ARGONAVIS from BanG Dream! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
アルゴナビスとの対バンを拒絶する、GYROAXIAの暴君・旭那由多。その奥にある畏れと焦りを、参謀たる賢汰は感じ取っていた。
二つの歌がぶつかり、産まれる熱量。蓮はただ真っ直ぐに、『歌いたい』という想いに突き進んでいく。
今札幌に、熱い風が吹く…ッ!
そんな感じの、札幌頂上決戦・そして伝説へ…である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
アルゴナビスの専売特許かと思われていた、熱さと脆さ。青春の特急券が那由多くんに…彼を慕う仲間たちにもあると示し、それが主役と呼応するエピソードとなった。
ツンツンボーイかと思ってたGYROAXIAが、思いの外熱く可愛い連中で…イイねッ!
前半六話でアルゴナビスのメンバー紹介、一定ラインまでの踏み込みを終わらせた結果、もう一つの2.5次元バンドであるGYROAXIAの掘り下げも、この段階で行えるようになった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
ここら辺のスピード感は、ポピパ一バンドを手探りでほっていったバンドリ初代アニメとの対比で、結構面白い。
無論あのアニメでの経験値があってこそ、こっちの手際の良さがあるわけで。あと僕は、初代が持つ独特の”間合い”、どーでもいい日常絡めつつキャラを掘っていく速度が好きでもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
それぞれのタイミングで、それぞれの表現と構成がある、ということなのだろう。それに伴う利点も。
主役バンドにヤダ味満載の”圧”かけるだけだった那由多くんが、ガムシャラ汗まみれボーイでもあると見せれるのも、展開を圧縮している利点だろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
アルゴナビスとGYROAXIA、乗る船(バンド)も目指す場所も、それぞれ違う。
しかし、音楽に燃える血潮は同じ。
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出だしいきなりの腹筋爆弾で殴りつけてる開幕は、そういう事を教えてくれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
やっぱメインテーマである”音楽”に本気だからこそ、余裕なく震えてる様子を見せてくれると、那由多くんがもう一人の主役である資格が理解できて、非常に良い。お水ゴクゴクカワイイねぇ…(札幌にキモ蔵爆誕)
GYROAXIAの暴君が何に焦っているかを、賢汰は正確に把握している。ともすれば、自分を素直に表せない本人よりも。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
結人相変わらずの自己卑下をフォローしつつ、蓮が生み出した変化にどう向き合うべきかちょっと悩み気味の賢汰も、なかなか良かった。皆、完璧ではありえない。
賢汰が絶対無敵の暴君ではなく、戸惑いながら変化していく”旭那由多”個人をちゃんと見てくれているのは、僕にとってはありがたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
圧倒的な”才”に魅入られ、結人を傷つけてまで那由多を選んだ賢汰には、それが陰ってしまった時那由多を諦めてしそうな危うさを、ちょっと感じていた。
拒絶し暴れ狂うことでしか、自分の領域に攻め入ってきた”才”に向き合えない弱さ引っくるめて、那由多を理解している賢汰。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
『その支えと導きがあれば、彼の当惑も良い方向に進むだろう』と思える、クールで熱い応答であった。
ここで生まれた信頼は、最後の合唱爆弾として生きることになるね。
前回辺りから続いている、GYROAXIAを『お、結構良い奴らじゃん…』と見返す話のうねり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
万浬死亡!(死んでません)の報を受け、車回してくれる賢汰に加点一つ、という感じである。こういう地道な”良い人感”が、先入観を切り崩していくのだ。
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幸い万浬は腕がブッ千切れることもなく、対バン参戦には問題なし。故障で野球への夢を諦めることになった、凛生が一番心配しているのは良い描写だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
一個一個さりげないんだけど、『何故ここで、彼が”それ”を言うか』てのが有機的に繋がって、キャラに立体感が出てくるのは、好きな運び方だ。
『大事を取って休もうか…』という空気に、事故った万浬が一番に反発するのも、そういう描写で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
彼にとって有名になって銭稼ぐチャンスは、親に報いるために絶対見逃せない。だから前のめりに掴みに行く、ってのは納得力の高い描写である。
万浬のこういう、ギラついた所が好きだ。
ギラツキに関しちゃ主人公も負けてなくて、己が那由多に拒絶されている理由へ、臆せず踏み込んでいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
ネガティブで内気なように見えて、妙な突破力と度胸がある。音楽絡むと、途端に殺し屋みたいな目をする。
やっぱ、おもしれー主役だナ…。
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ここで事情だけ知って終わるのかなー、と思ってたら『んじゃ直接家行きます…直接那由多くんに聞きます!!』という青春音楽弾頭っぷりで、思わず爆笑してしまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
これだよ…これが”七星蓮”…ッ!
