アイドリッシュセブン Second BEAT! 第2話を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
ゼロホール、こけら落とし公演。
ビッグチャンスに向けて意気上がるアイドリッシュセブンを、より輝かせるべく紡は演出プランに力を入れる。
下見に向かった場所で、出会った黒い魔術師。
その言葉に触発され、仕掛けたコンサートは大盛況。だが…
そんな感じの、アニナナ二期本格始動な第二話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
第1話が作品が帰還の挨拶してくれるエピソードだとすると、色々状況が動き個別の課題が見えてくる話となった。
前回の『Re:vale先輩キラキラ、サクセス街道まっしぐら!』なヒキで終わらず、陸の苦境、妖しいツダケン声まで引っ張る所がアイナナ。
同時に第1話アバンのセンター交代劇に、この段階である程度補助線が引けて安心(っていうと、チアノーゼ起こしてた陸に悪いけど)もした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
疑問や不安を的確に演出しつつ、それが解ける材料を細かく置いていくスタイルは、なかなかありがたい。
いやまぁ、誤読や思い込み満載なんだけどさ。
さてお話は、”こけら落とし公演”という当座の目標が定まった所から始まる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
気さくなRe:valeパイセンのお誘いを、すげなく断る大和。それはどうやら、彼の生まれに関係しているようだ。
千サーン、なんか知ってるならゲロってくださいよ~。
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大和は芸能界への嫌悪を、面倒見の良い年長者の仮面に隠している。その上に”アイドル”というオーバーマスクを更にひっつけて、ファン相手に本気で嘘を付く商売をやっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
なかなかアンバランスで危うい存在だ。完璧な嘘に浸れるほど大人でもなく、嘘なしで生きれるほど大人でもない。
僕はアイナナに”年齢差”があることを、この作品結構生かしていると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
子供っぽい純粋さ故に、愛されまた傷つきもする環。
それと同じ年なのに、冷たい大人っぽさで自分を守る一織。
弟の視線を背中に感じつつ、酒が飲める年でも堂々焦る三月。
そして、大人の顔に未熟さを詰め込んだ大和。
大人っぽさと子供っぽさという、定義されているようで非常に曖昧な”らしさ”
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
それが個人の中でも、それをはみ出して集団の中でもぶつかり合い、火花を散らして何かを生み出す。
そういうダイナミズムが、色んな場所で元気なのは良いことだ。設定された年齢が、ただの数字以上の意味を持ってくる。
物語を駆動させるために必要な、摩擦の供給源。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
年齢差以外には過去と”家”であろう。
大和の屈折した視線は、目の前のアイナナ、目の前のサクセスを見ていない。
何処か遠く、切り離しきれない思い出を見据えて、そのことを仲間に素直に暴けない。
過去を知る千サンは、そんな捻れを何処か寂しく見る。
アイドルちゃんが軒並み、厄介極まる家庭環境と過去の秘密を持っていて、それが現在に長い影を伸ばすのがアイナナスタイル(だと、僕は受け取っている)。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
大和の長い影は、恐らくそのうち大事故を起こす。秘めてる過去を切開し、痛みとともに暴かないとどうにもならなくなると思う。
その執刀医として、過去を知る千サンが用意されているのか。アイナナのメンバーは、どう切り込んでいくのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
大和のことが好きな僕としては、怯えるよりも楽しみである。
容赦なく過去を暴き、傷に踏み込んだ後にいいカサブタが出来る話だってことは、既に証明済みだ。
まぁ壊れん程度に手術して欲しい、って気持ちもあるが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
未来に進むはずのバスは、ちょっと重たい空気が漂う。
年長組がお互いをコスりあうなかで、大和の視線は鏡越し、ダイレクトではなく屈折して届く。
他人を思いやる余裕。内側に溜め込んだ鬱屈が、漏れ出してしまう未熟
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三月の過剰な力み、『頑張る』を全面に押し立てて自分を支える危うさは第一話に引き続き描かれているし、大和が時折見せるある種の冷酷さも、この車中では強調されている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
そこで一歩引いて、靭やかに仲間を見るナギの視線も。紡ちゃんのエスコート役もナギだしなぁ今回。
年長者がチームのまとめ役以上の脆さ、”大人”のガワに詰め込んだ身勝手や子供っぽさを染み出せるようになったのは、一期で悩める主役をやってた連中がある程度落ち着いてきた証拠、とも言える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
全員が同時にガタガタ揺らぐと、作品が空中分解するからな…苦悩とその克服を背負う仕事は”順番”です!
