戦姫絶唱シンフォギアXVを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
爆裂が少女達の平穏を打ち破り、戦士達は氷上に立つ。
ボストーク凍結湖、”棺”が眠る氷の地獄に果敢と立ち向かう奏者たち。
大国の思惑、光明結社残党、神人と成り果てた立花響の未来。
六音重なる光条が神を討ち果たしても、無明、未だ晴れず。
かくして終幕が上がる
そんな感じのアニメシンフォギア最終章、遂に開幕! な五部第一話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
南極ダイ・ハードアクションがみっしり押し寄せてきて、僕らの見たかったシンフォギアをたっぷり感じることが出来た。アクション面が毎回やり過ぎなくらいフレッシュなのは、シンフォギアの良いところである。
同時に『今回はここがやべーから!』という予告もピンポイントでブスブスぶっ刺されて、興奮と不安、期待と恐怖が良いバランスで掻き立てられた。シリーズ最終章の出だしとして、とても良かったんじゃないでしょうか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
ひびみく絡みは、幸福を描くほど不安が募る状況。蓄積の力よなぁ…。
お話はノンストップなバリバリアクションの合間に、独特の台詞回しが暴れまわり、一般人の意地とレスキューが挟まり、日常回想が甘く苦く流れる作り。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
既に四クール積上げた歴戦感を裏切ることなく、それ以上のインチキパワーで初手から揺らしてくるのは、とても良かった。
”棺”の別格感がいい塩梅で、結晶化するビーム爆発とか、南極の分厚い雲をぶち抜く攻撃力とか、ヴィジュアル的にしっかり強さが伝わった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
今までシンフォギアの出だしは『一回キャンペーンをクリアした、超強い奏者の超無双で血管キレるまでアゲる!』形が多かったので、ピンチから入るの新鮮だ。
闘いの組み立ても各キャラの見せ場、ド派手な無双をブンブン回して、デカいスケールでバンバン爆発させていくシンフォギアスタイルを印象づける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
BPM早めで展開するんだけど、見捨てちゃいけない命を守るシーンをちゃんと挟んで、救命のヒロイズム大事にしているのも信頼感。
「ウルトラ兄弟絶体絶命!」みたいな氷柱漬けを、名もなき観測員が信号弾ぶち上げ時間稼ぎで凌ぐの、いいシーンだと思いました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
ヒロイズムは変身ヒロインの特権ではなく、胸の奥に宿るもの。弦十郎さんは座っててください、闘い終わっちゃうんで。なんだよステテコ二枚履きって…。
バキバキに命かけてるのにどっかズレた大仰な台詞回しも元気で、『あ、シンフォギア食ってる』って感じがしました。ありがたい…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
52話積んできた”型”を求められる状況で、それを踏襲しつつなんか新しい風を呼び込むのは大変だと思うけど、それやんないと停滞感パないからなぁ…難しい所だね。
やっぱAXZを最初から『続く』として作ったのが、今回効いてんのかな、と思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
カストディアンへの導線、光明結社残党という中間ライン、日米摩擦と月面開発。話を駆動させるエンジンが初手から元気なのは、四期で種を巻いたおかげで。それを活かし、どう終わらせるか。
ぶっちゃけ少女達の成長譚としては、燃やす燃料が赤信号なこのシリーズ。毎回フルスロットルでキャラに向き合ってきた結果とも言えるけど、やることはあんまない気がする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
デカいスケールの話と、あえて踏み込まなかった巨悪との対峙が残ってるから、そこをぶん回すんだろうけども。
最後に残った特大地雷が、神殺し・立花響の人間性であり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
質の高い未来との日常ほっこりシーンでその源泉をしっかり見せて、『あ、今後枯れます。一回人間やめます』とサイン出すのは巧いし、なんとも言えない哀しさがあった。
あの二人が幸福なほど、それがぶっ壊れる瞬間を想像してしまう…。
僕は響という主人公、シンフォギアという作品の体温はかなりの部分未来さんが担っていると感じていて、とても好きなキャラです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
彼女は英雄でも戦士でもない、ただの少女としての立花響をすごく大事にしてくれて、彼女自身も響に大事にされて、お互いの脆さを補い合ってる。人としてあり続ける。
でも聖遺物を巡る戦いは、簡単に爆発して小さな幸福をぶっ壊す。水上研究所の炎が、観覧車ラブラブデートを中止させるのは良い象徴性でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
その直前の『私が他人を困らせたら、響はどうする?』は、明瞭な釘刺しだよなぁ…まーた未来さんが酷い目に合うのか…。世界、許さんぞ…!
デートシーンがとっても綺麗でキラキラだったの、凄く良いことだと思うのですよ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
凍りつく戦場だけが響達の花道じゃなくて、なんてことない毎日の全てに守るべき幸福がある。アクションシーンに負けない気合を日常描写に込めることで、作品が見据える2つの”極”が良く伝わってきました。
そんな日常からはみ出した、光明結社残党。噛ませ犬の残り滓という、看板からして絶対強くない存在感を素直に描いて、なかなかコミカルな登場でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
敵はカストディアンと訃堂がやると思うんで、おもしろ三人組はミドルを保たせつつ、あんまヒドイことにはならんでほしいな…。
熱血エンジンの強さから生まれる、ノリと勢い。それだけで走るには1クールの物語はあまりに長くて、過去作は毎回どっかが軋んでいました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
展開の強引さ、キャラ回しの不自然さは、今回もどうしようもなく顔を出すでしょう。それがお話全体を挫滅させないくらいに抑えられると、いい感じかな。
そこは結構うまくいくんじゃないかなぁ、という予感が、少なくとも第一話の段階ではあります。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
パワーあるアクションでゴリゴリ押しつつも、丁寧に展開のタネを撒いておく構成とか。
力勝負だけかと思いきや、ヒロイズムやキャラと作品の『らしさ』が生きる細やかさとか。
凄くシンフォギアらしくて、『らしくない』部分が光る最終章、第一話だと思いました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
この良い滑り出しをどう活かし、どういう物語が展開していくのか。
デカいクエストがある響は良いとして、残りのトンチキ五人組はどういう悩みと成長を見せるか(あるいは、あえて見せないか)
次回楽しみですね。
しかし六人が真っ白い背景に揃い踏むと、カラーリングが華やか、かつ個体識別がパット見で可能で、どっか戦隊モノっぽいな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月6日
デザインのケレンがよく効いてて、画面に座らせるだけで映えるのは、シンフォギアの良いところだよなぁ。
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