イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 19/07/16 BBT この素晴らしき世界キャンペーン 最終話『ようこそ、この素晴らしき世界へ』

昨日はよねちょくんのBBTキャンペーン最終話でした。

シナリオタイトル:ようこそ、この素晴らしき世界へ システム:BBT GM:よねちょくん

新米くん:"未帰還者"十今日子:17才女性:AT:呪われしもの/帰還者 因果律に弾き出され、様々な世界を彷徨う宿命を背負った異界スレイヤー。生存という呪いを乗り越え、親友に再開するべく歩んだ旅路から、何かを掴み帰還を果たす。
シェンツさん:"自動神罰装置"有馬仁聖:26才男性:AT:ブラックコート/チャンピオン 極限まで鍛え上げられた肉体と、魂の根源からあふれる聖性を武器に偽神を狩る教会の最終兵器。強い信仰心を持ちつつ、神の沈黙を前に独善にも狂信にも染まらない靭やかな強さを持つ。
二次元くん:松島兼人:31才男性:SP:ロード 政治家の血筋に生まれ、運命に翻弄されて死霊課に流れ着いた男。なんの異能も持たない当たり前の人間だが、コネと知恵を駆使し世界分断の大事件に挑む。人間最後の意地を体現した、ど根性人間。
コバヤシ:"甘美なる悪徳(カンタレラ)"セサル・ボルハ:外見30代男性:DF:ドラクル 池袋の夜に君臨する、尊大なる夜王。その正体はルネサンスの風雲児、チェーザレ・ボルジア本人。生と死の間にある黄昏に迷いつつ、数多の物語を求めるロマンティスト。

というわけで、色んな世界を渡り歩いてきたキャンペーンも遂に最終回。よねちょくんはお疲れ様でした。僕は最初と最後しか参加していない立場ですが、非常に楽しかったです。
ドミニオンとエゴと絆が紡ぎ上げる、BBTという物語システム。そこで獲得した楽しさをリスペクトしつつ、自分なりBBTを総括してみようという志はとても真剣で、共感できるものでした。
ただのコンセプトで終えるのではなく、界渡りの面白さを詰めた楽しいシナリオをいくつも用意して、ゲーム体験としてワクワクするものにしっかり仕上げたのは、とても良かったと思います。やっぱ遊んで楽しいほうが良いよね。
よねちょくんの武器である生真面目さがいい方向に働いて、無論それが枷になったこともあると思うけど、よねちょくんにしか出来ない、よねちょくんの物語が無事完結したのはとても良いことだと思います。そこに同席してもらえて、とても楽しかったです。

最初にキャンペーン全体の総括になっちゃったけども、シナリオの方もクエリー多め、物語とキャラクターをしっかり問うてきました。やっぱ対話があって、"私の物語"が"私達の物語"になっていく面白さが、TRPGの醍醐味だな、と思う。
重たくなりそうな展開を適宜肉抜きして、必要なサイズに収めていたのも良かったです。集中力は有限リソースなので、削らずに同じ面白さが生まれるなら、まぁ軽いほうが良い。しっかりPLの方を見てシナリオをチューンしてくれたのが感じられ、とてもありがたかったです。
PLもそんな熱量をしっかり受け止め、シナリオと対話しながら自分のキャラを描写し、リスペクトが感じられました。やっぱある程度自分の物語領域を開け放って、他人がパスしてくる物語と混ぜ合わせながら、対話しながらゲームしたほうが良いなぁ、って感じた。

良いセッション、良いキャンペーンでした。今の環境で連続した物語を遊ぶのは色々難しい状況だけど、それでも『やりたい!』を諦めず色々工夫し、無事遊びきれたのは凄いことだと思います。同卓していただいた方、ありがとうございました。