陸・一織・環・壮五の年少組がある程度トンネルを抜け(きってないのは、今回ラストの陸見ても解るけど)、仲間の苦境を背負う背筋手に入れたからこそ、彼らをまとめ導いた年上の危うさが、クローズアップされつつある、って話かな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
そうなると、過去の気配も迷いも見せないナギがこええんだがな…。
アイナナは人間を揺るがす大きな嵐に正面から踏み込んで、悩み苦しみ揺さぶられる姿を容赦なく切り取る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
そこをちゃんとやっておかないと、嵐を超えた後の輝きも、試されるからこそ強く繋がる絆も…つまり物語を読む充足感が生まれにくいからだ。
厳しく試せばこそ、それを乗り越える物語は熱い。
そういう落差の面白さを上手く機能させるべく、色々サインを送ったり、笑いや可愛さの奥に地雷を埋めたりするわけだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
さてこの車中のすれ違い、どういう爆裂を生むか。
まぁなんだかんだ大和もガキなんだから、好きなだけ溜めたモン吐き出して良いと思うよ…なんとかなんだろ!(言い聞かせの呪文)
大きなサクセスへの試金石となる、次の舞台。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
マネジと演出兼任のスーパー主人公、紡ちゃんは相変わらず健気に真摯に、アイドルを輝かせるため頑張る。
デザインも可愛いし、必死にやって欲しいことクリアしてくれるし、紡ちゃんは良い主役よねぇ…。
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プレイングマネージャーからの”圧”を背に受けて、ゼロアリーナ下見に向かう紡。ゼロを輝かせた”HAW9”なる演出家を気にかけつつ、不思議な兎と不思議な外人がお供である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
『HAW9→Hawk→鷹→九条 鷹匡』ってことで、天の養父たる黒い魔術師が、お師匠の正体…でイイのかな?
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鷹匡はアイドルプロデュースを、全て過去形で語る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
アイドルの魅力をラッピングし、夢をファンに与える仕事。
その”答え”はかつて出会ったゼロにあり、既に去ってしまっているのだろう。
地面に縫い留められた、鉄の羽根。それは彼の立ち位置を象徴しているように思える。
太陽に近づきすぎたイカロスのように、黒の魔術師はゼロの光に囚われている気がする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
倒れた紡に視線を合わせて、手を差し伸べる役はナギがやっている。上ばかり見て、下がおろそかな人として描かれているのだ。
あるいは過去ばかり見て、現在を見れないのか。
そうなるほどの魔力が、ゼロにはあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
シンデレラに魔法をかける舞台裏の妖精として、見つけた輝き。
それは光だけでなく、闇も含む。アイドルの資質がそれを求めるなら、黒の魔術師は影を恐れないと、エキセントリックな言動の中で宣言している。
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なかなかヤバな感じだけども、シンデレラは午前零時(ゼロ・アワー)の鐘とともに、魔法が解ける物語だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
彼がステージに夢見たものは、既に終わっている。彼のプリンセスは既に去っている。
だがその狂相は、遥か彼方の夢を未だ見つめているように思える。怖いなぁこの人…。
同時に、『夢をラッピングする仕事』というビジョンは紡に届き、演出に芯を与えていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
紡ちゃんが演出家として覚醒する過程を追うことで、視聴者のアイドルリテラシーが上がっていくのは面白い構造。
素材のまま花を出しても、その可能性は最大化されない。
どう飾るか、どう魅せるか。
それがあって始めて、アイドルは”華”足り得る。裏方次第で、ステージは夢にも魔法にも、悪夢にもなる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
同時に”華”がなければラッピングもクソもないわけで、裏方には裏方の分と矜持というものがある。
ステージ裏に身を潜めつつ、表には出ない自分に何が出来るか。何をするべきか。
エキセントリックな言動を通じて、それを紡に掴ませた鷹匡は、確かに優れた演出家なのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
アイナナの生み出す、虹色の夢。
魔法を期待するお姫様だけでなく、夢の値段を推し量る大物も、ステージに集まっていく。古参の握り拳、マジ力強ぇ…。
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勝負どころをしっかり勝ち切る。プレッシャーを受け止め、楽しさに変える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
