イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 18/11/23 BBT『スチーム・ストリート・ストレンジャーズ』

昨日はよねちょくんGMで、BBTのオリジナルシナリオを遊んだよ。

シナリオタイトル:スチーム・ストリート・ストレンジャーズ システム:BBT GM:よねちょくん

シェンツさん:セプター・カドラ:14歳男性:宇宙人/ギアライダー:アタッカー 虚無と永遠の戦争を戦う星から落ちてきた、運命の少年。過酷な闘争の果てに、己を社会性群体へと変じた、特異なメンタリティを持つ。消滅した故郷を取り戻すべく”羽根”を求めていたが、エゴと絆と共に生きることに意味を見出していく。
新米くん:”リトルマッチガール”灯火灯:10代女性:御伽噺の住人/転校生:サポーター 童話”マッチ売りの少女”から具現化した半魔であり、押し付けられたバッドエンドに業火を持って抗うアナキスト。原典のとおり、マッチをすることで現実改変を行い、様々な異能を発現させる。
二次元くん:”魂潰の鬼八”八島平八:65歳男性:退魔僧:アタッカー 死霊課の嘱託として、冴えない外見と痛む腰を引きずり走り回る老人。その正体は凄腕の退魔僧であり、その一撃は内部から魔獣を滅ぼす。兇猛を好々爺の顔の奥に秘めた、頼れる老人。
コバヤシ:”甘美なる悪徳(カンタレラ)”セサル・ボルハ:30代男性:ドラクル:ディフェンダー 池袋を根城に派手に遊びまくるディレッタントであり、夜に潜む怪物。その正体はルネサンスイタリアを駆け抜けた風雲児、チェザーレ・ボルジア本人である。聖性と冒涜、生と死、愛と戦争。様々な矛盾の間に身を置く、美しき獣。

こんなメンバーで、”影の英国”の一部、蒸気漂うスチームストリートに挑んできました。デレマスのイベントシナリオを参考に作られたということですか、ちょうど自分の中でスチームパンクが盛り上がっていたのもあり、元ネタ知らないままガッツリ楽しめました。
BBTで遊んでいる以上、最大の共通言語は”BBT”それ自体なわけで。公式設定である”影の英国”と上手く絡めて、オリジナルの要素を美味しく食べさせる工夫をしてくれたのは、とてもありがたかったです。
蒸気と毒気が世界に満ち、スチーム動力のフルメタルが暴れまわるディストピア。スチームストリート自身に魅力があって、ドミニオンダイブの醍醐味をたっぷり味わうことも出来ました。やっぱシューシュー蒸気が噴き出す超絶工業都市は、ビジュアル自体が強いよね。
キャラクターのドラマも素直かつ強靭で、スタンダードな構造にしっかり当事者性が乗っかった、楽しいシナリオでした。元ネタを大事にしつつも、TRPGのシナリオ、みんなで遊ぶ体験のクオリティを重視して、しっかり仕上げてくれたのがありがたかったです。

自分は適期的に起こる『歴史上の実在人物をTRPGで遊びてぇ。口から益体もないうんちくを垂れ流してぇ』という発作に押し流され、チェザーレ・ボルジア本人を遊ぶ。やっぱ実在人物は物語の要素が濃くて、史実を垂れ流しにしてるだけでキャラが立つのが面白い。
チェザーレ・ボルジアという人は様々な要素を抱え込んだ複雑なキャラクターで、絆とエゴに振り回されながら怪物を遊ぶBBTというゲームとは、相性が良かったな、と遊んでから思いました。キャラ紹介時は『どう見ても敵』『どうやってシナリオはいるんですか?』とか言われたが、なんとか取り回せて良かった良かった。

というわけで、とても楽しいセッションになりました。久々にBBTしたけども、宇宙の機甲戦士と荒んだマッチ売りの少女と超強い和久さんと吸血鬼したルネサンス貴族が一緒にゲームできるチャンプル感は、やっぱ唯一無二でとても楽しい。
良いセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。