ガルパ履修記録
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
・貫く闇、青薔薇の誇り
大魔姫 VS 語彙力! 天魔大殲(ラグナロク)が今始まる!
そんな感じの、”カッコイイ”を巡るあこちゃんエピ…の中に、みっしりと詰まった青葉モカ現在進行系の感情ッ!
来るべきラグナロクに向け、全Afterglowファンは今読んで死ね! ヴァルハラで会おう!!
そんな感じの超不意打ちぶっ殺しエピ。あっのさ~、こういう超弩級の爆弾ぶっこんでくるならしっかり予告しておいてよホントさ~。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
まぁモカがピックされた時点で、ある程度の覚悟はしていた。それを上回る火力で、全てを薙ぎ払っていったが。ホントアナタさ~。
お話はあこちゃんのおバカで舌足らずな、でも真っすぐで不撓不屈な自己探求と、それを見守る立場にいながら、己に足らないもので思いっきりぶん殴られるモカちゃんの屈折、二本の柱で進む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
バカすぎて後ろ向きに全力疾走なアコちゃんの”正解”と、賢いがゆえに言葉にできないモカちゃんの”失敗”。
子供っぽいアコちゃんが現在進行系で突っ走る、無垢で過ち…に満ちているからこそ、適切に間違えて適切に正してもらって、どんどん積み重ねていける道。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
そのイノセンスを、モカちゃんはもう失ってしまっている。自分の願いを言葉にできる。冷静に分析もできる。でも、それを表には出せない。
不思議少女に見えてかなり知性が高く、大人びた臆病さにエモーション核弾頭を隠している青葉モカ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
その複雑な内面が、あこちゃんを鏡にすることで非常にクリアに、突き刺さるように鋭く顕にされるエピソードであった。
ホント、アホバカ中二病VS語彙力エピだと思ったらこういう不意打ち…。
一般的な価値観軸ではあんま良い評価をされないだろう、言葉足らずなあこちゃん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
モカちゃんは”先生”の立場から見据えた彼女を、”師匠”と呼ぶほどに評価する。それは自分に決定的に欠けていて、今まさに必要なものを幼いあこちゃんが、無自覚に確保しているからだ。
あらゆる物事を”カッコイイ”で表現してしまって、細かい差異や評価軸が他人と共有できないあこちゃん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
しかしベクトルは定まらなくてもポテンシャルには凄いものがあり、”カッコイイ”と感じた対象をリスペクトし、自分を突き動かす素直さがある。その真っ直ぐさに、燐子もメロメロだ。
おまけに言葉で伝わらずともめげずに、自分なりの”カッコイイ”をリスペクト先から学び取り、貫こうと頑張る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
誰かが好き、何かが大事。その気持に一切嘘をつかず、堂々と”カッコイイ”と言い放つ。
皆さんご承知のト降り、賢いモカちゃんはそれだけは出来ない。
『あこちゃん”は”頑張ってね』
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
真っ直ぐ走るその後ろ姿に、限定的な過去完了でエールを送るモカちゃん。それは『自分”は”頑張れない』という意思表示を引き出す、ある種の修辞文だ。
幼い頃のまま、ただただまっすぐ”好き”にひた走れたら、どれだけ良いだろう。
言葉や実力が追いつけない事実を、何も気にせずまっすぐ突き抜けられたら、どれだけ楽だろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
背が伸びた。語彙が増えた。身の丈を知った。
モカちゃんを”大人(あるいは先生)”にする全てが、彼女を重苦しい諦めに縛り付ける。あの赤い花に向かって、何も考えず走れたら。
それは実現不可能な夢だからこそ、遠くで光り輝く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
掴みたい、掴めない。”美竹蘭”の形をした羨望と諦観。
あこが『蘭モカいいよね…』と言ってくれたからこそ…大間違いのイメージをそれでも輝いていると褒めてくれたからこそ、モカちゃんはその夢をもう一度見据える。
何も言わず、分かり合い支え合うという幻想。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
言葉にしないからこそ、保たれている”美竹蘭の後ろ、三センチ”のポジション。
あこちゃんは一切意識せず、凄まじく残酷な刃で青葉モカの心理を切開していく。そこには赤く脈打つ秘密、”いつもどおり”Afterglowの誰も知らない決意がある。
溢れる語彙力で全てを名指しにしてしまうことは、時に全てをぶち壊す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