最初はクールな横並びで顔見なかった賢汰が、蓮の熱に当てられて、ちょっとラフに崩れる所も好き。
帰ろうとしたのに追いつかれ、そこで終わらずガンガン前に出てくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
蓮のパワーを直接感じたことで、愛した暴君をどこへ連れて行くか迷ってた賢汰も、腹が定まった感じがある。
『たった一人』と思い定めた奴以外には視野狭いかと思いきや、他人が見れる人よね…ならなんで結人切ったッ!!
と、思わず突っ込んでもしまうけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
何もかも穏当に上手くいくような青春を彼らは歩いていなくて、迷いや残酷も引っくるめて、運命が衝突していく話だ、ということなのだろう。
クリーンなだけで終わらず、揺れてノイズが交じる話運びは、”男の子”って感じがして好きよ、全体的に。
そして飛び出したら止まらない鉄砲玉が、那由多ハウスにリングイン! 『来ちゃった…』感スゲーなオイ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
うまく自分の中のモヤモヤを言葉に出来ず、強さを演じるがゆえに表に出せない那由多。
思い込んだら一直線な蓮。
W主役の対比が面白いシーンである。
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一切の迷いなく、『那由多くんの歌が好きだッ!』と心臓に一発入れてくる蓮の勢いに、俺は笑いっぱなしであるが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
欲しい所に欲しいタマ来ると、嬉しくなって笑っちゃうんだよなぁオレ…まさかここまでド直球に、自分を突き動かす衝動で突っ走ってくれるとは思ってないじゃない?
願っていても。
気にかかってるけど向き合えない蓮が『好きだ!』と吠えてくれることで、那由多くんの揺らぐ視線も定まっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
賢汰や他のキャラ相手でもそうだけど、蓮がまっすぐぶつかることで、自分を見つけ直すシーンは多い。主役の影響力が作品を駆動させていて、とても良い。
蓮が初めて那由多の歌を聞いた時、感じた小宇宙(コスモ)。那由多もまた、蓮の歌に可能性を感じていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
完全に描写の文法が熱血ホビーアニメだよブシロさーん! 素晴らしい。
この段階ではまだ腹が決まりきってないので、二人の間には色んなモノが挟まる。
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蓮が携帯電話片手に投げつけた爆弾は、しかし確かなうねりとなって那由多に届いていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
お互いバンドを背負うボーカルとして、感じていた宿命と熱が交換されていく様子は、対バンで”何か”が起こる期待感を高めてくれてグッド。やっぱ魂と魂が擦れあって散る火花を見るのが、最高に好きなんだよなぁ…
蓮の歌に殴りつけられた瞬間、那由多がツリ目を見開いて凄い無防備な表情してるのが、可愛くて好きなんですよね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
自分を守り強さを維持するためにどんだけ吠えていても、魂の奥底を抉る”声”には、嘘をつけない。那由多もまた、蓮と同じボーカルだから。
蓮の”本気”を受け止め、那由多も斜に構えたスタンスから、まっすぐに向き合っていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
瞳の奥に燃える野望、歌で”世界”を掴む夢。
棘まみれの暴君が、内側に秘めているピュアな熱量を、蓮との出会いが剥き出しにしていく。
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那由多の性格を考えると、自分が何を求めているか剥き出しで答えるのは、かなり珍しい気がする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
そうしてもいいと思える力強さが、蓮の歌にはあった。後はその兆しを、素直に掴み取り音楽に乗せられるか。
素直であることは、強いことでもある。
蓮の美質を、交流の中で那由多も掴んでいく。
帰らない主を待つ中、ソロを巡るおもしろ漫才で不安を逃している行幸と礼音が可愛かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
ツッパっって見せても彼ら、やっぱ那由多の歌に魅せられてバンドやってる連中で。だからこそ、軽口も出てくる。
でも涼のように、本気でソロやるつもりはない。
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つーか、行幸が那由多クン好き過ぎ人間過ぎて面白かった。おまえは賢汰と、どこで競り合いてぇんだ…
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
暴君の不安を推測しきれず、戸惑いを軽口で誤魔化してる行幸と、バンドの心臓に変化の兆しを直接届けた賢汰。
どっちが”理解って”るかと言われると…ねぇ?
