能していた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
そこが明瞭ならまぁ、みおちゃんがなにかに気づき直す回としては十分かな、とも思う。なかなか難しいところだ。
壁を超える、新しいことに出会うというテーマは、お仕事とも関わっている。流石に隣接領域だからか、"アイドルのアフレコ挑戦"は仕事現場の生々しさ、広報活動のそれっぽさ、共にいい仕上がりだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
ここら辺の肌目が細かいと、そこで踊る感情にも熱が入って、飲み込みやすい。
かぐやちゃんソロデビューとなる"偶然、必然。"はブリバリEDMしまくるアップテンポな曲で、甘ったるいボイスと合わせて好みの楽曲。カメラワークも荒ぶって面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
ファンシーで地に足の着いた感動路線の映画と、全く噛み合ってない気もするが、そのミスマッチが逆に生々しい…というと褒め過ぎか。
さくやちゃんは相変わらずの姉好き過ぎ病で、それ見てるだけでも満足だけども、カレンさんの言葉に後押しされる形で姉離れに一歩踏み込む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
姉妹の日常がまったり描写されていたのは、なかなか嬉しいファンサービスだった。そこに時間使うより、みお軸で分厚くしたほうが良かったかな、とも思うが。
白百合姉妹はキャラが良いので、今回のようにニコイチで大事な成長を描くのではなく、個別でお話が欲しかった、というのが本音だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
しかし"勝負"にフォーカスし始めてから、フレンズアニメのスケジュールはパンパンだ。筐体連動もあるし、やらなきゃいけないことは多いなぁ。
自分で手に入れた羽根で壁を乗り越えるフライと、体験と言葉を反芻して自分なり、道を見つけていくみおの姿が重なっていたのは良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
こういう圧縮が所々で機能しているので、たくさん盛ってもなんとかなっている印象。尺の加減、人数の捌き方、やっぱり大変だ。
同時に、単和の方向性をいろいろ広げることが出来る縦幅も、長期女児アニシリーズの強み。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
今回みおちゃんが果たした跳躍が、実際どういうモノなのか。あいねの成し遂げた成長と、どう響き合うのか。早速やってくるピュアパレ再起動回のし上がりが、今回の意味を決めもするだろう。
予告では崖登りに変顔に、まーたトンチキな匂いがプンプンしておったが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
頭のおかしいコメディに、スッと真剣な地金を混ぜ込むのが上手いシリーズなので、前回の達成、今回の自足を巧く活かし、面白く手触りのある話を作ってくれるだろう。次回も楽しみだ。