モカちゃんはそういう残酷な世界の真実を、しっかり見据えている。国語の成績が良いことは、必ずしも幸福ばかり連れてくるわけじゃない。
言葉にしないまま、しかし鮮明に見えてしまっている心の距離。嘘。あるいは壊れやすい純情
それを抱え込んで、”三センチ”に安住し続けること…変化しない”いつもどおり”をクローゼットの中で維持し続けることが、果たして良いことなのか。正しいのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
あこちゃんの頑是ない暴走は、モカちゃんにそういう疑問を呼び覚ます。
ここでそこに至れたのは、色んな意味で幸運だったと思う。
少なくとも今回、誰にも知られないままモカちゃんは『あ、今の私(と私ら)やべーな』とは思えたわけだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
豊かな知性で分析し、閉じ込めることにした衝動。諦観を抱えて”いつもどおり”を走り続ける危うさと卑劣を、少しでも変えたい、変えなければならないと心の何処かで思えたなら。
いつか必ず炸裂する感情の爆弾、その先に広がる友情の焼け野原で、モカちゃんが燃え尽きずに生き残る目も、少しは出てきた、ということだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
かつて、あの子に引き寄せられた幼い衝動。後ろで諦めるのではなく、隣で手をつなぎたいと思えた憧憬。
あこちゃんを通じて、その幻想が良いものだと思えたなら
青葉モカの知性と感情は、己(と青葉モカに繋がる全ての存在)を静止させるのではなく、前進させる方向に転がるのではないか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
大人しく諦めはて、ジクジク痛む傷を膿ませるだけでなく、痛みを伴う真実の切開と、そこからの再生へと進んでいくのではないか。
そういう希望を抱かせるエピソードだった。
波乱万丈の主役に見えるあこちゃんは、実は今回の話を順当にこなしている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
今回の勝利条件は、語彙力を手に入れてニューあこちゃんに生まれ変わることではない。衝動と不屈、幼さと正しさがあこちゃんの個性であり、そのまま真っすぐ進むのが良いと確認することだからだ。
それはしっかり果たされている。尊敬できるロールモデル、様々に助けてくれるサポーターに囲まれ、自分のやりたいことを衒いなく表明できるあこちゃんは、ただただ真っ直ぐ進めば、より善い自分(と、自分につながる全ての存在)を引き寄せられる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
それは、約束された勝利の道のりだ。
無論凸凹もあろう。コミカルに笑い事ですむ挫折もあれば、ヘヴィで厳しい衝突もあるだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
しかし己の気持ちと”好き”をしっかり見据えて、無骨ながら真っ直ぐに進める方向性とパワーがあれば、必ず結果はついてくる。ガルパ世界はまぁ、そういう世界である。
モカちゃんはそうではない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
賢いがゆえに気づき、あこちゃん語も適切に翻訳できる。でも同じ視力で見つけた自分の気持を、言葉にし真っ直ぐ進むことはどうしても出来ない。
怖いから。嘘がバレるのが、醜く寸足らずの自分を知られるのが、『隣りにいる』という幻想が破綻するのが。
あこちゃんも”カッコイイ”を腑分けして、一つ一つの憧れの意味、そことの距離と己の無力を知る…”大人”になれば、迷って足を止めるのだろうか?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
解らない。止まるにも進むのも人生の物語であり、どちらも正しいだろう。”らしさ”を変化(進化)させていくことも、”らしさ”を貫くことも、両方意味を持つ
一足先に”大人”になってしまった(だからあこの”先生”でいられるし、あこが気づいていない素晴らしさに眩しそうに目を細めもする)モカちゃんは、今止まっている。嘘をついている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
そこから、どうにか漕ぎ出したいとも思っている。動いていない自分を、どうにか突破させたいとも願っている。
そのアンビバレントな在り方が、まだ転がりださないにしても。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
複雑な内面の檻に、青春という獣を飼いながら青葉モカは、失った幼年期に、それを象徴するあこに敬意を抱く。
前に進むということは、過去に戻るということと同じなのかもしれない。失ったものへ、痛みと勇気を込めて手を伸ばすこと。
今回、モカちゃんはそれが出来ない。それは先の話…おそらくAfterglow第三章で地獄を巻き起こしながら、どっしり進む物語なのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
そこには、”大人”な諦観と嘘だけでなく、”子供”な憧憬と素直さが脈を打っている。そうじゃなきゃ、モカちゃんはあこちゃんを尊敬しなかったはずだ。