円陣でしっかり重ねられた掌は、そういう”今”のアイナナのタフさをよく見せてくれる。
ステージはデカくなり、客は増えた。広がる未来は大きく、それを掴めるかは一瞬一瞬を全力で楽しむ心意気にかかる。
七色の個性を、まとめ、輝かせ、繋げて生み出す魔法。夢をラッピングさせる仕事には、様々なテクニックがある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
紡ちゃん演出どころか総合プロデュースまで、きっちりビジョン持ってやってるけども。
華やかな舞台は客席を魅了し、髭のダンディーを納得させる。
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そしてその奥に、暴かれない痛みがある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
ステージをピカピカ明るく、汗すらも輝かせて描いた後に、陸が苦しげにあえぐくすんだ色彩を見せる。
落差を生かした表現力が、”アイドル”という仕事がどういうものか、しっかり伝えてくる。
これも、”演出”の技芸であろう。メリハリきっちり、巧いなぁ…。
歌って踊るアイドル稼業にとって、呼吸器系疾患は致命打だ。ガラスのセンターの弱点は、一期の物語を経ても消えちゃいない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
ここを補うために、一織を真ん中に動かすのかなぁ、と思ったり。まー負荷かかり過ぎだよな…。そこを補う環の前のめりが、なんともありがたい。
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紡が輝かせた、七人それぞれの個性。それは七人それぞれの翳りと、強く繋がっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
欠陥のない完璧な人間などいないし、そんな物語性のない存在は”アイドル”として面白くない。
黒の魔術師が言っていたように、翳りすらも魔法の一つとして活かし切るタフさが、アイナナと紡には必要かもしれない。
まぁここで肺をサイバーアップしたロボ陸になっても、また面白くなくて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
実情として、陸が”真ん中”やるのは厳しい。
歌いたいという気持ち、やりきるという約束を壊さないよう、顕になった難局をどう乗り切るか。
夢の舞台に上る前に、超えるべき課題は山積である。
しかしまぁ、『オマエの体が第一だろ!』って厳しく、『あやまん無くていいから!』と激しく応えてくれる仲間がいるなら、まぁここは全然イケると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
目の前のハードコアで短期的な問題と、その奥でくねる重い翳りが、同時に展開するのがアイナナ主義…だよな
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色あせた、灰色の空の写真。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
鷹匡が何を見ているか、ひっそり暗示するカットだと感じたけども、そうか…天の養父か。
ケーキを一緒に食べるのが”誰”かってのも気になるし、『天兄のセーター、フェミニンで可愛くね?』とかも思うが、まぁ怖いシーンで引いたね…。
天が養父を”さん”付けで呼んでる冷たさも怖いし、彼が紡に見せたゼロへの感情、過去を見て今を見ない視界差も怖い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
アイドル・九条天は養父の終わった夢…ゼロの代理品として、その手元に引き取られたのだとしたら。
これはお互いにとって可愛そうなことでしょ…もちろん陸にも。
ゼロは三月に夢を見せ、”アイドル”へと導いた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
その圧倒的な炎は魔術師を焼き、取り戻せない夢へと閉じ込めている。そしてその檻に、今を生きるべき子供達が捕らえられているのなら。
一時代を生み出すほどの才能は、同時にたくさんの呪いも産む。アイナナ世界には、ゼロの呪詛が残響しているのか?
まぁ呪いを祝福へと相転移できるのが、本気で嘘を付き夢を作る”アイドル”の強さなのだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
こうして考えると、アイナナ内部だけでなくその外部にも、”親”世代との年齢差が重たく横たわっとるわね。むしろそっちが本命かも。
既に終わってしまい、しかし始末をつけれない長い影。夢という名前の呪い。
それに囚われつつ引きちぎって、高く高く跳ぶのがこのお話の主題だとも思う。そのためのハードルは、山のように高く重たいけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
『現役が親の呪いを芸事で解き放ち、伝説よりも強い輝きを魅せる』って構図なら、”プリティーリズム・オーロラドリーム”と同じ構図なんだな(何でも女児アニマン)。
というわけで、夢と希望とチアノーゼ! アイナナ通常発信!! な第二話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
紡が演出家としての覚醒を果たし、ステージは大盛況。しかしその奥では陸の業病あり、黒の魔術師の長い影ありと、明暗のコントラストが激しい作りでした。
ウフフ…”アイナナ”って感じするねぇ!!!
