スター☆トゥインクルプリキュアを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
一年良い子にしていたキミに、今日はとっておきのサプライズ!
クリスマスに空から落ちてきた聖ニコラウスは、お調子者の宇宙人。プリキュア皆で手伝って、星を越えた真心のプレゼント!
そんな楽しい一日に、忍び寄る影。
首魁ダークネスト、遂に戦場に立つ…
そんな感じの、スタプリクリスマスエピソード。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
ここ一ヶ月ほどえれなを中心に、地面に足つけた重たいお話が続いてきたが、今回は季節ネタで宇宙人も登場、比較的ライトな雰囲気。
まぁ月光背負ってダークネスト様が登場してからは、どこか陰鬱と悲愴が漂うわけだけどね…ただ明るいで終わらない感じ
とはいうものの、前半はシナリオゲストの気性も手伝って、明るく楽しい感じに。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
サンター星人をスペースサーファーにして、クリスマスをスタプリ独自の味付けで描いたのはなかなか良かった。やっぱ宇宙の隣人が出てくると、この作品独自の味が染み出してくるなぁ…。
今回は季節ネタノルマを昇華しつつ、やがて来る別れとか、フワくんなりの自己実現とかを描く話だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
空を行く宇宙ソリの、少し不思議でワンダー満載の絵面がやはり良い。レトロフューチャーな雰囲気を取り込み、いい塩梅にワクワクするルックが作れるのはスタプリの良いところだ。
今週はフワくんが、故障したサンタロボの代理として大活躍だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
いかに児童と言えども、誰かの役に立ちたいし、自分の存在証明はしたい。サンター星人はフワくんの『お手伝い』を明るく肯定して、彼に居場所を作っていく。
その明朗な雰囲気が、今回とても良かった。
後にデウスマスト強襲に巻き込まれた時、サンター星人が基本ビビってるのが好きで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
兵隊でも戦士でもなく、ただ皆が喜ぶ顔が見たいだけの民間人なんだから、そらビビる。
そんな彼も、勇気を振り絞ってソリを操り、ただやられっぱなしというわけではない。
フワくんとサンター星人の意気投合と合わせて、”弱い”とされる存在が意地なり矜持なり見せる話であった。好きだなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
善意満載で、平和な街を不思議に飛んでた宇宙ソリが襲撃されるシーンは、Aパートがいい感じに異星間コミュニケーションだっただけに、哀しいシーンだったな…。
プリキュアもサンタ衣装に着替え、袖摺りあった異星の友をお手伝い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
ベランダでサンタ待ってた子供、もう青髪猫耳美少女サンタ(CV,上坂すみれ)でしか興奮できない体にされちまったな…。
寝言はさておき、空の上でしんみりと別れの未来を転がすシーンも良かった。
ひかるはクリスマスと異星人遭遇に浮かれつつ、えれなの陰りが取れたのをしっかり見て、安心している。トンチキに見えて、かなり冷静に状況を判断し、為すべきことを探す子供である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
そんな子供だから、先輩二人が留学し、異星の親友が星に帰る未来も予見できてしまう。
スタプリは”別れ”を前提に話を構成している感じがあるけども、クライマックスを前にその見通しが本格始動してきた感じだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
ここで『フワがいればいつでも会えるフワ!』って言うのは、フワくんがいなくなり、いつでも会えない状況がやってくる前フリだよなぁ確実に…。
一体どれだけの火力で、スタプリが”離別”を書くかはなかなか想像しきれないけども、こんだけガッチリ積んでいる以上、相当な爆発になりそうだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
それを書ききらなければ画竜点睛を欠く作品でもあるので、全力でやりきってほしい。間違いなく、俺は死ぬが。イヤ無理でしょひかララ離別は…。
さておき、サンタ仕事を見事にこなし、笑顔で一日終了…とはならないのがプリキュア。戦闘ノルマっつーもんがあるんじゃ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
月を背負って雲の上、ファンシーでロマンティックな情景が一転して、落下の危険と隣り合わせの戦場に変わる落差はとても良かった。今回アクション、工夫してたねぇ…素晴らしい
星の足場を利用して、空中戦を捌いていく殺陣も良かったし、プルンスくんやロケットも総動員した協調戦も素晴らしかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
プルンスくんはサンタ仕事でもロープ代わりをやるわ、戦闘では救命活動に走り回るわ、やっぱり偉大な異星人であった…マジで毎回偉い。
仲間が次々脱落し、ひかるはフワを背中に背負ったまま、デウスマストと対峙する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
幼く脆い存在を片手に背負い、そのハンディに音を上げないヒロイズムが、よく匂う戦闘だ。
想像力がなくなると、人はヒトを簡単にモノ化してしまう。器器うっせぇデウスマスト様は、空疎な実利主義をぶん回す。
『そういうアンチ・ヒューマニズムには負けん!』と気張ったひかるの活躍で、デウスマストは撃退されるわけだが…それはあくまで空っぽの鎧。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
哀れなノットレイを操り人形に、力を分け与え使い倒す実験でしかなかった。影武者のマスクが剥がれた後は、蛇に喰われた犠牲者に見えてくるから不思議。
カッパードさんが相当複雑な表情してたけども、それは闇の福音と崇めた力の正体に震えたからか、誰かを使い潰しにする理想を嫌悪したからか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
ノットレイダーは善を求めつつ果たせなかった、闇に行き着くしかなかった連中の吹き溜まりなので、そこでも使い潰しにされるのはカッパードさん、複雑だろう
しかし暴力を手に取った以上、人格と尊厳のある”誰か”をモノ化し使い潰す宿命はついてまわる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
先週、えれなが浄化技パなしてもテンジョウさんを笑顔に出来なかったように、暴力だけではつかめないものがあるのだ。
それをまだ求めるのなら、カッパードさんの救いはデウスマスト様にはない。
ここら辺の複雑さは、ひかる回のハズなのに半分くらいカッパードさんの顔面が占めてた予告で、次回回収されそうだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
正義の意味、戦う覚悟、イマジネーションの死角を問い、詰ってきたカッパードさんが、この状況で何をぶつけてくるか。既に感情質量がデカくてヤバい。
やがて来る”別れ”の予感をまとめていたことと合わせて、年末年始怒涛のクライマックスに向け、最後の滑走路を整えるお話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
空を征く宇宙ソリ、星と月、雲と風を感じさせる美術と、情景が豊かなエピソードだったと思います。こういうビジュアルが強いの、スタプリの良いところだね。
次回はひかるのトゥインクルイマジネーションを描くエピソード。年明けを前に、輪郭のない未来を追う旅も終わりそうです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
背中のデカい主役の決意を、闇に落ちた敵役がどう照り返すか。カッパードさんの巨大感情にも要注目な次回、非常に楽しみです。
しかし妖怪モチーフで『善でありたかったが、善足り得なかったもう一つの可能性』として悪の幹部を描く筆、『零落した神としての妖怪』を120%活用しててやっぱ天才だな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
単なるモチーフではなく、ドラマまで繰り込んで要素を活かすお話は、やっぱスゲェし好きだ。
そんな中で、ようやく戦場に立ってその素顔を見せない…というか空疎さがより強調されたデウスマスト様。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月19日
彼の根源をどう描くかは、スタプリ最後の焦点として結構大事な気がする。他幹部が持つ、焦げ付き反転したヒューマニズムの匂いが現状しねぇからな。
その空疎を活かすか、埋めるか。勝負だな…。