推しが武道館行ってくれたら死ぬ を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
色んな事があった一年も、あっという間に過ぎていく。
年明けすぐには会えないけども、少し遠くに離れてるけど。
アイドルもオタクも、互いに想いを受け取って。仰ぐ初日の出は眩しい。
Cham Jamとオタクのゆく年くる年は、キモくて綺麗で面白い。
そんな感じの、マッタリ年末エピ。人気投票という山あり谷ありを終えて、穏やかに群像をスケッチする感じの落ち着きが心地いい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
なかでも前列を睨む位置につけた優佳の、ナチュラルな魅力と小さな変化が解像度高く描かれ、彼女の良さがじんわり染みるエピソードだったと思う。あと隙あればまきゆめな
お話はChamの楽屋から始まる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
いつでも自然体、ヤバ発言も笑顔で受け止めてくれる良い客層と仲間に支えられた優佳は、武道館まぁまぁどうでもいい。
口から出る爆弾にややヒキなメンバーと、『それも優佳らしさ』と笑顔のれおの対比が面白い。人間太ぇ…
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推しが楽屋で何話してるか、ヲタはやっぱり知らない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
一ヶ月の公演中止に死にかけたり、不幸可愛いとテンション爆超になってみたり、怒りに地球を砕いてみたり。
えりぴよの情緒も相変わらず上下動が激しい。戦争直前の東証株価チャートみてぇな女だな…。
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推しの心オタク知らず、しかし妙に通じ合うものあり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
これまでも描かれたすれ違いの面白さ、尊さを通奏低音に、今回は年またぎのCham Jam現場を、ゆったりスケッチするお話だ。
奇妙で楽しいドルオタの毎日を、綺麗に整形して魅せる。異文化体験としての面白さは、ずっと切れ味が鋭い。
大晦日の冬空に、晴れ渡った金烏城。お外の晴天など嘘のように、えりぴよは闇のオーラを溜め込み、異常なテンションに吹き上がる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
超スピードで吹き込んでるえりぴよLOVEは、素顔の舞菜の思いにドンピシャだが、自分が真実エグッてるとは欠片も想像しない
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他のオタクがそれぞれ幸福な接触を果たす中で、相変わらず内臓の話にズレてって、結果として塩っぽくなってしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
そんな喜劇の中で、優佳がファンから受け取ったエールが、抜け目なくスケッチされる。出だしと合わせて、今回の背骨は”優佳とファン”だ。
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素直なエールがそのまま通じるくまさ-れおペアも、基さんのキモい妄想を5兆倍上回る胸キュンアーツの空音も、よりにもよって『積んで!』なえりぴよも、みんな違ってみんな良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
色んな関係性と感情が入り交じる、多彩なアイドルとオタク。それをこのアニメは、優しく見守り全面肯定する。
人生全部を推しに載せ、死んでもいいと強く叫ぶ。そういう生き方はまぁクレイジーで、世間と家族の”圧”も強い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
実母にガチ恋口上捧げつつ、『えり応援は?』と聞き返されるえりぴよ家、なんだかんだ仲いいんじゃ無いかな…。
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ローカルながら正月特番に、顔を見せるれおの晴れ舞台。その視線の先には、支えてくれるファンが居る。未成年組もTVの向こうで応援してくれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
すんげぇナチュラルに大晦日一緒に過ごしてて、”まきゆめ”
が尊い通り越してこえぇよ…。
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『あーやは自分のメンカラーである”緑”、私生活でも大事にしてるな』とか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
『舞菜、黒豆買えてよかったね』とか。
こういうサラッとしたカットから物語を読んでしまうのは、オタクの性ってもんだろう。これに踊らされもするし、満たされもするのだ。面倒だなぁ…。
最上稲荷と吉備津神社。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
オタクとドルに離れつつも、仲間と一緒の初参り。なんだかんだ、みんな仲良しなのほんと良いよな~。このヌクモリティが、作中一番ファンタジーかもしれん。
楽屋ともステージとも違う、同年代の友達としての優佳と舞菜。
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年は離れているけど、同担の妹のように可愛がってるえりぴよと玲奈ちゃん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
ステージから離れているからこそ見える、穏やかな日常と表情。それをしみじみ堪能しつつも、まぁオタクだから一生推しのこと考えてるし、人混みの中で異常な吹き上がりを魅せるわけですよ。
玲奈ちゃんは『結局1ファン』という、バランスの良い視座を崩さない。えりぴよもそれはしっかり弁えていて、吹き上がりつつ距離を詰めすぎることはない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