面白ロン毛には、今後も強く生きて欲しい
一方アルゴナビスは、”勝負”の心意気でステージに臨む。初めての円陣アツいねぇ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
前回の前座がGYROAXIAファンにも刺さって、知名度上がってる描写は凄く良かった。
摩周さん相手に真摯にやったことで、開けた道。それはたしかに、明日に繋がっている。
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同じ船に乗っている以上、独りじゃない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
事故の影響で取りこぼしたスティックを、凛生に拾ってもらって不敵に微笑む万浬が、万浬らしくてよかった。
バッセンで一人打席に立っていた時は、欲しくても遠かった絆ってやつを、凛生も掴めるようになったんだなぁ…地味だけどグッと来るシーン。
ステージに炸裂する、鮮烈なる”青”。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
焦りと戸惑いを踏み越えた暴君は、”歌”に喚ばれるように仲間の元へと帰還する。アルゴナビスのように正直な言葉でなくても、強がり混じりの思いが熱い。
ここで更に一歩踏み込むために、那由多を煽る賢汰も良い。
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例えば航海ならもっとこー、スマートで優しい着地で思いを共有したのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
でもGYROAXIAは…その中心にいる那由多は、そういうバンドじゃない。強がりな王様の健気な野心を守るように、ザラッとした質感で繋がり、荒々しく進んでいく。
それぞれに、それぞれのスタイルがある。
賢汰は挑発という形を取ることで、那由多のプライドを守りつつ背中を推すことに成功した。あと肩に手を回して、礼音にジャブ入れるのにも。お前は礼音と、どこで競り合いたいんだ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
こういう舞台を整えてあげないと、成長への第一歩も踏み出せない。那由多クン、めんどくせー愛され系だな…。
まさかの暴君乱入に、瞳を輝かせる蓮。後方腕組み彼氏面で、背中を推すメガネ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
熱い挑戦状を万浬がまず受け取り、ドラムロール入れる音楽的反射神経の良さ。
今まさに、予測不能な”Live”が動き出す期待感が炸裂し、混じり合う赤と青。
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かつて自分を捨てた那由多と”共演”することで、結人は過去をもう一つ乗り越え、新しい地平へ進めるだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
同等に競り合えるボーカルと並び立つことで、那由多の世界も変わっていくだろう。
同じ船には乗れなくても、目指す星は一緒。僕たちはただ、熱い音楽に向けて進んでいく。
そういうグルーブを共有し、自然と感謝に頭が下がる。那由多くんは下げない。そういう子だよキミは…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
何かと素直に感情を出さない子だが、蓮をライバルと認め、音楽で挑戦して行く姿勢は隠せない。那由多もようやく、そういう場所に立つことが出来たのだ。
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自分を震えさせるほど凄い”才”が、確かに世界にはある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
でも負けねぇ。
頂点を目指し、ガムシャラに突き進んでいく。
そういう”MANIFESTO”を観客に、仲間に、強敵に、自分自身に突きつける真紅のステージ。
『摩周さんも、これが見たかったんじゃないかなぁ…』と、色々期待しちゃうね。
目指すべき未来は、運命のフェス。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
那由多が吠えた新たな航路が、蓮の瞳に星を宿す。
ライバルバンドの素顔を描き、更にその先へと加速していく物語は、どこへと向かっていくのか。
毛色の違う2バンド、W主人公を掘り下げたことで、作品の陰影が濃くなった。
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相容れない信念とスタイルを持ちつつ、お互い惹かれ合う。一度は背中を向けようとしたけど、運命と情熱がそれを許してくれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
蓮と那由多、二人を真ん中に据える2バンドのあり方が、熱く燃え上がるエピソードでした。
せっかく”二つ”あるんだから、両方魅力的に書いたほうが絶対面白いもんなぁ…。
違ってるからこそ、面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
万浬がアルゴナビスの中でやってることを、GYROAXIAという別のバンドが担当していくと、上手く刻む回でもあったかな。
彼らも彼らなりに、お互い思い合い惹かれ合いバンドになった。奏でる音楽は違えど、お互い熱い。
やっぱあらゆる瞬間に情熱がこもり、クールに見える連中もグラグラ煮えたぎってる熱血一本勝負が、このアニメの好きなところです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年6月1日
ライバルが『そういう奴ら』だと教えてくれた今回、とても良かったです。
ここからの新航路がどうなるか、非常に楽しみですね。