自分にないものを持つからこそ、追いついて手に入れたいと、願わないはずだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
ご承知のとおり、青葉モカにとってこの感情は”美竹蘭”への激烈な視線、その反射である。
『ああ、私が蘭に見ているものを、あの子も様々な他者に見ているんだ』
そんな共鳴が、モカちゃんの重い扉を少し、開ける。
明日香&六花のアプリ登場とか、あこへの”好き”を真っ直ぐ叩きつける巴の輝きとか、色々他にも光る場所はあるのだが、兎にも角にも”青葉モカ”であった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
りんりんのあこちゃんキュンキュンっぷりとか、最高に良いんだがなぁ…情熱のベクトル付けが巧すぎる。いいコンビね…。
僕はあこちゃんが好きだし尊敬してるので、彼女の強いところを軽い笑いに交えて見せてくれて、今回のイベストとても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
それと同じくらい、あこちゃんに反射するモカちゃんの歪さ、純情を求める成熟の哀しみが、色濃く薫るエピソードでもあった。こうして形にされると”死”以外の言葉を失うね…
同時に起死回生の希望を、まだ繋いでくれるエピソードだとも思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
モカちゃんは未来を諦めていて、同時に諦めていない。幼さを取り戻し、もう一度追いついて隣に立つ未来を夢見ている。
それが、彼女を苦しめる悪夢だとしても、醒めることなど出来ない。出会ってしまったのだから。
『今後、お前らを”モカ蘭”で殺すから』とクラフトエッグくんに宣告されたに等しい展開だが、震えと同時に期待も、腹の底から湧き上がってきた。おもしれぇじゃねぇの…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
来るべきラグナロクに備え、”青葉モカ”への解像度を上げていきたい。やるほどに死にそうだが。みんな、ヴァルハラで会おう!!
追記 友希那を納得させられるレベルまであこちゃんの楽曲力が上がった時、Roseliaが陰陽座になるかMANOWARになるか。それが問題だ。
ガルパイベスト追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
あこちゃんがラストに打ち出した”超絶中二バンドRoselia”だが、世の中には一生指輪物語とかアーサー王伝説とか歌ってる世界的エピックメタルバンドも沢山あるので、間違ってない方向だと思う。
重要なのはどんだけ本気でやるか、それで客を目の前の嘘に引き込めるか、である。
熱量でチープさと嘲笑を焼き切り、完璧にやりきるのが世界観のあるバンドの力点。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
Roseliaは既に作中『独特の世界観を持つ』と評されているわけで、あとはバンドメンバーが本気で演じられる嘘を、あこちゃんが提出できるかにかかっている。
りんりんはなにやっても『あこちゃん…カッコイイよ!』と湿度&温度高い視線投げてくるだろうから、残り三人をどう引っ張り込むか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
今井は湊を引きずり込めれば自動でついてくるとして、紗夜を前のめりにするには…NFO公式タイアップとか貰ったら、気合い入れてくれるのかな。
Roselia音楽バカなんで、いい曲作ればなんでも本気でやってくれそうな感じはある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
今回追い求めた”語彙力”は、あこちゃんが自分のやりたいことをみんなに伝えるためのメディアだった。それが作詞方面で開花しだすと、エピックバンドとしてのRoseliaにも光が当たる…か?
現状優れた読解力を特別持ってるモカちゃん以外に、あこちゃんが見据えてるステージ、世界観と喜びが伝わっていないので、そこら辺はまだまだ研鑽対象であるが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
でも見据えてる世界は(上手くベクトルつけてあげれば)パワフルなので、あこ主軸の楽曲制作エピに期待したい。
あこちゃんが見据えてるのってホビーアニメと中二病を融合させた、男の子っぽい興奮なので、Roseliaのメイン客層(今回のエピで顔見世した限界強火友希那担クラスメートみたいな)に刺すには、もうちょい耽美を勉強しないとイケない感じはある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
そこを補強するべく、アン・ライス成分補充のためにV:tMをりんりんSTで遊んだりしているうち、耽美百合にどっぷりハマったあこちゃん。”荊の城”とか読む。(ほくそ笑む白金、ポリスに電話をかける宇田川姉)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月10日
でもあこちゃん、エッチなのダメそう。八重歯ガールだし。(八重歯関係あんの?)