でも舞菜はアイドルの仮面の奥に、たった一人への純情を抱え続けている。
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判らなくていい。届かなくてもいい。届いてしまったら、二人を繋ぐ縁も、”アイドル”という形も壊れてしまうから。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
合い思い合う二人の絆と危うさが、初詣の喧騒の中で揺れる。
一切意識せず推しのために祈れない所が、基さんのガチ恋エゴイズムであり、人間らしさだと思うね。
遠くで知らず響き合う(そしてすれ違う)、アイドルとオタクの祈り。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
それよりもっと近い距離で、優佳はファンから受け取ったものを舞菜に伝えていく。
自分は色んな人が、自分のことを好きになってくれるならどこでもいい。
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でも自分のことを好きな人が、武道館で歌い踊るCham Jamを見たいというのなら。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
頑張ってみるのも、悪くないかな。
そんな『誰かのためのアイドル』に優佳が踏み込もうとしている姿が、非常に眩しい。
狙うなら、断然センター。無邪気な野望も、メラメラ燃えるぞ。
優佳が『センター奇数じゃないとなれないから、絶対七人だからね!』と語りかけるのが、とても綺麗でちょっと泣いてしまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
優佳はいつでも、嘘がない。アイドルという嘘を売る商売で、ど真ん中直球勝負は時々不利だ。
でも、その素直さがみんな好きだ。オタクも、メンバーも。
あと俺も。
れおを筆頭に、真っ直ぐな優佳の個性を判って活かしてくれる環境。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
そこに人気投票で結果を出し、ファンからのエールを背負って生まれた健気な野心が混ざれば、アイドルとして人間として、寺本優佳はもっと大きくなっていく。
その未来に、七人のCham Jamはずっとある。
優佳は明るく楽しい未来を、ずーっと疑わない。子供といえば子供、バカといえばバカ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
でもその真っ直ぐさが、誰かの救いとなり導きとなる瞬間が必ずある。”アイドル”だからね。
そんな彼女に一目惚れして、ふみくんもデビューから激推しなのだ。見守る系オタクの鏡よね。
舞菜も人気投票を通じ、前に出る勇気を燃やしつつある。至近距離で差し出される、優佳の前のめりには共感するものも多いだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
同じ呼吸、同じリズムで歩いている仲間は、新年一発目の爆弾を混ぜて四人になる。あなた達さ~~~~~。
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『眞后は特に顔面が良いので、人混みだと変装やんないと色々厄介なことになるんだろうな』とか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
『そのわりに、繋いだ両手は一切隠そうとしませんね』とか。
『ゆめ莉、言い訳するほどにドツボだぞ』とか。
色々情報量の多い、大晦日同室からの手つなぎ初詣である。ほんっっっっっっと!!!
鮮やかな初日の出の先に、人は様々なものを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
キモいオタクの顔、好きな推しの顔。
頼れるリーダーが、ファンと紡いだ信頼関係をしっかり見ていること。
死んでもいいと、そう思えるほど。
心に突き刺さった輝きを見つめながら、光の先へ。
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それは違う場所、違う仲間と一緒に見つめる、同じ光だ。遠くに離れていても通じ合うものがあり、近くにいればこそ共有できるものもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
それは両方とても大事で、綺麗で尊いものだ。
美しいOKAYAMAの日の出に、作品が世界を見る視線が投射される。
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また一年、推しとオタクがいる生活が始まる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
滑稽な笑いと、妙な真剣さと、多彩な繋がりがキラキラと光る世界に、それぞれ踏み出していく。
それは多分、今までと同じように面白く、今までとは違った可能性にも満ちているのだ。
Cham Jamは元気よく手を上げて、武道館目指して走る。
大きく上げた掌に導かれながら、キモいオタクたちも突っ走っていくだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
その道のりに、幸あれ。
そんな気分になれる、非常に穏やかで幸福なゆく年くる年でした。
こういうマッタリしみじみいい話もしっかりやれる横幅、”強い”わなやっぱ。
『武道館、別にいいよ』から『武道館往くぞー!』へ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
人気投票という追い風も受けて、優佳が純朴な自分らしさを損なうことなく、ちょっと走り方を変える様子も丁寧に描かれました。
こういう芯があると話も安定するし、ピックされたキャラのことよく判って好きになるし、良い作りよね。
Cham Jamのアイドル活動が広げる、穏やかで温かい輪。それを広く優しく切り取ってくる、良いエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月5日
そろそろ幕引きも見えてきましたが、どういう感じに終盤進めるか楽しみです。マッタリ進めても、なんか事件起こしても、どっちも面白そうな信頼感。
ありがたいアニメだ…次回も楽しみ!