ガルパ履修記録
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月13日
・ホープフルセッション
フリーマーケットで大和麻弥が手に入れた、一つの曲。
パンドラのCDプレイヤーに封じ込められた"HOPE"は思わぬ繋がりを生み、一つのステージへ繋がる。
そんな感じの音楽ガチ勢大集合、"BURRRN!"や"rockin'on"の匂い漂う青春音楽絵巻である。
やっぱ音楽をど真ん中に据えたエピソードはパワーが強く、グイグイと引き込まれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月13日
ガルパ25女子でも音楽的才能・実績が図抜けている友希那と麻弥をヘッドライナーに、後輩三人が追いかける構図も良い。その先に既に道を終えたまりなさんの、終わらない音楽があるのも。
エピソードとしては"思い繋ぐ、未完成な歌""FUN! FUN!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月13日
CiRCLING FIVESTAR!""Neo-Aspect""ツナグ、ソラモヨウ""ひたむきSong for me""ジブン、アイディアル"あたりを前景に、各キャラクターの音楽的、人間的変化が良く見えるエピソードになったと思う。
5人それぞれ異なる、音楽へのポジションとビジョンが良く見え、参加キャラ全員に存在感があるエピソードだったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月13日
個別に粒が立つだけでなく、Roseliaではその人格的未熟がどうしても目立つ友希那がかなりパーフェクトな先輩として、音楽ガチ勢として揺るぎないカッコよさを見せたのも良かった。
物語の起因となった麻弥は、フヘヘな音楽オタクで終わらない確かな実力、スタジオミュージシャンとしての完成度をしっかり見せた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月13日
原音を忠実に再現してしまう"クセ"を、友希那だけが鋭く指摘し、『大和麻弥のドラム』を求めるところとか、バチバチしてて凄く良い。やっぱ"耳"が特別性なのね。
"ジブン アイデアル"での経験を踏まえ、何かと自虐しがちなつぐに先輩として良いこと言う所とか『や、大和麻弥…ッ!』って感じで非常に良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月13日
バンドの枠を壊したイベントは、手に入れた変化のタネが他の人に手渡しされ、自分の畑で芽吹く準備をする感じで凄く良い。
そんなつぐみがバンドガチ勢イベにピックされたのは、意外であり納得もでき。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月13日
属性だけだど蘭ちゃんが適役なんだけど、湊と混ぜると過剰反応して話のレールがズレてくからな…。その点、永遠の熱心者であるつぐみは曲を解析していくガチ勢の受け役として、プレーンにいい仕事をする。
同時にかなりガッツいた成長ガチ勢でもあり、つぐみは貪欲に先輩たちの『音楽の語彙』にあこがれていく。このガツガツ感が、ただの良い子につぐを追い込んでなくて凄く好きなのね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月13日
音楽から受け取った感覚を、適切に言語化する能力。その利点を強調する筆は、"貫く闇、青薔薇の誇り"にも通じるか。
Roseliaのあこ、Afterglowのつぐみ。バンドの末っ子が、センターボーカルに甘えるのではなく自分の能力を鍛え、重荷を少しでも背負おうとする歩み。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月14日
これは今後、各バンドの物語が進展した時に生きてくる種まきだろう。何かをしたい、助けたいと思う少女達の健気さは、どんな花として開くか。
楽しみであるし、今回ガチ勢の間で本気の空気を吸ったことは、つぐの今後に生きてくるであろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月14日
そしてりみりん。僕はねじり鉢巻きして作曲に苦しんでいる牛込りみが好きなので、そういう顔が見れたのは非常に良かった。やっぱこの人、ふええしてない時のほうが"獣"でいい。
香澄は音楽と向き合う時は普段のアーパーを収めて、背筋を直して礼儀正しくなる性格がよく見えた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月14日
まりなさんに一番近いキャラとして、"HOPE"の真相に繋ぐ仕事もあるだろうけど、音楽が耳に入るとスイッチが入り、真剣な色合いを帯びる面白さがよく出てたと思う。
そして友希那は音楽性の大黒柱として、"HOPE"再演へバンドをしっかりまとめていた。にゃーんちゃんとRoselia絡まないと、カリスマあるなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月14日
まりなさんの過去を慮り、『言いたくなければ、言わなくてもいいです』と気遣う姿に、確かな人格的成長を感じる。
友希那は圧倒的な才能と、危うい視野の狭さが同居したキャラだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月14日
過去しか見ない、音楽を父の復讐にしか使えない。そういう"狭さ"が根底にある彼女が、今回Roselia以外のメンバー、自分以外の音楽に強い興味を示す。強く肯定し、そこから受け取ったものに自分を重ねる。
CDプレイヤーに閉じ込められた"HOPE"を、父の”Louder”に重ねるセンチメント。そんな鑑賞を確かに懐きつつ、今眼の前で、別の人々と生み出しつつある音楽を大事に抱きしめる器量。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月14日
様々な衝突を経て、湊友希那の世界は広くなった。傷だけが、宝石を磨くというのは、あながち空疎な詩ではない。
すげぇ曲と文脈に出会っちまった興奮に騒ぐ後輩を、どっしり構えて方向を示す。閉じ込められた"HOPE"を甦らせるべく、自分の優れた楽才を活かす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月14日
ミュージシャンとしての湊友希那が良く見えるお話で、とても良かった。Roseliaにいると、どうしてもバブちゃんな部分が目立つからな…それも良いけど。
そしてまりなさん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月14日
僕はまりなさんを軸にした話が軒並み好きで、それは25人の主役では描けない『青春が終わった後の景色』が見えるからだ。
痛ましく、切なく。プロになれず、音楽が重荷になってしまったまりなさんの"現役時代"は、主役たちの現在進行系とは違う。敗北者の物語だ。
でもそこにだって、確かな喜びと笑顔があって、音楽があった。音が止まっても、人生という物語は続いていて、消えたはずの音が蘇ってくる瞬間がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月14日
まりなさんの"第二の人生"がけして悪くないことは、25人の少女が今走っている物語を、別角度から担保してくれているように思う。
どんな風に終わったとしても、確かにそこに音はあった。懐かしさと痛みを込めて振り返るだけでなく、今まさに走る後輩に大事なアシストをしたり、蘇ってきた音が自分の物語に繋がったり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月14日
まりなさんの物語が"イイ話"なのは、走り続け、勝ち続ける主役の物語に奥行きを与える。
負けて終わっても、それはそれで一つの音楽なのだ。それはどこかの誰かに繋がり、また自分とも切れはしない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月14日
懐かしさと愛おしさを込めた鼻歌が、あの頃の自分に届いて、もう一度出会い直せることだってある。今回の主役は、やっぱまりなさんであった。いい話だった。
友希那・麻弥の先輩組。つぐ・りみ・香澄の後輩組。そしてまりなさん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年7月14日
年と音楽的才能、経験値が異なる三者を一つの物語に詰め込むことで、それを繋いでくれる”音”の尊さ、年を超えた絆と立体感が鮮明になる、いいイベストでした。
今回の経験を、少女達は自分のバンドでどう活かすか。そこも楽しみ