戦姫絶唱シンフォギアXVを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
想い出の残骸を焼却し、遂に腕輪から解き放たれたシェムハ。絶対不可侵の神域に、突き立てる拳は砕けた。
孤立無援の魔王城で、脆き少女が走る。弱者の意地と勇気が、忠節なる自動人形を、そして奇跡の殺戮者を蘇らせる。
今、復活のキャロル・ディーンハイムッッ!!
そんな感じの激アツ中盤戦、特別ED”スフォルツァンドの残響”も冴えるGX延長線、XV第7話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
『難しい政治的駆け引きは一旦休憩! 今欲しいのは山盛りピンチと山盛り大復活、山盛り大逆転でしょ!』とばかりに、超高速で真ん中に投げてきた。
オートスコアラーの使い方が巧く、非常に盛り上がった
お話は前半のシェムハ攻防戦、後半のエルフナイン奮戦にだいたい分けられる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
ヴァネッサが『フンガー』言うてフランケンモチーフであることを強調したり、マリアがチェルノブイリ出身であることが明言されたり、地味に色々やってんだが、後半の熱量で全部燃えた感じもあるな…。
シェムハ戦は、響の戦闘不能で水入りという塩梅。終盤を支えるビッグモンスターだろうから、顔見世だけして本格バトルは後に、ってのは良い判断。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
翼が一見良い判断しているように見えて、何かと『かにゃで~』ってエア奏して精神均衡を保つフェイズに入っているのを、弦十郎が見咎めてたのは良かった
弦十郎、インチキOTONAパワーが目立ちがちなんだけども、強さの本質は多分そこではなくて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
一足先に青春を終えて、自分なりの信念を手に入れ生き続けてる先輩として、迷う子供たちを見逃さず、受け止めて道を示す心の頼もしさが、一番強い(そして大事)なんよね。
姪っ子であり妹でもある翼最後の跳躍を前に、心に刻まれた悪しき万華鏡。それを突破しないと、ジジイの謀略も跳ね返せないし、風鳴の姓も呪いのまま。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
このままかっちょ悪い翼さん見てるのもキツいんで、司令のアシストで迷妄をぶった切り、完成体・風鳴翼を見たいところだ。
あと響っつー切り札が一時リタイアなのは、話運びで大事なところだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
XVは最終章。全ての決着が作ってことは、主人公の物語も決着するということで。大トリにデカイのぶっ込むためには、どっしり構えて他メンバーの物語を回すのも重要。
つうわけで、一旦休憩である。
激重観覧車デートが回想回収され、ひびみくが悲劇で終わる可能性に俺達ドキドキだけども、辛いこと悲しいこと沢山あった二人だけに、ハッピーエンドに辿り着いて欲しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
AXZで一足先に迷いや不幸を振り切ったクリスちゃんが、安定した立ち回りで地固めしてくれてるのが、地味に有り難いね。
これまでの物語(特に一期)を思えば、雪音クリスにとっても小日向未来という人は、非常に大事な人で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
クリスが世を拗ねた殺戮者のまま終わらなかったのは、未来さんがその寂しさを受け止めてくれたからこそ。
そんなクリスちゃんが、未来の生存を受けて涙を拭くのは、人情があって好きなシーンだった
未来奪還作戦は先の話として、後半はエルフナインとオートスコアラーの独壇場。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
エルフナインは戦闘力皆無の弱々ヒロインなのだが、自分に出来ることを頑張って探して、意地と根性で状況にしがみついて、どうにもならない所まで独力で走ろうとする。
精一杯やってるやつは、弱くても応援したくなる。
しかし弱いので、直線的な暴力には為すすべがない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
『どーにかして!』戸思った所で、まさかまさかのオートスコアラー大復活。
想い出を吸い上げ焼却することで、神を呼び覚ます。三期の再現が、その時散った敵を頼もしい味方として蘇らせる流れは、なかなかキレイな展開だった。
ボロカスのスクラップに、その場しのぎの想い出が注入されただけ。足止めと邪魔しか出来ないオートスコアラーの弱さが、敵だった時は目立たなかった人形の忠義を際立たせ、非常に良い活躍、良い散り様だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
15分の間に復活して散ってるだけなんだが、ニトロのように熱く激しい立ち回りだった。
XVは最終章、これまでのシンフォギアを総括する物語でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
弱きエルフナインが受け継いだ、GXの物語。あの時は死を望んでいた彼女が、最終話で継承した身体を無駄にしないために、必死に戦う。
終わった物語の”先”をエルフナインは生きている。そこでは、思い出は焼却されない。
むしろ思い出が奇跡を呼び込み、烈火の如き人形たちの散華を受けて、エルフナインは運命の場所までたどり着ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
戦い殺し倒れていったことが、今まで紡いだ物語が無駄ではなかったと、堂々宣言するような。
待ってましたのキャロル復活である。いやー、盛り上がった。
復活時のヴァネッサのトス上げが素晴らしくて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
キャロルのキャラ性は『奇跡の殺戮者』に集約されるので、”奇跡”で突っつくのは大正解なんだよなぁ…マージ最後の見栄、超カッコいい。
久々にダウルダブラ見ると、ほんとフェティッシュよね。ガーターベルトとあばら骨。
しかしアバラが見えるロリータボディのまま、ファウストローブをまとうってのは、結構大きな変化だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
身の丈をデカくしなきゃ世界を殺せなかった復讐者が、身の丈そのままの自分で戦う決意を固めた、ってことかな。アバラえっち過ぎて、そっちに目が行くけどさぁ…ほんと凄いよねあのアバラ。
光明結社が抱え込んだ、錬金技術の汚れた残滓。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
ノーブルレッドと期待の大錬金術師が対峙する所も、なんか因縁を感じさせる。
キャロル、四大をベースにした錬金術の完成形みたいな所あるからな。錬金組織の残りカスが相手取るには、ちと格が違いすぎるが…弱さ故の強さを見せてくるかな?
やっぱノーブルレッドが良い敵役だな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
身内相手への善良さと、世界相手の悪辣の矛盾。弱さを強さに変える味方の常套手段を、逆向きに突きつけてくる意外性と納得。
彼女たちのキャラとしての活力が、XVをここまで駆動させてくれた部分は大きいと思う。
キャロル復活はそんな彼女たちの、退場通告となりうるのか。再誕せし奇跡殺戮者を相手に、訃堂の隠身なる刃はどう動くか。神と神殺しの未来は。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月18日
五期分の思い出、出し惜しみなく完全焼却。シンフォギアのエンジンは、今まさに燃え盛っております。来週も楽しみ。