イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 19/05/06 TNM『鋼鉄捜査網』

昨日はGW最終日ってことで、カッツェ面子とオフラインセッションしてきました。TNM4付属一本目!

シナリオタイトル:鋼鉄捜査網 システム:トーキョーナイトメア RL:コバヤシ

シェンツさん:鋼原狼蘭:24才女性:イヌ◎カブトワリ●カブト 鋼鉄の鎧に身を包み、銃弾の牙で凶悪犯罪を噛みちぎるNPBの猟犬。暴力と正義を強く信奉し、揺るがず折れないスタイルを持ち続ける女傑。
Braveoneさん:狗狼:外見20代男性:テツジン◎●カタナ、カブト 人に仇なすテツジンを、その身に代えても討ち果たすことを宿命づけられた鋼鉄の武人。己の命を顧みず、刻まれた宿命に準じる赤心の戦士。
浅間忍さん:”テツジンハンターX”十文字猟悟:28才男性:レッガー◎タタラ●イヌ 社会の理から外れたAIやアンドロイドを、人の側から狩る処刑人。チューンされたASに理性を隠し、果断な刃として闇に身を置く。

つーわけで、”ソリッドボンド”付属一本目やってきました。GWちょい立て込んでシナリオの読み込みが足らなかった結果、軽い座礁が発生したりもしましたが、現場で卓の面子、共有したい価値観に合わせてチューンした結果、発生したテーマに徒手空拳で殴り合う感じに。
ぶっちゃけ付属シナリオは最大公約数を取ること重点なので、環境の空気と事故ることが多々あります。今回はストーリーラインの構成、テツジンというスタイルを真ん中に据えてウチラが想起するシリアスさとの衝突が起きて、ちとハンドリングが道に迷いました。
その時違和感を抱え込んで笑顔の仮面で押し込めるのではなく、ソフトな言葉でちゃんと伝えてくれれるのは、信頼ある身内故でして。お互いフランクに違和感を伝えて、どうすれば自分たちにマッチしたシナリオになるか、楽しい時間が作れるか、腹割って話し合い修正していきました。

正面衝突の超事故、というわけではないのですが、うちの環境だと”機械知性と法、社会での立場”はあまりに好みに合いすぎてて、深掘りせざるを得ない題材で。シナリオが想定していた軽みと、こっちが想像してた重さが食い違って、なかなか大変な感じに。
自分もシナリオ記述よりも、僕個人が受け取ったシナリオテーマ、ゲストの造形を優先してツーリングしちゃった部分があり。そういうモノを突っつかれる良いシナリオではあったけど、そのまんまだとちと食えない。
なのでざっくり修正して、クライマックスの発生タイミングとか、ゲストロールの方向性とかも変えてしまいました。本来なら事前にシナリオを読み込んで、好みに合わせて適切に修正した上でプレイするべきだったんですが、準備不足が現場で爆裂した形ですね。
面子の実力と信頼に支えられて、しっかり楽しいセッションに落着したけども、一歩間違えば大事故だったので、『怠けるのよくねぇな』と自戒しました。やっぱ自分のこと巧いとか思うと、簡単にすっ転ぶな。謙虚にゲームしなきゃ……。

PL全員がASを着込む超鋼鉄祭りとなりましたが、それぞれスタイルにしっかり向き合い、シナリオにも真摯に対応してくれて、とても良いセッションとなりました。やっぱアクトを進めるうちエンジンがかかってきて、キャラの根っこが解ってくる瞬間は最高に楽しい。それを引き出せると、『RLしてるなぁ……』っていう気持ちになる。
狼蘭と狗狼は最悪の出会いから始まるバディ枠で、人間とテツジン、お互いへの危機意識と偏見が危機の中で信頼に変わり……つつも、新しい可能性を無条件には受け入れられない社会、そのシステムに組み込まれたイヌ、人間と根本的に違う存在としてのテツジンをしっかり見据え、甘くなりすぎないロールを積み上げてくれました。非常に良かったです。
猟悟は新世界の隣人たるテツジンに、しっかり向き合ったキャストでした。十文字博士とアマンダはリプレイでキャラが深くなったゲストで、その味わいを自分に巧く引き寄せ、シナリオテーマと噛み合わせて最大限活かしていました。平成ライダー初期っぽいシーンとか作れて、とても楽しかったです。
終わった後はグダグダとファミレスに。時間帯が非常にいい塩梅で、誰もいないオフィス街をウロウロするのも妙に爽やかであった。たっぷりボンクラトークを堪能し、ライドオフで凝ったTRPG筋を上手く解せた感じです。やっぱねー、お外の人と遊ぶと、普段使い慣れない筋肉使うわ。それが大事で良いことだから、俺たまにお外出んだけどさ。
良いセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。