先週Re:valeが指し示してくれた、高みの光。その第一歩として、ゼロアリーナへ向かうアイナナ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
彼らが進む道は、不在故に伝説と呪いを長く伸ばす”ゼロ”へと繋がっている。
そこに直接繋がる(だろう。推理間違ってたら赤っ恥だな…)鷹匡の登場は、作品の最終到達点を幻視もさせてくれた。
その存在ではなく、不在こそ巨大な虚無(ゼロ)となって、多くの危うさを駆動させてしまう偶像。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
原点にして無である”ゼロ”を超えて、数多の呪いを祝福に変えていけるような本物の”偶像”になっていくのが、このお話の軸…なんじゃないかなぁ。
ゼロから始まり、ゼロを超えて。数字のお話として綺麗ね
となると、アイドルとしての原点にゼロがぶっ刺さってる、三月がヤバそうではあるな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
とりあえず今回のステージの成果と、危ういセンターのケアが急務ですけども、さてどう転がるか。
謎めいた鷹匡がゼロとどう繋がってて、手元においてる子供をどう見てるかも知りたい。
つーか基本、父親との対峙になる所が面白いよねアイナナ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
”母”たる存在は、世界唯一の女性としての紡=プレイヤーに特権化され、子供たちを理解し守り育むポジションが外部化されない。
NPCとのエレクトラコンプレックスが、炸裂しないよう巧妙に整地されてる印象。
父世代(つまりはゼロ世代)と現役世代との闘争/融和が、どう転がっていくかも楽しみではありますが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月6日
近い問題と遠い宿命、色んなものが転がる因縁を乗り越えて、アイドルたちは輝きを掴めるのか。
まだまだ物語は始まったばかり、やがて来る嵐に震えろ! って感じだ。
次回も楽しみです。
追記 秘められればこそ神秘は生まれる。乗り越えるべき不死の怪物としてのゼロ。
アイナナ追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月7日
↓と昨日書いたわけだが、行方も顔もサッパリ描かれず、不在なる原点(ゼロ)として巨大な影響を及ぼしてるゼロは、正体不明だからこそ引退してなお最強の”アイドル”なわけだな。
神様は素性がバレたら、神様ではいられない。ホラーの怪物と文法的には同じか。https://t.co/axXXUONpnl
となれば、ゼロの正体に至るのは全てが収まる瞬間でしかないのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月7日
様々な数字が踊る”系”は、ゼロがあればこそ成立する。
上がったり下がったりの人間ドラマは、ゼロという巨大な空白が謎であるからこそ、そこに巨大な感情が吸い込まれるからこそ成り立つ…のだろう。
ゼロが誰か。彼が現役時代何が起きて、具体的にどういう存在だったか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月7日
それが語られるのは、例えば九条鷹匡の呪いが解けたり、親世代の影響下にある全ての子供達が、己を見つけ自由に羽ばたいた後…あるいはそうするために巨大な枷をぶっ壊す、デカいクライマックスになるんじゃなかろうか。
僕アニメでしかアイナナ知らんので、アプリの方でどのくらい伏せ札がオープンになっとるか分からんけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月7日
秘密をめくって盛り上がりを作る、創作のスタンダードに関して非常にクレバーな立ち回りをしとるので、最大の空白はまぁ、最後まで取っておくよね。
二期ではまー、全然ゼロのこと分からんだろ
追記 アイナナ数秘術。あるいは過剰な読みを持ち出すほど、俺ってアイナナ好きなんね、という再発見。
アイナナ追記。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月7日
九条鷹匡が”HAW9”であるのなら、彼の象徴数が”九”なのエグいなぁ、と思っていて。
+1して10に桁上りするのではなく、0に戻って数え直すとするなら、一番ゼロに近い数。
でも逆に戻って8.7.6…と進むなら、ゼロに一番遠い数でもある。
現在から繋がり広がる未来を見据える(アイナナが所属する”小鳥遊(”たか”なし)”プロダクション)のスタイルなら、ゼロへの道程は前に進むことで達成される。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月7日
しかし鷹匡が狂気めいた過去への郷愁、魔法使いたり得た魔法の時間に囚われているなら、その歩みは減算で進む。
今あるものを間引くことで、過去に接近する狂人の歩み。それは徒労であるし、そうせざるを得ない引力がゼロにはある、ということでもあろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月7日
それを振りちぎることでしか、天兄ぃは開放されないのか。つうか天兄ぃは”九”である自分、”七”ではなく”九”を己に刻んだ養父をどう思っているのか。
ここらへんも気になるところだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月7日
原点(ゼロ)に帰還し、超越することでしか新しいDigitにはたどり着けない。一の桁で踊っていた物語が新しい局面にたどり着くには、ゼロの番人である”九”と向き合わなきゃいけないんだろうなぁ。
…こう考えると、千万に一足飛びしてるRe:valeの凄みも際立つね。
こういう暗号読みって基本、オタクの妄言でしかないんだけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月7日
アイナナは色々暗号仕込んで、読めた時の快楽を最大化するべくお話仕込む器用さある感じだからなぁ…。
まぁフカヨミが過ぎて外すのも、腐れオタクの楽しみなので全世界に公開しておこう。
さーどうなるかな、楽しみだ。