放課後さいころ倶楽部を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
文化祭のボドゲカフェに向け、忙しく準備する三人娘に突如訪れた出会い。
ドイツとアイラの血を継いだ、金髪碧眼のボドゲ娘。エミーリアを四人目の仲間に加え、迎えた本番。
性根のネジ曲がった連ちょんのいけずを、どう乗り越えていくか。恋の花咲くときもある!!
そんな感じの、新しい女と新しい男の学園祭エピである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
相変わらず青島会長の人間力が高く、『あの人マジで正解しか言わない…』ってなった。
ボドゲカフェ成功の要因を四人娘とボドゲに帰したり、いじける連ちょんのプライドも守ったり、とにかく目端が利いて言語を適切に使えてる。”器”だなぁ…。
さてお話は二本立て、ケルトの妖精エミーリアとの出会いと、文化祭ボドゲカフェ本番である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
遊ぶゲームもそのものズバリ”ケルト”である。”島のケルト”がケルトの範疇か、問題にすると話がすごい勢いで面倒くさい方向に脱線していくので、作中の描写を尊重しケルトとする。
”もんじろう”のときも思ったが、土の匂いのするアナログゲームを遊んでいると、時間的・空間的奥行きが女の子同士のキャッキャウフフに混じって、なんかいい塩梅に感じる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
エミーリアはドイツ・日本・アイルランドという、自分の中に流れ込む複数のルーツを全部誇りに思っている。
その結節点が”ケルト”というわけだ。ルール説明とインストが長めだが、コンポーネント(実際手に取るコマやボード、カード等)の仕上がりに興奮する様子が入っていて、臨場感があっていい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
パッと見の印象、手に取ったときのワクワクって、アナログゲームの醍醐味だからねぇ…。
娘っ子達はキャッキャと騒ぎつつ、新しい友達、新しいゲームで繋がっていく。クローバーを紡いで花かんむりを作る、”可憐な少女”の最新版と言ったところか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
同好の士を泣くほど求めていたエミーリアも、マイナー趣味の仲間をゲットして大喜びだ。…2019現在だと、そこまでドマイナー、でもないのか?
自分は結構どっぷりとアナログゲーム”やる側”なので、”やらない側”がどんくらいのサイズ感で、常識ってのがどうなってんのか、イマイチ肌感が無いんだよなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
ただ執筆された13-14年あたりから、市民権は拡大している感じはする。その変化に、この作品が果たした役割も結構大きいのだろう。
相変わらず翠ちゃんは勝ち筋を拾うのが早い。つうかファーストプレイじゃないだろうしね…ボドゲ習熟娘の頂上決戦は、純日本産クールガールに軍配が上がる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
自分を打ち負かすほどのボドゲ巧者。待ち望んでいたものに出会えたエミーリアは、負けを寿ぎ勝者に抱きつく。クローバーは幸福の象徴、と。
負け側に回った綾と美姫が、結構タクティカルに立ち回ろうとしている所が変化を感じた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
そらまぁ、出会いからどっぷりボドゲ漬け、ロジカルに勝ちに行く脳髄も仕上がってきているだろうけども。
インストビビりつつもちゃんとやってる様子と合わせて、やっぱ出会いと変化の物語なんだな、と思う。
その触媒として、ボードゲームはとても良く機能する。少なくとも、美姫を取り巻く人々には最高のメディアになっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
会長が盛況を評した時『あいつら”と”ボードゲームの力』と言ってたのは慧眼だ。人だけでなく、ボドゲ自体が面白いから輪が広がっていくのだ。
エミーリアとい新しい出会いを掴んで、さて文化祭本番。連ちょんのいけずが炸裂し、放り込まれたのは地の果てである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
『どう遊んでもらうか、どう人目に触れるか』ってのも、身内で終わらないゲーミフィケーションでは大事だ。デザイナー目指す翠ちゃんには、大事な課題かな?
そこら辺は会長の支援もあって、一気に乗り越え大盛況。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
連ちょん悔しい! クソ田舎に帰るか!?(小岩井ことり声を聞く度”のんのんびより”に関連付けるゾンビ)
まぁ今回の商店はピンク髪のいけずではなく、新たな恋の予感、楽しいゲーム”ドブル”である。龍二くん睫毛なっが!!!
”ドブル”は反射神経のゲームであると同時に、表現力のゲームでもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
曖昧でなんとでも表現できる絵柄を、とっさにどう言い表すか。そこに人間が出て、ゲームのルールの中でその違いは楽しく共有される。
反射と表現。一見矛盾する要素を無理なく取り込んでいる所が、名作の所以だ。
『早くカードを押し付けなきゃ!』と思考を追い込んで、ギリギリのところでとっさに出てくるから、言い回しには素の自分が出る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
この嘘のなさを共有し、楽しく笑いあえる所が”ゲーム”の強さである。
”ドブル”ホント良く出来てんな…。アレ以外にも遊び方、楽しみ方沢山あるしな。
美姫ちゃんがインストしっかり出来ているのが、五ヶ月の変化を滲ませとても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
相変わらず知らない人、知らないことはちょっと苦手だけども、そこに踏み込むと楽しいことが沢山ある。
積み上げた笑顔と経験が、彼女の背筋を真っ直ぐ伸ばす。立派や…立派やで…。
旅館で少年の性癖を捻じ曲げたり、女と女が語り合うための美しい自然の中、マキちゃん可愛い神輿を担ぎ練り歩いたり…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
今までの旅路は無駄でなかったと、輝く笑顔が静かに語る。龍二くんも一発ノックアウトだ。
田上くんと合わせて、このラブコメ要素は膨らむんだろうか。女女に忙しい気もするが。
とまれ、ボドゲカフェは大盛況である。四人それぞれ、ボトムスが全部違うのが濃厚にフェティッシュで良かったなメイド姿…。みんな可愛かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
今回の苦労と成功が、汗と笑顔が、また少女たちの何かを変えて、新しいどこかへ連れて行くのだろう。そういうものが積み重なる過程を、ゲームと一緒に書く
最初からブレないジュブナイルの芯が、今回も力強くおっ立っていてとても良かったと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月20日
エミーリアは濁りのない良いキャラなので、”四人目”っつうポジションを活かし、今後も良いエピ欲しいね。翠ちゃんとはまた違う巧者枠だし。
ゲームと歩む青春は、まだまだ豊かに続いていく。来週も楽しみ。